優緋のブログ

HN変えましたので、ブログ名も変えました。

なでしこ

2007-05-30 23:32:48 | 日々の歌
こんもりと 大きくなった なでしこの
        赤い花、花 露とどめ咲く

一通の メールで元気 取り戻す
       しなびれた花 水得たごとく

人間の 心はなんと 不可思議か
      瞬間瞬間 変じていく様

このところ・・・

2007-05-29 10:44:48 | おもいつくまま
今、本当は忙しい。
7月の参議院選挙を控え、6月にはコーラスのコンサートが2回、そしてPTA広報誌。(今年は委員長ではないのでかなり気分的には楽なのだが)

特にコーラスは年間で一番大きなイベントであるコンサートが今週の土曜日ということで、練習も煮詰まってきた。今週は日曜日から練習が3回にリハーサルもある。

ところが…、ちょっとこのところうつ病がぶり返しているのか、やばいです。
どうにもやる気が起きません。特に午前中。
例の「何もしたくない」という状態。そして朝の8:30前後ものすごく眠くなる。


三男が定時制高校に入り、部活動に目覚めてしまって、(中学生のときは何もしなかったくせに!)帰りが11時ごろと遅い為、自然寝るのが12時前後になってしまう。
それだけなら以前からよくあることなのでそれほど影響はないと思うのだが、毎日その時間に迎えに行かなければならないというのが以外と疲れる原因になっているように思う。

そしてとどめが土曜日の運動会!
前日の大雨で、下が相当ぬかるんでいるので、てっきり中止かと思いきや、からっと晴れ上がり翌日の予報があまりよくなかったせいか決行。
ところが前日、出張からもどった夫も帰りが遅く、「明日はどうせ中止だわね」と油断していたので寝たのも遅かった。それで朝、花火が上がったことに全然気付かなかった。

7時の花火にようやく気がついて、慌てて子ども達を起こす。「早くごはん食べて!弁当は後で持っていくから。」
子どもを送り出し、旦那に先に行ってもらう。「写真、広報誌で使うかもしれないから、適当に撮っておいて。」

たいしたおかずはないが、とにかくおにぎりを握って弁当を作り私も出発。三男と四男はやる気なしで「後で弁当だけ食べに行くわ…」
なんとか長女の出番には間に合って、やれやれ。
旦那を探すと、地区の人が集まっている日なたにはいなくて、ちょっと離れた木陰に陣取っていた。
競技に出る元気はないから、ここの方がいいかもね。
(学区民運動会なので、見るだけじゃなく、大人の出る競技も結構ある。)

午前中の競技が終わって、弁当。
四男は来たが三男はメールで呼んでも来ない。(まったく!)
お昼が終わると、旦那はもう飽きてしまい四男と先に帰ってしまう。

「お母さんも疲れたからもう帰りたいんですけど…」
「お母さんはだめ。騎馬戦見ていって。」
「えー、じゃぁ騎馬戦終わったら帰るよ。いい?」
と長女をなだめすかして途中で帰る。

帰り際、知人に会って挨拶すると、「ちょっとお疲れみたいだけど、大丈夫?」
「昨夜遅かったもので…」(やっぱり顔に出てるか?)

暑い陽の当たる坂道をよろよろと帰っていくと、頭がずきずきと痛んできた。
もうだめ。ばたり。夕方まで爆睡してしまいました。

しかし、これがかえっていけなかったのか、疲れが抜けていないのか、昨日おとといと何もする気が起こらない。
昼間はうだうだ、夜は眠れない。このまま最悪パターンに突入か?まずい…。


今日、なんとかこうしてパソコンに向かうだけの元気が出てきた。よかった。
まわりに振り回されずに、自分のペースを守らなければと思うのだがなかなかうまくいかない。

気温の変化、環境の変化も大きいこの時期、皆さんも体調を崩されませんように。

「やっかいな隣人韓国の正体」なぜ『反日』なのに、日本に憧れるか

2007-05-24 10:25:21 | 読書
平成18年9月20日 初版第一刷発行 祥伝社


この本、読み終えてかなり暗澹たる気分になった。
韓流ブームに象徴されるように、私達日本人はお隣の国韓国となんとか仲良くなりたいと考えている人が多いのではないかと思う。
ところが、どうやらそれはこちらの片思いらしい。


前書きに代えてに、井沢さんが書いている。
「今、韓国は建国以来の極めて深刻な危機にある。しかし、『韓流』ブームに浮かれる日本人も、当の韓国人ですら、そのことを自覚していない。…だが現実は『金正日』ブームともいうべき現象が起こり、中には『今南北統一をやったら金正日大統領だ』という人すらいる。」

これを読んで、えっ!と私は驚いた。
金大中元大統領の“太陽政策”や“美女応援団”の影響などで、以前のような「北」を「民族の敵」のように見ることはずいぶん少なくなってきているとは感じていたが、まさかここまで反米反日・親中露北朝鮮になっているとは思わなかった。

多くの離散家族を作り、同胞を殺し、韓国人を拉致してきた金日成・正日親子を憎むどころか、尊敬し憧れる気分が広がっているというのはいったいどうしたことか。その理由が呉さんの解説を読むとなるほどと分かってくる。

韓国人の本音を解き明かし、韓国批判を堂々とする呉さんに対して、韓国国内ではものすごい非難の嵐が吹き荒れているらしい。
自分の痛いところ、弱いところをつかれるのは誰しも嫌なことではある。
しかし、それが本当のことで、自分のためになることであるならば、たとえ痛くとも耳を貸すべきであると思うのに、かえって相手を非難し、その口を封じようとするとは悲しい気持ちになる。


時々こういう発言が物議をかもすことがある。
「かつて、韓半島に対して、日本は悪いことをしたが、“良いこともした”。」もしくは、「日本の為にしたこと(朝鮮半島の近代化)だが、結果的に朝鮮にとっても良いことだった。」
私もこの意見には賛成なのだが(井沢さんも同じ意見)、こういう“バランス感覚”“罪の意識”がかえって良くないのだと呉さんは言う。
だから、韓国はいつまでたっても「賠償が済んでいない。」「謝罪が不十分」「正しい歴史認識の確立」を言い立てるのだという。

“日韓併合”は世界史的に見て止むを得ないことであったし、日本は逆にはっきりと、「賠償は済んでいる。」「朝鮮半島のために良いことをした。」というべきだと呉さんは言う。そうしないと何も開けていかないし、このままでは「北」寄りの悪い方向に行くばかりだと警鐘を鳴らしている。

日本人はよほど腹をくくり、しっかり歴史を学び直して東アジアの国々に対していかなければならないらしい。

挑戦

2007-05-14 00:59:08 | 日々の歌
あきらめぬ 挑戦の気概 それこそが
        青春の証 負けず頑張れ

苦手でも 気が乗らなくても 後押しを
        された時こそ 好機と思え

都にて 君奮闘の 知らせあり
      母も負けずに 今より励まん

『日韓、愛の幻想』

2007-05-10 22:03:11 | 読書
読まなければいけない、積み上げている本を尻目に、久しぶりに図書館に行って本を借りてきた。
読書意欲が衰えているので、読みたいと思う本を読んで元気を出そうというわけで…(一日で読んでしまった。爆)


呉善花著 文藝春秋社 2006年2月25日発行

著者は最初のBS2での放送時に断続的に『冬のソナタ』を見たけれども、格別興味を惹かれずに途中で見るのを止めてしまったという。
その後、BS2での再放送、地上波での再々放送と続くにつれて「冬ソナ」ファンヨン様ファンがまわりに増えていき、見ないでは話ができない状況になってやむなく全編を視聴。
しかし、「私好みの作品ではなかったし、作品としても優れたものとも思えなかったが、人気の理由にいくつかの『なるほど』と感じさせられたこともあ」ったようだ。

そこで、なぜ日本女性(特に高学歴、高教養と思われる中高年の)がヨンジュンssiに代表される韓国男性に惹かれるのかを解き明かしたのが本書といえるかもしれない。

本を読むと、確かに私達が見ている韓国ドラマ、ヨンジュンssiに対する想いは『愛の幻想』なのかもしれないと思った。
でも、それはそれでいい。
確かに現実とはかけ離れているかもしれないが、呉さんの本を読むようになったのも韓国に興味を持つようになったのも『冬ソナ』があったればこそだし、今でも『冬のソナタ』が好きなことには変わりはない。


おもしろいと思ったのは、日本人と韓国人の人生観、恋愛観の違いを「流れのままに」と「流れを泳ぎ渡る」と表現しているところ。
日本人は自然の流れを容認しようとする傾向が強いのに対して、韓国人にとっては運命は人の力で変えられるものであり、特に韓国の男達は「なせば成る」という格言をことのほか大切にしている。
「だから、好きな相手に対しては粘り強く口説く。」というのは当たり前のことであり、サンヒョクの行動もなるほどと思った。

韓国に「君を恋する」という言い方はあるけれども「君に恋する」という言い方はないという。
「君を恋する」というのは異性を能動的に求める言い方であるのに対し、「君に恋する」というのは、自分ではどうすることもできずに異性に惹かれる心の働きだからだ。


とすると、『冬のソナタ』のユジンとジュンサンの恋のあり方は優れて日本的なのではないかと思った。
ユジンはジュンサンに猛烈にアタックされたから恋したわけではない。
また、ジュンサンもミニョンもユジンの思いに関係なく自分の気持ちを押し付けたりはしない。