石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

チャンピオン内藤大助選手、もうすぐ初の防衛戦!

2007-09-23 | Weblog
「WBC世界フライ級タイトルマッチ
内藤大助VSポンサクレック」のVTRを
初めてちゃんと見た。

このTV中継では
控え室やリングサイドからのレポート、

・・・そして
試合直後の内藤大助新チャンピオンに
リング上で勝利者インタビューを
担当させていただいた。

これは本当に貴重な体験で
一生の思い出になった。

しかし
そのあとVTRを見る気持ちになれなかったのは
放送終了後、

「その勝利者インタビューの音声が
きちんと放送に乗っていなかった」
・・・と聞かされたためだ。


手元のマイクのスイッチもチェックしたし
自分のミスでないことは
わかっていたが


「熱い声援を送り続けた皆に
内藤選手の、あの
涙ながらの感謝のコメントは届いていなかったのか?」
・・・と気になっていた。

テレビの放送上は、それでもどうにか
ボリュームを上げられるかもしれないが

会場で生で聞いている人には
そうはいかない。

あの日、圧倒的に
ポンサクレック前チャンピオンが有利と見られたのに
観客の熱い声援が、内藤選手の背中を確実に後押しした。
会場の空気が震えるような声援だった。

宮田ジムの宮田会長の
「みんながついてるぞ!」という声を
リングサイドで
僕は確かに聞いた。

だから、せめて
内藤選手が観衆に向けて言った「感謝の言葉」は
届いていて欲しかった。







しかし。

きょう、勝利者インタビューのシーンを見て
少しだけ救われる想いがした。


会場のスピーカーからは確実に僕と内藤選手の声が流れて
客席に響き渡っているのが聴こえている。

テレビの前のかたにはオンレベルではないので
聞きづらくて申し訳ないが
なんとか聴けるようだ。

あの瞬間、
「新チャンピオンの誕生です!」
その一言で
会場が地響きのように揺れたことが蘇った。

リングの上から
沢山の泣き笑いが見えたもの。
僕も涙がこぼれそうだったけど。


勝利者インタビューについても
実況の宇野アナも褒めてくださった。
・・・ってことは
会場のPAからは、やはり音が流れていたのだ。

放送に乗らなかったのは
何かTV局サイドに技術的な問題が発生したのだろう。




さて。

内藤選手の初防衛戦が間近に迫っている。

相手は亀田兄弟の二男で
WBCフライ級15位の亀田大毅選手。

ファイトマネー総額3億円のビッグマッチだという。

亀田陣営はチャンピオンを「ゴキブリ」よばわりしたり
逆に「ほめ殺し」たりと「ゆさぶり」をかけ
今月23日には
お台場の「パレットタウン」で野外公開スパーリングを行い
チャンピオンを「招待する」発言をしたりしている。

そのほか、ここまでには「なんだかんだ」あったけど、
めんどうなので割愛する。

こうした「わかりやすい演出」には、
あんまり心が揺さぶられない。

ボクシングのことをあまり知らないかたが
変な誤解をしたらやだなあ、と思う。

そーゆーの
全部とっぱらって見たときに、

「WBC世界フライ級14位」の大毅選手が
「チャンピオンに対して、どこまで戦えるのか?」
(ちなみにタイトルマッチのときの内藤選手は6位)
「内藤選手がどこまでチャンピオンらしい試合を見せてくれるのか? 」

・・・そこに注目したい。

周りの喧騒に惑わされず
両者にプロ選手として
見ごたえのある試合を期待したいと思う。


光を湛えて。

2007-09-22 | Weblog
東京ゲームショウで
「グラン・ツーリスモ5」を試した。
その画像とリアルな運転感覚にびっくり。
これ、CGに見える?↓
ここをクリックしてね。

僕はゲームは持っていないし
詳しくもないんだけど
ご存知のとーり車は大好きなので、これには驚いた。

ボディに移りこむ光の美しさを見て
夜にも関わらず、愛車のカプチーノにワックスをかけた。
(CGのほうが美しいなんてかわいそうだからな)
結構、ピカピカになったど。

さっき本屋さんに行ったら
「カプチーノ・スポーツメンテナンス」って本が売ってた。
「いつまでも乗り続けるために」
というコピーに心が動いた。

でも買うのは見合わせた。
いじり始めたら止まらなくなりそうだから。
ちょっと忙しくなりそうなんだ。

自分にとっては最近
新機軸となる仕事も多いので
「がんばりやま」と思っていたら・・・

さっきテレビをつけたとたんに
「石森、ピーンチ!石森あぶなーい!」


・・・そんなあ、と思ったら
プロレスの中継だった。

石森太二選手、頼むからがんばれ。
それにしても「石森選手」の経歴から見える
モチベーションの高さはすごいな。

彼のブログの中にはこうある。

「自分の中でひとつの目標が出来た。

これが達成出来ればずっとスランプだった自分に
必ず光が射すはずだ。
それと同時にかなりモチベーションが上がってるので
練習や治療にも熱が入っている。

目標を持つことでこんなに変われるものかと
びっくりしている」

・・・この文を書いたあと
彼は当時所属していた団体を離れてフリーになり、
ノアという大手の団体にステップアップしている。

これまであんまり知らなかったけど
すっごく共感できる選手だ。



たとえ何年たっていても
さぼらずに自分を磨いていれば
ピカピカで走り続けられるのじゃ。

みんなも
色褪せないピカピカの気持ちでGO!

今年もSANKYOレディースオープン!お楽しみに。

2007-09-14 | Weblog
今年も、女子ゴルフの
「SANKYOレディースオープン」のMCを
担当させて頂くことが決まった。

嬉しいなあ。

何が嬉しいって、
大きなスポーツイベントであることも
もちろんだけど

去年、ご一緒させていただいた制作スタッフの皆さんが
「また、石森を呼ぼう!」
・・・って思ってくださったことだ。

また皆さんに逢える

(※去年の日記は、ここをクリックです。


最高のプロ集団であると同時に
とても愉快な皆さんで

一緒に飲んだり、
旅をしたりしたことは
一生の思い出になった。

まる2日間一緒にいて
お別れする時には淋しかった。
今から再会が待ち遠しい。

去年は「初めて」だったので
終わったあとには
充実感と一緒に
「あーすればもっとよかったかな?」なんて
自分なりの反省点もあったが

今年またお世話になることで
改善するチャンスを与えて頂けた。

この大会は
10月の5、6、7日の3日間にわたって
行われるのだが
今年石森がMCを担当するのは
10月7日(日曜日)

ティーショットの際の選手のDJ風の紹介や
閉会式などに出演します。

会場は群馬県の赤城カントリークラブ
前売りは各日1000円(安っ!)

SANKYOレディースオープン2007のご案内はこちら。
ここをクリック!

去年の結果はこれ。
去年の結果はここをクリック


だいじょうぶパワー!

2007-09-14 | Weblog
先日の現場の共演者の方は(男性、タレントではない)
テレビカメラの前に立つのが初めてだった。

しきりに台詞を「かむ」のを気にしていて
セット替えの間、しょんぼりなさっていた。
「自分が間違えることによって
大勢のスタッフの方に迷惑がかかると思うと・・・」

そう。
テレビの画面ではわかりませんが
出演者の側からみると・・・

数台のカメラを操るカメラマンさん、
照明さんに音声さんに
大道具さんに、放送作家さんに
それぞれのアシスタント
レコード会社のかたや
ほかのタレントさんやそのマネージャーさん
ディレクター陣にプロデューサーに
なんの仕事だかわかんない人
などなど・・・実に大勢のかたがいる。

「一回トチると みーんなに迷惑がかかる」
・・・ってんで萎縮していたのだ。
う~ん、気持ちはわかる。

すると
現場を自ら指揮していたPDさんが
にっこり笑って、こう言った。

「僕らは皆、
演者さん(出演者)が自分のよさを
十分に発揮できるようにすることが仕事です。

ですから、
あなたの良さが十分に出るまでは
何度だっておつきあいします。

あとは皆、それそれのプロですから
いいものに仕上げてくれますよ、

・・・だいじょうぶ」

そうしたら、そのかた

後半、見違えるようによくなって
もう一回オープニングだけ撮りなおした。
(前後の雰囲気が変わってしまったので)

う~ん、PDさん、えらい。
本番中、現場の雰囲気を作り上げるのも
トップの大事な仕事だったりする。

またスタッフのひとりひとりを
プロとして信頼しきっているのもエライ。

スタッフのひとりひとりが
「そういう気持ちに応えたい」と誇りに思い
現場のモチベーションは高まっていくのさ。




※ジャズ・キーボーディストの
「ジョー・ザビヌル」さんが亡くなった。
75歳だった。

僕が高校のとき
先輩と結成したバンドでカバーした
「ウェザーリポート」というバンドのキーボーディスト。

サックスのウエイン・ショーターや
高校生の僕を悩ませたベースの故ジャコ・パストリアスらと
「バードランド」などのヒット曲を出した。

20年ぶりに再結成した僕らのバンドで
先日演奏したばかりだから、
余計にさびしいー。

ジョー・ザビヌルおじさん、
天国でジャコと
素敵なセッションをしてるだろうか。


江古田おんまいまいんど。

2007-09-10 | Weblog
金曜日、江古田に行った。
街頭インタビューのためだ。

江古田には住んだことはないが、
僕にとっては思い出の町。

学生時代、ライブハウス「マーキー」に通い、
そこのオーディションに受かって、

なんだかんだあってそこのスタッフになり
毎週2~3回通った。

久しぶりに行ったのは
ここは芸術系の学生や漫画家、アーティストが多く暮らし、
そういう学生や芸術家を見守ってきた沢山のお店があるから。

でも、今でもそういう店は残っているのか?
一抹の不安を持ちつつ出かけた。

すると、創業、数十年の店がたっくさん。

喫茶店にパン屋さん、おにぎりやさんに
古本屋さん。涙がでそうになるぐらい
歓迎してくださった。

僕がライブハウスに通う前に腹ごしらえをした
「パーラー・トキ」も健在。(創業40年)
とにかくカレーやスパゲティの量が多い。

ここは竹久夢二の絵のようなウエイトレスさんが
一人だけいて
心からの接客をしてくださる。
(この店の奥様は別にいらっしゃる)


学生時代、昼ごはんを食べていると
近くに目の不自由なかたが座られた。

カレーライスを注文されていたが
ごはんとルウの配分がわからず
ごはんだけ残ってしまった。

するとこのウエイトレスさん、
「よかったらルウを足しますね」と
そっとかけてあげていた。

嬉しそうなそのお客さんの顔が
忘れられない。
(以前どっかにも書いたけどね)

「あのウエィトレスさんは
さすがにもういないだろう」と思ったら

・・・いらっしゃった。
それももうかれこれ17~8年前と変わらない様子で。

僕の近くに座られたおじいさんに
やはりカレールウを足してあげていた。
急にタイムスリップした気がした。

その後、この店の奥様に
直接インタビューすることができた。
昔通っていたことを話したら
喜んでくださった。

僕はあの頃
ランチの「鶏肉のみそ焼き定食」が
大大大好きで

ライブハウスのバイトがないときも
板橋の家から自転車で通ったものだ。

そのことを奥様に話したら少し驚いて
「そうそう。あれはねえ、
心をこめて一枚一枚丁寧に焼くから
皆さん、喜んでいただけたんだけど

忙しい時は大変なので、
やめてしまったの」と
懐かしそうに話してくださった。

そうかあ、おいしかったわけだあ。

なんだか学生らのために
そんなに丁寧に作ってくださっていたなんて
今更ながら嬉しいなあ。
(※このあたりは個人的な思い出話なので
取材録音はしていない)

最後に思い出のライブハウス「マーキー」の
扉を叩いた。

地下へ続く階段はそのままだが
「がらりと変わっていたらどうしよう」と内心不安だった。

その店で過ごした日々はあまりに大切な思い出で
店の壁に書かれた無数のアーティストたちの落書きや
古いピアノが無くなっていたら・・・

でも。

不思議なほどに
あの頃のまんまだった。

僕はここに好きなアーティストが出ていることを知り
上京まもなく通い始め
多くの伝説的ミュージシャンの記憶を残すこの店に惚れ込んだ。

高校時代からポプコンに出場するなど
音楽活動をしていたこともあり
オーディションを受けて受からせていただいたが

その後、スタッフになり
コーヒー沸かして接客したり
照明や音響を担当したりするようになる。

ここでの数々のミュージシャンとの出会いは
僕の一生の宝物であり、
その後プロのDJになってから
ミュージシャンとマーキーの話をすることもあった。

ただ、当時はフォーク・アコースティックが
「暗い」と避けられた時代。

それでも自分の音楽を信じていた皆が
思い出の中でまぶしい。

今、アコースティックが
積極的に聴かれるようになったが
僕はあのころ
すがりつくようにギターを抱えていた彼らを
忘れずにいようと思う。

いつかここで
またライブをすることが長年の夢なんだ。

なんかイベントとか、いいタイミングで
実現できないものきゃにゃ?
(なかなか仕事上、予定が確定できないのさ)

・・・お世話になった上野社長が不在だったため
取材は出来なかったが
行ってよかったなあ。

さて。

この時の取材内容は
今後、文化放送の「笑顔で、おは天」の中で
CM前後のジングルとして放送予定です。

月~金の早朝5時からで早いけど
スタッフも心をこめて作っています。
ぜひ聴いてくださいませ。(石森出てませんけど)



えー、宣伝ついでに。
11月に
恋愛で、彼女の気持ちを「よりよく理解するため」のDVD
「スゴレン」が、ビクター・エンターテインメントから出ます!

石森、このDVDで
解説者の「謎の恋愛の達人Yさん」に
「恋愛を成就させるのに間違えやすいポイント」や
目からうろこの「恋愛のコツ」を教わりながら
ご紹介してまいります。
(さっき収録から帰ってきました。
Yさん、スタッフの皆さんありがとうございました)

・・・拳を握り、熱く語ったかと思えば
突然、はっちゃける魂のDVD!

全国のコンビニなどで買えますのでよかったら。

スターダストレビュー「31」いよいよ発売じゃ!

2007-09-04 | Weblog
スターダストレビューのニューアルバム
「31」がいよいよ(9月5日)発売でござい!

このアルバムは
25周年記念ライブを終えたスターダストレビューが
改めてその「素顔」を見せたアルバムと言えると思います。

メロディーラインやアレンジなどを聴くと
メンバーの音楽の「ルーツ」的なものも見え隠れしますし
スタレビの持ち味であるジャジーなテイストや
要さんの
「もうロック好きでたまんないのよ」的なギターテクも
たっぷり楽しめます。

経験に裏打ちされた、ひとりひとりの演奏のクオリティの高さや
息のあったコーラスワークが、
曲の世界を生き生きと目の前に広げてくれるのです。

歌詞の世界も
私小説的なものがあったり
今の気持ちを率直に描いているものがあったり
喫煙者には涙ものの歌があったり(笑)

メンバーの存在が
これまで以上に身近に思えてくることでしょう。
「あ、なんか僕ら、あたしらとおんなじだー」なんつって。

全体的を通して聴いてみると
これまでの25年に感謝し、
ここまで皆でやってきたことを
素直に喜んでいる気持ちが伝わってくる気がします。
昔からのファンは大満足なのではないでしょうか。

そしてもし、「まだ聴いたことないや」
「夢伝説は知ってるけどほかは知らない」などのかたは
まずこのアルバムから聴いて、
過去に遡ってみるのもいいかもしれません。

とにかくまず聴いてみるのじゃ!
これからの季節、これ1枚で素敵に過ごせます。

※以前、試聴直後にアルバムの感想を書いたら
各方面から多大な反応を頂き、
今も尚コメントを書き込んでくださるかたもいますので
ここに改めて紹介いたします。↓
ここに感想があるど!

僕個人としては、これらの曲を、ライブで
どう聴かせてくれるのかも楽しみ!
ほんじゃまたねー。

演歌の謎。

2007-09-02 | Weblog
きょう、たまたまNHKの
「のど自慢」をラジオで聴いた。

久しぶりに聴いたが
・・・あれ?こんなに面白かったっけ?

出てくる人の素朴さに
感激したりして。
また日々の生活が見えてきて
じ~んとしたりして。

日本もまだ
捨てたモンじゃないぜ。

ただ、審査のおじさん
厳しすぎ。

若者は最新のヒットチューンを選曲しているのだが、
本来ならデジタル楽器を駆使している曲なのに
その伴奏を
あの「昔ながらの生バンド」でやっちゃうのもすごい。

不思議なのは
知らない(おそらく最近リリースの)演歌を歌う人が
結構いることだ。

音楽番組がTVで激減し、
ましてや演歌の番組はわずかなのに
どこでレパートリーを仕入れているのだろう?

「有線で」ってことも考えられるが
それだとしょっちゅう飲みにいってるってことか?

ってーことは
やっぱりAMラジオなのか?「走れ歌謡曲」みたいな。

ちょっと気になる
のど自慢。