定例会などと仰々しく呼んでいる、数十年来の友人たちとの月一回のお出かけ日。
今月は、バブル期の贅を尽くしたゴージャスさをとどめるホテルとして有名な
ホテル川久でお泊りしてきました、の続きです。
ホテル川久のゴージャスさ、お部屋の広さに圧倒されてばかりでしたが、
ミュージアムツアーが開催されるのでさらに詳しく教えていただこうと参加しました。
ホテル川久 エントランスホール
ミュージアムツアーは、まず旅館だった頃の川久の歴史から始まりました。
経営者が変わり、旅館からホテルへ、さらに豪華絢爛な今の川久へと変わっていきます。
そして、バブルが弾けついには経営破綻、その後北海道の会社が買い取り再建。
ホテル、ミュージアムとして生まれ変わったのでした。 いつものようにざっくり説明
前記事でも書いたように、40年前バブル期の当時、総工費400億円。
柱は1本1億円、天井の金箔はギネス世界記録。
ローマンモザイクの床、らせん階段、真鍮の枠などなど宝の宝庫です。
エントランスホールには清朝の美術品がたくさん並んでいました。
スタインウェイのピアノ
象嵌細工はイタリアに輸送して行われたそうです。
瑠璃瓦「老中黄」
紫禁城で使用されている瓦で、本来は皇帝以外は使うことができません。
それを、なんと紫禁城以外で初めて許されだのだそうです。
瓦を2年で焼くために、工場を建設し道路も作ったそうです。
話の規模が違い過ぎて聞き直してしまいました。
1枚10万円、47万枚の瑠璃瓦は、陽の光にあたり黄金に輝いていました。
著名な画家の作品がずらりと並んだ回廊
ダリ、シャガール、横山大観…誰でも知っている大家の絵画を見ることができます。
なにげない壁も窓枠も一級の美術品。
横山大観の作品
とても個性的な宴会場も公開されています。
大きなホール
イタリアの画家ジョルジョ・チェルベルティの天井画「愛と自由と平和」
天井には普通はある照明器具がありません。
これを選んだオーナーさんも大した度胸だと感服しました。
セレブリティが集まり、どんなパーティが繰り広げられたのでしょうか?
夢のような世界ですね。
和室の宴会場
中尾淳「六曲一双」の大きな絵画と旅館時代からのシャンデリアに魅せられます。
小さなホール
ヘンリー・ムーア「母と子」
エントランスホールに歴代のホテル川久のスタッフユニフォームが飾ってありました。
奇抜でぱっと目を惹きます。
ええ~
驚きですが、ラグジュアリーなホテルは日常から離れ別世界へ入るもの、
だからこの装いでお出迎えしてもらったら、面白いかもしれません。
非日常感、たっぷりです。
美術館や博物館が好きなので、とても楽しめました。
これだけの美術品や建築ですので、再訪したくなります。
まだ早い時間ですが、そろそろ夕食へ向かうとしましょう。
次回へ続く
それではまた~