久し振りに観光気分で、一人でお出かけしてきました。
神社仏閣やお城、レトロな洋館や邸宅など史跡を見るのが好きです。
知らない所を見て廻っていると、
あー、なんて楽しいのかしら、生きてることに感謝、などと大げさに思ったりします。
今回は、草津宿本陣へ行ってきました。
JR草津駅前
草津宿らしく江戸時代風の門と道標でお出迎えです。
JR草津は、我が家の最寄駅からJR1本で行けるのでそんなに遠いわけではありません。
たまに「うばがもち」が食べたくなり、草津駅前には行くことがあります。
創業四百有余年のうばがもち
歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。
でも、まだ草津宿本陣へは行ったことがありませんでした。
食い気が勝ってるってことでしょうか? お恥ずかしい。
追分道標
旅人が迷わないように、「左が中山道、右へ行くと東海道」
旧東海道
江戸時代、ここを旅人は行き交ったのですね。
草津宿本陣 表門
こちらから入って見学します。
上段の間へと続く広い廊下
従者が多い場合は、こちらも襖で仕切ってお部屋になるそうです。
上段の間
大名や高貴な方の休泊に使われた、最も格式の高い部屋。
台子の間
上段の間においでの方にお出しするお茶のための間。
隣に作られていて、便利になっているのだなあと感心しました。
上段雪隠への廊下
そして、従者が控えている場所でもあります。
小便器
はい、もちろんお殿様専用です。
上段雪隠
はい、お殿様、お姫様専用のおトイレ。
こちらにも床の間がついております。何が飾ってあったのでしょうね。
向上段の間
簡単に言えば、上段の間の次にいいお部屋。
あちらがスィートで、こちらがジュニアスイートって感じですかね。
専用のトイレがあれば特別のお風呂もなくてはいけません。
お風呂への渡り廊下
中庭に面しています。
お風呂
ここで沸かすのではなく、外で沸かしたお湯を運んでくるようです。
湯沸屋形
こちらでお湯を沸かします。
奥には土蔵が並んでいます。
配膳室
台所と本陣当主家族の住居
土蔵の中には醤油蔵、味噌蔵がありました。
蔵がたくさんあるのだなと思っていたのですが、
そうですね、食品などの貯蔵庫も要りますものね。
厩
大名など休泊者が連れてきた馬をつないでおく所。
飼葉桶もありました。
想像していたよりも大きくて立派だったので驚きました。
お茶を点てて、おトイレ行って、お風呂入って…それからご飯でしょ?
お得意の妄想モード突入
休泊者には吉良上野介、浅野内匠頭、時代は下って篤姫、和宮、
新選組では土方歳三や斎藤一、そして明治天皇行幸と歴史上の名だたる方々が連ねます。
あれこれと浮かんでくる古の状況に思いを馳せるのは、とても楽しいです。
一人夢見心地で何度も行ったり来たりしていました。
では2~3分歩いて次へ行きましょう。
草津宿街道交流館
2階の展示室へ
写真
草津宿のまちなみ模型や旅籠再現コーナーなどがありました。
あら?ランチやティータイムはなかったの?
いえいえ、それは次回へ続く
それではまた~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます