先日、広島へ帰省していた時に、
用事も済んだので帰りましょう、と福屋百貨店の前を通っていたら、
あら、見たかった映画「ベルファスト」を上映中というポスターが
早く出かけてきたので、用事を終えてもまだお昼の12時半でした。
ラッキーなことに、13時5分上映開始に十分間に合います。
奈良にお住まいの先輩のオススメ映画ですから、ちょうど見たいと思っていたところです。
しかも、映画館は座席が広々として豪華な八丁座なので、嬉しいのなんのって。
八丁座
座席
ふかふかで豪華なソファー席。
言うならば、新幹線ならグリーン席、飛行機ならビジネスクラス。
でも、お値段一緒
座席前には飲食用のテーブルもあります。
至れり尽くせり。
さらに、
上映前の注意は、もちろんオーナーさん(たぶん…)自らマイクを持って話されます。
これが、またいい
ベルファスト
画像お借りしました
本年度のアカデミー賞脚本賞受賞
「ドライブマイカー」ばかりに注目が集まっていましたが、こちらも忘れてはいけません。
1969年の北アイルランドのベルファスト、
主人公の少年は、決して裕福ではないけれど、温かい家庭や地域の人たちに恵まれて幸せに暮らしていました。
それが、突然、プロテスタントとカトリックの対立が暴動となって襲ってきます。
ほんとうに、ある日突然というように描写されています。
今のウクライナを彷彿とさせるようでした。
そして、ついに主人公一家は新しい地を求めて移住を決断するのでした。
いつも通りのざっくり過ぎるあらすじ
主人公の少年の何の疑いもなく楽しい日常を送っている時、
それから一変して、驚いた表情、恐怖の顔、不安や悲しみの表現が素晴らしかったです。
おじいさんの何気ない言葉も胸に沁みました。
「お前の言っていることが理解できないと言うなら、それは彼らがお前の言うことを聞いていないだけ。」
おばあちゃんが、移住する孫家族に向かって言う言葉、
「行きなさい、振り返るんじゃないよ。」
サーロー節子さんの言葉を思い出しました。
原爆にあい、がれきの中で埋もれていた時に聞こえてきた言葉だそうです。
おばあさん役は、ジュディ・デンチ。
ご存知、007シリーズのM役として長年出演されていました。
初め、あのMだとわからないほど、イメージが全く違いました。さすがです。
ずいぶん前になりますが、北アイルランド紛争についてよく理解できなくて、
本を読んでみたり、映画を見てみたりしたことを思い出します。
だから、本作品も見たいと思ったのですが、期待以上の作品でした。
さてさて、テーブル付きですので、もちろん劇場内に飲食を持っていきました。
劇場にある売店は、オリジナルな美味しいものがいっぱい。
レモンケーキ
しっとりしててレモン味もしっかり、美味しいのです
それではまた~
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます