「読書」カテゴリーの出だしは毎回同じ。
読書が大好きで、という訳でもないのですが、
はい、正直に申せばむしろテレビの方が好きです
1ヶ月に1~2冊?、もう少し多いですかね?、ぼちぼち読んでいます。
シニアに足を突っ込んでからは、もっぱら図書館でお借りするか、
ジム仲間から回ってきた本を、好む好まざるにかかわらず有難く読んでいます。
1冊目は、ジム仲間からお借りした橋田壽賀子著「安楽死で死なせて下さい」
前回お借りした本が「在宅ひとり死のススメ」でしたので、
終活へ向かって準備万端ですね、なんて笑ってお話しながらお借りしました。
「安楽死で死なせて下さい」とは、タイトルからして暗い感じがして気乗りしなかったのですが、
橋田壽賀子さんが書かれたので、読んでみようと思いました。
橋田壽賀子著「安楽死で死なせて下さい」
さすが橋田壽賀子さん、ご自身の半生から始まっていく語りに、
すっと引き込まれました。
戦時中が青春時代であった橋田先生にとっては、死とは当たり前のことだったそうです。
『壇ノ浦でみんな一緒に海へ飛び込んだ平家の女性のたちのように』
そう思っていたとあり、心のうちがはっきりと伝わってきました。
たんたんと綴られてはいますが、覚悟を持って生きている日常が悲しい。
戦後、伯母さまの疎開先へ食料を求めて行かれる時は、
『国破れて山河あり』
その句を持ってこられると、ぐっときました。
いつ死ぬかもしれない日々から生き残ったら、それはもう後は、
『儲けた命、儲けた人生』
だから、死ぬのは怖くないけれど、迷惑をかけながら生きながらえるのが辛い、
その場合は安楽死を選択できるように、そう続いていきます。
スイスには安楽死を叶えてくれる団体「ディグニタス」があるそうです。
ん? んんん?
どこかで聞いたような…
あ、先日、なんとなく見た映画の中に出てきました。
Amazonprime 「世界一キライなあなたに」
ゲーム・オブ・スローンズのエミリア・クラーク主演に誘われて自宅観賞。
相手役男性の自殺幇助をする機関が、ディグニタスでした。
橋田先生の本を読むまでは、すっかりフィクションだと思っていました。
ほんとにあるのですね。
ちなみに、映画はとても良かったのでおススメです。
安楽死問題につきましては、よく知りもしない者がここで意見を述べることはできませんが、
この本をお借りしていろいろと知ることができて良かった、面白かったと思います。
2冊目は、図書館で借りた英語の本。
大西泰人&ポール・マクベイ著「一億人の英文法」
大西先生が好きなので借りてみましたが、
しっかり勉強する気の無い者には見るだけ、それでおしまい。
大西先生が『細かな話は後回し、あとまーし』などと書かれていたりして、
そんな先生の大らかなノリが好きです。
3冊目は、こちらも図書館で借りました。
吉川英治著「三国志 四臣道の巻」
今回こそは読破しようと試みて、なんとか四巻まで読み進めています。
表紙絵は曹操。
あ~、ついに呂布が討たれてしまいました。
いや、それどころじゃない三国志の中でも名場面が目白押しです。
劉備~、関羽~、どうなるのか
って、知っていますが
緊急事態宣言が発令中ですので、読書時間が増えそうです。
それではまた~