この 11月で 77歳、結婚50年の金婚となる日を前に、子供たちによって
『喜寿』の祝いをしてもらいました。
天王寺の駅前の焼肉店『萬野』で午後の7時に家族が集まって楽しい宴が始まりました。
家人と天王寺に着いたのは午後の6時過ぎでした。 店の場所を確認してから裏通りを
歩いて見る事にしました。
思えば、今から60年前の高校3年生の冬休みに、天王寺区堀越町にあった菓子問屋へ
年末までの2週間ほどアルバイトへ行きました。
店頭での販売の手伝い。トラックの横に乗って市内の菓子店に配達の手伝い。倉庫から
荷物の運び出し 等々 1日中動き回って菓子店の手伝いをしていました。
中でも楽しかったのは、飛田の古い映画館に配達するとき 運転手のお兄さんが映画を一本
見て帰るのです。 ですから、飛田の映画館は楽しい息抜きでした。
そんな話をしながら家人と菓子問屋のあった路地に入ると、何と なんと 菓子問屋の
面影は全くないのです。立ち飲み店・小さい寿司店・焼肉店等々 小さな店が埋め尽くされて
いました。
時の経過とは、悲しいような思いが募ります。
さて、子供たちに祝ってもらった焼肉店は、コース料理となっていて 柔らかくて美味しい
肉が次々と出て来ました。 途中 ビビンバをコース以外に注文したのが最後まで響きました。
腹 パンパンでもう入りません。
2時間半ほどのコース料理を味わった焼肉店を後にして、天王寺駅で次男・三男とは別れて
東京から仕事で帰っていた長男と家人とで家路に着きました。