優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

花びら

2006-03-30 09:45:08 | 日々の歌
咲いていた 花たちがみな 花びらを
         閉じて凍えてる 名残の雪に

東京では満開の桜の木もあるというのに、こちらでは昨夜から雪。
今日は離任式があって子供達も登校日。
よりによって寒い日に。

お日様を浴びて嬉しそうに咲いていたクロッカスやアザレアが、今日はしおれてかわいそう。
本当の春まではもう少しかな。
         

親の会交流誌

2006-03-29 15:51:34 | おもいつくまま
これまでにも何度か書いてきたとおり、我が家の次男は北海道の高校へ行っている。
そこは音威子府村という人口約1000人余りの北海道で一番小さい村にある村立高校だ。
北海道おといねっぷ美術工芸高校という。
http://www5.ocn.ne.jp/~otokoh/

各学年一クラス、在校生約90名という小さな学校で、生徒のほとんどが村外から来て寮生活をおくっている。

一月の中旬、親の会の役員の方から「親の会で文集を作るので原稿を書いて欲しい。」と連絡があった。
自分の書きたいことを書くのは、それほど苦にならないので、さっそく書いてファックス。
先日子どもの通信簿、事務連絡の手紙とともに「THANKS」という保護者交流誌が送られてきた。

15歳で子どもを手放した親たちのそれぞれの思いがそこには込められていた。
その中で共通した思いは「感謝」。「THANKS」の名のとおりである。

全部を皆さんにお見せしたいくらいだが、そうはいかないので、私が文集に寄せた文章だけ掲載させていただく。(自分のだからいいよね。)

  
 親として音威子府高校の学校生活に寄せる思い
               
「俺たち、めったにできない貴重な体験をしているよなぁって友達と話しているんだ。」
冬休みに帰ってきた息子の言葉である。
それはそうであろう。ほとんど二十四時間、親兄弟より、先生より、誰よりも長く一緒にいて、共に学び、遊び、時には喧嘩やいさかいもあることではあろうが、それでもそこから逃げずになんとか切り抜け、密度の濃い時間を過ごしているのだから。
家に帰れば、相変わらずゲームをしたり、漫画を読んだり、後は食べてごろごろ…といった、中学生の頃と変わらない生活ぶりだ。
しかし、今の自分の学校生活を“貴重な体験”と感じ取ることが出来るようになったこと、また、いかに鉋(かんな)の刃を研ぐのが難しいかを語る彼の眼の輝きからは、少しづつかもしれないが成長の後を感じることができた。

同級生同士、“これはまずい”と思う友達がいれば、お互い、先生や先輩の「指導」が入らないように注意しあっているともいう。
半分不登校だった彼が、だ。

今学んでいる科目や技術は、すぐそのまま仕事や就職には、あるいは結びつかないのかもしれない。
しかし、「自分さえよければ」という風潮が蔓延している世の中で、お互い励ましあえる仲間を持つことができただけでも彼らは幸せと言えるのではないかと思う。

進級、就職、あるいは進学と、これからまだまだいくつもの壁を乗り越えていかなければならない。
時にはうまくいかず、挫折を味あわなければならない時もあるだろう。
それでも負けない強い心と、自分の幸せだけではなく、人の心を思いやれる心を、音威子府高校での学校生活で掴み取ってくれることを切に願っている。

また、道内の、特に地元音威子府、旭川、札幌の保護者の皆様には、様々な面でお世話をおかけしていることと思う。
この場を借りて御礼申し上げたい。

ヒサトさんちで・・・

2006-03-27 09:41:29 | おもいつくまま
いつものようにヒサトさんのブログを開いたら・・・

見た人は絶対やってねバトン

なるものを拾ってしまいました。
まぁ、とりあえず今日のネタも無いのでやらせていただきます。笑

Q.1 今、どこに居る?

家の中。通称「ピアノの部屋」

Q.2 今、一番近くに誰が居る?

誰もいない。
二階に長女と次男がまだ寝ている。
三男はとんずらした。(勉強はどうなった!!)
四男は?何してんだろ?

Q.3 今、どんな服装?

トレーナーとジーパン、ベスト
いつもの格好

Q.4 今、何食べたい?

朝ごはん食べたばっかりなので特になし。

Q.5 今、何飲みたい?

今、ヒサトさんのブログ見ながら目覚ましのカフェオレ飲んだばっかり。
でも、私も弘前の、「TEA & CO」のエスプレッソいつか飲みに行きたいなぁ。

Q.6 今、真後ろには何がある?

座卓の上に、ケーブルテレビのチャンネルガイド、昨日の新聞、リモコン4つなど。夕べの残骸って感じ。

Q.7 今、まわりを見渡して、いちばん目についたものは?

グランドピアノ
この部屋の「ご主人様」です。笑
私のものじゃありません。
旦那の持ち物です。私は弾けません。

Q.8 今、誰に会いたい?

ヒサトさんやヒサトさんのところでお知り合いになった人たちにいつか会えたらいいな。
現実的なところでは、長男。
卒業式にいけなかったので。

Q.9 その人に今伝えたいことは?

おめでとう。
体に気をつけて頑張って。

Q.10 今一番歌いたい曲は?

うー、今コーラス休んでいるので、最近歌を歌ってない。
思いつかない。

Q.11 今の体調は?

まあ、まあ。
でも、先週までちょっと忙しかったので、眠い。

Q.12 今どんな気持ち?

さっきまでかなり眠くて「少し休むかな」と思っていたのだけれど、
この”バトン”とカフェオレが効いたのか、だいぶ眠気も取れて
「さぁて、頑張るかな」って感じになってきたところ
天気もいいし。

さあ、ここまで見てしまったあなた、気分転換にいかが?(笑)

強制じゃ ないけどなぜか 「絶対やってね」
        やりたくない人 見なかったことにして

居酒屋ヒサトにて~誕生日~

2006-03-26 21:44:54 | 日々の歌
家族皆 笑顔で元気な 声聞ける
       何より嬉しい 誕生祝

きなこちゃんへの祝の歌
チョコレート クリームのよに 派手じゃない
         体にも○(マル) やさしいきなこ

娘に己の姿を見て
そういえば 自分もそうとうな ものだった
         昔思い出し 娘の顔見る


卒業~息子へ

2006-03-23 09:40:35 | 日々の歌
「負けるな」と 師の熱き想い 胸に迫る
          弱気な自分に もうさようなら

今だけの 感傷はいらない 明日への
        飛翔のための 今日の旅立ち

「君がいて 良かった」と言われる 者になれ
        報恩の心 決して忘るな

明日からは 我らは同士 未来をば
        よろしく頼む 共に励まん


今日は晴れの卒業式。
四年間、よく頑張ったね。
おめでとう。

四年前、一月の七日、まだ学校が始まらないうちに一次試験があり、
後から聞けば18倍の倍率だったとか。
まさかの合格。
一月の終わりにはもう二次試験の発表もあって、これから試験という友達を尻目に、君はもう受験勉強から解放されてるんるん気分でした。

ただ気になることは、これから4月までの間に何か事件でも起こしはしないかということと、最後の着校時の身体検査でした。

裸眼視力が基準ぎりぎりの0.3しかないのに、好きなパソコンをやめようとしない君。
ビタミンB製剤が目にいいと聞けば買って飲ませ、眼科に通い、本当に祈るような気持ちで迎えた3月31日。君は広報官の方に付き添われて広島へと旅立っていきました。家族に見送られながら。

夜、「無事着校し、身体検査にも合格しました。」と知らせを受けた時、どれほどほっとしたことでしょう。
でも、試練はまだ終わりではありませんでした。

1週間後の4月の8日、翌日の入校式のために江田島へ行くと、もう葉桜でした。
面会した息子に聞けば、もうすでに入校前教育についてゆけずに2人がやめたとの事。
それからの1ヵ月は「辞めたい奴は早く辞めろ」と言わんばかりのそればきつい訓練だったようです。

ゴールデンウィーク、初めての休暇。
何とか1ヵ月を過ごした君。
つかの間の休息を終えて学校へ戻る時、それはそれはつらそうでした。
「戻りたくない。」
そういいながら、君は帰っていきました。

それから何度「もう辞めるかもしれない。」と電話がかかってきたことでしょう。
そのたびに、お父さんに「給料をもらって勉強させてもらうことの厳しさ」を言い聞かされ、「とにかく1年は我慢しろ」と。

その君が二年生になったとたん、人が変わったように「辞める」を口にしなくなりました。
そればかりではなく、辞めたいという同期生の説得役に回っていると言うのです。
腹が決まったものの強さを改めてみる思いがしました。
本当に長かった一年間でした。

それからの君は、特段心配させるようなこともなく、まぁ、成績はそれこそ地を這うようなものでしたが、「落第しない程度には勉強してるさ。」と涼しい顔。
何しろ、勉強がしたくなくて入った自衛隊。
普通に高校課程の勉強をさせられるとは思っていなかったのでしょう。
不満たらたらでした。

その君が、三年の後半、高校課程が終わって専門課程に入ったとたん勉強を始めたのです。「専門課程は面白い。」と。
そして最後の後期課程では成績優秀で表彰されたというのです。
なぁんだ、やれば出来るんじゃん。まったくもう。笑

4年の後半、部隊実習も、けっこう大変だったようですね。
実際の職場での実習。
いろんな年齢の人のいる中での初めての生活。仕事。
いい経験になったことでしょう。
自分の行きたい職場も見定められたようでした。

そして、卒業式。
昼食会の後は見送りで、そのまま任地へと向かうとか。
凛々しい晴れ姿を見に行けないのは残念だけど、私にはその姿が見えるような気がします。後はお父さんのお土産話を楽しみにすることといたしましょう。

これから職場に出て、人間関係とか様々悩むことがあるでしょう。
でも、大丈夫。きっと乗り越えられるから。
そしてひとつづつ乗り越えていった時、またさらに成長できるはず。
私も頑張るから、一緒に頑張ろうね。
応援しているから、決して諦めないでね。

それから、「感謝」の心を忘れずに。
ここまで来るまでに、たくさんの人に支えられ、何より「税金」で生活し、教育までしてもらったのですから。
報恩感謝の人生を歩んでくれることを願っています。