理想国家日本の条件 さんより転載です。
http://blog.livedoor.jp/rakukan/archives/5385942.html より 2018年07月01日11:45
米国防長官との会談も中止、心配される文大統領の健康状態(朝鮮日報)
文大統領に重病説 米国防長官との会談まで中止、W杯独撃破もコメントなし…(ZAKZAK)
文大統領は24日にロシアから帰国して以降、4日以上も公式のスケジュールをこなしていない。26日に釜山で行われた6・25戦争(朝鮮戦争)関連の行事も、天候悪化を理由に参加を取りやめた。その前日の25日にも、予定されていた首席・補佐官会議が開催されなかった。青瓦台はこれについて「参謀陣を含め、休息したほうが良いとの理由で会議を開催しなかった」と説明した。さらに文大統領がこの日から2日間の休暇を取ったため、文大統領は今週のスケジュールを一切こなさないという形になった。
このため、政界では「経済や北朝鮮問題など国内外で至急の懸案が山積している中、1週間も公式スケジュールをこなしていないということは、文大統領の健康状態が思ったより深刻なのではないか」との憶測が流れている。とりわけ、習近平中国国家主席との会談前に韓国を訪れたマティス米国防長官との会談までキャンセルしたことをめぐり、異例だとの反応が出ている。
(引用ここまで)
ふむ。ドイツ戦の勝利にもコメントなし。
そしてマティス国防長官との会談もキャンセル。かなり木曜日から日曜日までのスケジュールをすべてキャンセルしている、とのこと。
かなり気になりますね。
あのポピュリストがドイツ戦勝利という絶好の機会にコメントを出すことすらしなかった……か。
そして今回、マティス国防長官とは戦時統制権返還についても語られる予定だったのです。
戦時統制権返還はノ・ムヒョン政権からの言ってみれば念願です。
自主国防につながり、北との統一に障害となる在韓米軍撤収のための第一歩となるものです。
ノ・ムヒョン後は、イ・ミョンバク、パク・クネと保守政権が続いてしまったために棚上げになりました。
そのため「積弊勢力による妨害」くらいに言われている部分でもあるのですよ。
ムン・ジェインの選挙公約のひとつでもあります。
そのとっかかりとなるマティス長官との会談はいわば「聖公約成就への栄光の第一歩」となるはずの晴れの舞台。
ここにすら出席しなかったというのはだいぶ気になるところ。
ムン・ジェインは日韓関係にとって、そして韓国経済にとって大事な人物です。
健康問題で政権が変わるというようなことがないように祈っていますよ。
さて、戦時統制権返還については米韓国防長官会談で語られています。あと続々と中止されている米韓合同軍事演習についても話し合われた模様。
韓米国防長官会談…戦作権早期転換を議論(中央日報)
韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は28日、ソウル国防部庁舎で米国のジェームズ・マティス国防長官と会談し、「遅くとも2022年までに戦時作戦統制権(戦作権)を転換する方法について議論しよう」と提案したと複数の韓国政府消息筋が伝えた。2022年は文在寅(ムン・ジェイン)大統領の任期が終わる年だ。これに対し、マティス長官は「10月に米国ワシントンで開かれる第50回米韓定例安保協議会(SCM)で協議しよう」と答えた。現在、戦時の韓国軍の作戦権は韓米連合司令部が持っている。有事の際には韓国軍の指揮権限が米軍隊長(韓米連合司令官)に渡される構造だ。
韓国政府は当初、文大統領の任期内の戦作権還収を推進したが、昨年7月に「早期に達成する」に修正した。当時北朝鮮の核ミサイル挑発が続き、戦作権還収目標時点設定において融通を利かせたのだ。だが、今春以後、北朝鮮が対南挑発の中止を約束し、韓半島(朝鮮半島)の軍事的緊張が大きく緩和されていると判断し、戦作権還収時点を「任期内」に再び具体化したと解釈される。 (中略)
韓米の国防長官は共同メディア報道文で「戦作権転換の準備に相当な進展があることに注目する」として「今後韓半島の安保状況の変化を十分に考慮しながら戦作権転換に必要な条件を早期に満すように協力していく」と明らかにした。
韓米の国防長官は韓米合同軍事演習猶予の原則を定めた。(中略)韓国国防部の関係者は「米国の外交的努力と韓国の対北朝鮮政策に役立つ時にのみ合同演習を猶予することにした」と説明した。合同演習を止めて発生する戦力の空白は、韓国軍の単独訓練で埋めるというのが韓国国防部の方針だ。 (中略)
マティス長官は宋長官との会談に先立ち、「米国は現在の在韓米軍の規模とその水準を維持していく」と強調した。米ドナルド・トランプ大統領の在韓米軍撤収意向に関する発言を収拾しようとするメッセージだ。
(引用ここまで)
米韓共に戦時統制権返還についてはかなり前向き。
在韓米軍撤収に関しては「規模と水準を維持する」というコメントこそあったものの、統制権も考慮にいれるとアメリカは「韓国の防衛」そのものについてかなり及び腰になっているのは間違いないですかね。
そして韓国政府もそれに乗じている感じ。
ムン・ジェイン政権終盤には大きな動きがあってもおかしくないかな、といったところですかね。