この作品、私の中学時代の愛読書の一冊である。
最初に見たのはNHKのドラマ「タイムトラベラー」。
これには続編もあり、私はどちらかというと「続タイムトラベラー」の方が好きだったが、原作者が違い、今は続編の方は読むことも見ることもできないのではないか。(たぶん絶版になったのでは。)
映画化やドラマ化も何度かされているが、1983年 大林宣彦監督、原田知世主演のと1997年 主演:中本奈奈、監督:角川春樹 の2本しか見ていない。
私は1997年版のが白黒だが好きだ。
今回夫が借りてきたのはリメイク版だと思いきや、なんとアニメ。
まさか『時をかける少女』がマンガやアニメになっているとは知らなかった。
2006年公開のアニメーション映画版はこの約20年後の世界が舞台であり、芳山和子の姪である紺野真琴が主人公…ということらしい。
いまどきの高校生はこうなのかしら…という感じで、なんかドタバタだなぁと思いながら娘が見ているのにつられてもつい最後まで見てしまった。
自分中心でのんきに生きているように見える真琴が、最後には回りの人間のことを考えるようになるのが青春映画らしくすがすがしかった。
子ども達が、この映画をきっかけに原作を読んでくれるといいなぁ…というのが親の欲目なのだが…。