師走に入ってから、毎年 恒例となっている漬物を漬け終わりました。
家人の作ってくれた冬野菜の 『大根』 『白菜』 『聖護院カブラ』を
順次 漬け物の材料として漬け込みました。
残念な事に、千枚漬けにするカブラの成長が遅いので、和泉の直売店
『葉菜の森』の品物を買って代用致しました。
白菜漬け たくあん漬け 千枚漬け
白菜漬けは、四等分して良く洗ってから、柿の皮(渋柿の皮を干していたもの)・昆布
・唐辛子 それに塩を加えて順序よく並べて重石を載せて、水が出て来るのを
待ちます。
沢庵漬けは、10日ほど干して 乾燥して柔らか味が出て来たら葉っぱごと
樽に並べて塩漬けします。これにもミカンの皮や、柿の皮それに ザラメに糠を
混ぜて、漬かるのを待ちます。
千枚漬けは、一番手が掛かる漬物です。
カブの皮を切るのですが、皮には筋がありそれを残すと舌触りが悪くなります。
そこで、皮は厚く 筋が残らない様に形良く剥くのがコツとなります。
その後、千枚漬け用カンナで2~3㎜の厚さで削ります。
4日ほど塩漬けして水分を抜き、酢・みりん・砂糖を炊き込み、冷えた時点で
昆布と唐辛子を敷きつめた上に流し込んで、一週間ほど漬け込んで出来上がりです。
これにて、年末の恒例行事の終了です。 漬け込みが終わって正月が迎えられます。