理想国家日本の条件 さんより転載です。
記事抜粋
災害史の専門家が警告…日本全国で「火山が同時噴火」の大惨事
7/12(日) 6:32https://news.yahoo.co.jp/articles/67ec66e7e3ab71827a285230ffaf75ebf4f3fc39
災害史の専門家が警告…日本全国で「火山が同時噴火」の大惨事
2019年11月20日、熊本県・阿蘇山の火口の様子
「口永良部島(くちのえらぶじま、鹿児島県)、薩摩硫黄島(鹿児島県)、諏訪之瀬島(鹿児島県)、桜島(鹿児島県)、阿蘇山南岳(熊本県)、霧島山新燃岳(しんもえだけ、宮崎県&鹿児島県)、浅間山(長野県&群馬県)、加賀白山(石川県)、草津白根山(群馬県)、西之島(東京都)と、次々に火山活動が盛んになっている。日本周辺のプレートの歪みが限界に達しています」
旧知の本誌記者に、火山噴火を警告するメールが届いたのは7月1日午前のこと。発信者は、災害リスクマネジメントを専門とする立命館大学の高橋学教授(66)だ。翌7月2日8時36分、危険リストにあった諏訪之瀬島が噴火し、その噴煙は火口から1000mまで上がった。
それだけではない。小笠原諸島に位置する西之島では、7月4日に気象衛星が観測したなかでは最も高い、8300メートルの高さの噴煙が確認された。さらに、高橋教授が警告したほかの火山の多くも、活発な活動を示している。高橋教授は、こう警鐘を鳴らす。
「この先も、日本列島各地で、火山の同時噴火が起こる可能性があります。
日本列島は、基本的に北米プレートとユーラシアプレートという、2つのプレートの上に位置しています。そしてこの両プレートは、東から潜り込む太平洋プレートと、南から潜り込むフィリピン海プレートによって圧力を受けている状態です」
2011年の東日本大震災は、北米プレートが太平洋プレートの圧力に耐えられなくなり、反発した結果だという。
「巨大地震によってプレート同士の摩擦が減ると、片方のプレートがもう片方の地中深くに潜り込む速度が増し、地下深くでマグマを形成します。しかも、『巨大地震が発生したあと、必ず噴火が起きる』というデータもあるんです。
現在、東日本大震災の影響で、太平洋プレートが北米プレートの下深くに潜り込み、マグマを形成していると考えるのが妥当です。これが、浅間山や草津白根山などが噴火する原因です」(高橋教授、以下同)
では、九州を中心に、西日本で火山が噴火するのは?
「『スーパー南海地震』が、間近に迫っているのが原因です。ユーラシアプレートがフィリピン海プレートによって押されており、溜まったマグマが噴出する可能性があります。
そして噴火のあとには、フィリピン海プレートの圧力にユーラシアプレートが反発し、南海沖でM8.5以上の巨大地震『スーパー南海地震』が起きるでしょう」
高橋教授は、さらに最悪のシナリオを想定している。
「この巨大地震のあと、富士山が噴火するかもしれません。富士山には現在、爆発を起こすほどのマグマは溜まっていません。しかし、『スーパー南海地震』によって、フィリピン海プレートの一部がユーラシアプレートの下深くに潜り込み、大量のマグマを形成し、富士山から噴出する可能性があるのです」
来たる同時噴火に際し、生き残る術はあるのか。
「噴火が広い範囲に被害を与える原因は、噴石と降灰です。日本は基本的に、西から東に風が流れているので、火山の西側に逃げるのがよいでしょう」
備えあれば憂いなし。あらゆるシナリオを想定しておきたいものだ。
写真・朝日新聞(週刊FLASH 2020年7月21日号)
🔴桜島 先月4日の噴火 噴煙の高さは9000メートル以上か
2020年7月15日 16時12分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200715/k10012517041000.html?utm_int=news-new_contents_latest_001
桜島で大きな噴石が火口から3キロを超えて飛んだ先月4日の噴火で、噴煙の高さは火口から8000メートルから9000メートル以上に達したとみられることが、気象庁気象研究所の解析でわかりました。
先月4日未明、桜島で爆発的な噴火が起き、大きな噴石が火口から3キロを超えて居住地域の近くに落下しました。
この時は雨で視界が悪く、正確な噴煙の高さはわかっていませんでしたが、気象庁気象研究所が九州や四国などに設置されている、5つの気象レーダーのデータを用いて解析した結果、推定で、火口から7850メートルから9570メートルの高さに達したとみられることがわかりました。
過去には平成24年7月の噴火の際に、京都大学による分析で、噴煙が火口からおよそ8000メートルに達したとされていて、今回は、これに匹敵する高さだったとみられています。
気象研究所は「噴煙の高さだけが噴火の規模を示すわけではないが、指標の一つとして、レーダーによる監視を現場に導入できるよう研究を進めたい」と話しています。
◆阿蘇山で火山性微動の振幅が拡大、噴火警戒レベル2(火口周辺規制)が継続
2020/07/15 15:06 ウェザーニュース
https://weathernews.jp/s/topics/202007/150095/
今日15日(水)13:40に、福岡管区気象台は「火山の状況に関する解説情報 第59号」を発表しました。
今日15日(水)11時頃から中岳西山腹観測点南北動の1分間平均振幅がやや大きくなり、1.5マイクロメートル毎秒を超えた状態で推移しています。
これまでに比較して振幅が大きく、火山活動が活発になっている状態です。
🔴噴火警戒レベルは「2」
中岳第一火口では、5月22日に発生した噴火が6月中旬まで断続的に継続しました。
今日は雨雲に覆われていて中岳第一火口の状況は確認できていません。
今回の火山活動の活発化が大きな噴火につながる可能性があるので、注意が必要です。
現在、阿蘇山の噴火警戒レベルは「2」です。中岳第一火口から概ね1㎞の範囲では、噴火に伴って大きな噴石が弾道を描いて飛散し、火砕流が発生する恐れがあります。風下のエリアでは火山灰に加えて火山礫と呼ばれる小さな噴石が遠方まで風に流されて降ることがあるため、注意が必要です。
諏訪之瀬島で爆発 噴煙400メートル 7/15(水) 8:48配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b421938f19a2cf732a3c62c56dafc4f9b89d33d4
十島村の諏訪之瀬島で15日朝、爆発的噴火が発生しました。 気象台によりますと、諏訪之瀬島の御岳で15日午前7時15分に爆発的噴火が発生し、噴煙が火口から400メートルの高さまで上がりました。諏訪之瀬島での爆発的噴火は3日ぶりで、今年に入って147回目です。 気象台は、噴火警戒レベル2の火口周辺規制を継続し、火口からおおむね1キロの範囲で、大きな噴石に警戒を呼びかけています。
MBC南日本放送 | 鹿児島