石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

しじみの味噌汁飲みたい。

2008-06-27 | Weblog
東海道線で
横浜から品川に向かっていると
「大森貝塚」が見える。

大昔の人々が食べた
貝の殻がたまったもので
当時の生活が垣間見える貴重な遺跡である。

それにしてもモースが発見するまで
その「貝の山」は
何だと思われていたんだろう?


気になる記憶がある。

僕は静岡県浜名郡(今の浜松市)出身なのだが・・・。

幼稚園~小学生のころ
通学路として使っていた
ひとしくんちの横の畑の道に

「白化した貝殻」が
びーっしり敷き詰められたように
顔を覗かせていた。

肥料の可能性もあるけど
その道以外でも
土の部分には結構あった。

誰も何も言わなかったけど
あれってもしかして・・・。



平気で
ミシミシ踏んでたぞ?(汗)

車で何聴く?

2008-06-27 | Weblog
ついに
カーステレオ買っちゃった。

珍しい(?)車なので
取り付け部品がなくて
横浜をあちゃこっちゃ。

でも気に入っているのさ。
だって、青く光るんだぜ。(←そこか?)

結局夜になっちまったので
使い方がわかんなくて
FM横浜しか聴いてないけどさ。
(CM:ラジオは1134文化放送)

壊れちゃった純正のカーステレオ、
「こちらで処分しますね」と言われたけど
もらってきたぜ。べいべ。

これでオンエアを聴きながら
現場から現場へ走ったり、

ジョンやジャニスやビリージョエルやクラプトンや
ロッド・スチュアートやクィーンやイーグルスやレオン・ラッセルや
トム・ウェイツやエリック・マーティンや
サザンやスタレビや達郎やダブルや沢田聖子や
電気グルーヴやブルース・ブラザーズやアナーキーや
MJQやウェザーリポートなどを聴きながら
本牧や横須賀や鎌倉を走り回ったんだ。

どうだ、
ばらばらだろう。
わはははは。

さあ、君も
わははははははははははははははははははははははは。











何がおかしい。


カーステレオからの音楽は
車窓の風景を
ドラマチックな映画に変えたのだ。

あの頃は
1年で20万キロ走ったもんね。


相棒、
ゆっくり休んでくれや。

ガールズパーティーよ永遠に!

2008-06-27 | Weblog
文化放送で
深夜に担当していた番組
「ガールズパーティー」が終わった。

番組の人気や出演者とは無関係の事情で終了。
それだけに残念。

トークに苦手意識を持っていた共演のアイドルのコが
「ラジオのスタジオに来るのが
楽しみになった」と言っていた矢先だった。

悲しげに「最終回って ドッキリですよね?」
・・・と聴かれて言葉につまってしまったが
それだけ思い入れを持ってくれたのは嬉しかった。

出演者5人の個性も
際立ってきたところだったんだけどね。

打ち上げの翌日に報道のスタッフのかたから
「タクシーの運転手さんが、
ずっとあの番組を楽しみにしてた」と聴いた。

ほかにもリスナーから
「誰々のしゃべりが好きだったのに」とメールがあった。
出演者のみんなに伝えたかったなあ。

僕にとっても
もともとは深夜のバラエティーがずっと夢だったんだ。

報道に入ってからも
特別にやらせていただいていたが
いい経験になった。

起用してくれた青山Dや
作家の八木さんに感謝。


そして僕の4人の「教え子」
(・・・先生っていう設定だったから)

星野加奈さん、木口亜矢さん
尾形沙耶香さん、石井めぐるさん

皆には
このままラジオを好きでいて欲しい。
そして
ずっと、みんなの活躍を応援しています。

毎週楽しみに聴いてくれたあなた!
メールをくださったみなさん!
本当にありがとう!

昭和のカレー

2008-06-24 | Weblog
カレーのチェーン店に行ったら
昭和の家庭の味を再現したというカレーがあった。

おおきめのジャガイモなどが入り
但し書きには
「ソース」をかけて・・・なんて書いてある。

そんなこと言われたら
たのんじゃうじゃん。

ひょいぱく
ひょいぱく

おいちー。
でも、なんか
もうちょっと。


玉ねぎの甘みや
こなっぽさ、垢抜けない感じが欲しい。
一言で言うと
「それらしい要素を集めた」感じなんだ。


もっと言うと
「夕焼けの味」が足りない。



なんつってね。
おいしいんだけど。

実は、浜松町には
あの「昭和のカレー」に近い
「まっ黄色」のカレーを
400円ぐらいで食べさせてくれるところがある。

それは!
ちょっと見落としがちなところにある
立ち食い蕎麦屋さんなのだ。

最近の駅の立ち食い蕎麦は
なんだかどこの駅に行っても同じ味で
カレーに至ってはレトルトまるだしなのだが
おそらく、ここはちゃんと作っている。

ずうっと昔のレシピで作り続けた結果
レトロな味のままなのだろう。

別にカレーが専門ではないので
「あのメガネの兄ちゃん、カレーばっかし頼みやがる」と
思われてるかもしれない。

でも、いいもんね。

あわただしい一日であっても

食べると
深呼吸したあとみたいな
気持ちになるんだ。







ひとりで行ってよ。
店狭いから。(←自分勝手)

真夜中のギター

2008-06-22 | Weblog
押入れのなかから
10年ぶりにひっぱりだしたギター。

布製のケースに入っていたし
なんか上に荷物が乗っかってたし(!)
相当、痛んでるだろうなあ、と恐々出してみると
あちこち傷はあるものの思ったほどではなかった。

先日の「バンド再結成」の際、
ベース用に買ってきたWAXでギターを磨くと、
それなりに年を重ねた僕の顔が映った。

このギターは
僕が小学校6年生だったときに
両親に買ってもらったものだ。

実は、僕は
5年生のときに
担任の音楽の先生(もりくみさんみたいだった)にスカウトされ
陸上部から音楽部(オーケストラ)に編入した。

そこでコントラバスを習い、
結局高校卒業まで弾くことになる。

ところが。
コントラバスは大人の背丈ほどもある楽器で
ほかの楽器のように
「家に持ち帰って練習!」というわけにはいかなかった。

そんな折、ギターは6本の弦のうち
下の4本はコントラバスと全く同じ音の並びだと知った。
そんなわけで、家での練習用にと買ってもらったのだ。

折りしもニューミュージック全盛期。
小学生の僕らには、ちょっと大人の音楽だったが
ギターの練習をしているうちに
いろんな曲に出会い、作曲もするようになった。

そして
ポプコンなどのコンクールに応募したり
自主制作映画の音楽を頼まれたりと
このギターが手放せなくなっていった。

プロにはなれなかったが
その後も僕の人生とともにあり、
スタジオに置きっぱなしにしておいたものだから
シングライクトーキングの佐藤竹善さんら
プロミュージシャンらも、このギターを弾いたことがある。

・・・でも、横浜に引越し、
フリーになってからは忙しさもあって化石化してた(苦笑)

磨き終わって抱いてみると
あのころの感触がよみがえった。
独特の木の香りも残っていた。

ちなみに
ネットでこのギターについて調べてみたら
ヤマハから1975年に発売されたモデルで
絶版のビンテージ扱いだった。

・・・つーことは
発売してから3年後のモデルだったのな。

決して高価なギターではないが
大好きだったあの音も健在だった。

先日、20年ぶりにベースギターを弾いたときにも思ったけど
楽器は「待っていて」くれるんだ。

昔は俺もギタリストだった!
あたいはピアノを習ってたのよ!・・・ってかた。
もう一度
チャレンジしてみねえ?







そうそう。
押入れから
フェルナンデスの「ZO-3」(ぞうさんと読む)ギターも
一緒に出した。

小型でアンプ&スピーカーつき、
悪く言えばおもちゃっぽいギター。

ただ、基本性能がよく
1990年3月の発売以来、
35万本と世界一のセールスを記録したものだ。

こちらはさすがに、
痛んでいるだろうと思ったら
弦が貼りっぱなし。(普通仕舞うときには緩めておく)

うわあ、悲惨だろうなあと思ってケースから取り出すと
なんとチューニングが全く狂ってない!?
しかも新品同様、ぴかぴかだった。

ZO-3、あなどれない・・・

ぱおーん。

※最近、エポック社から
ガチャガチャの景品としてこのZO-3のフィギュアがリリースされてる。ぐは!
http://epoch.jp/rc/capsule/2007/main/m10/img08.html

美しい町だった。

2008-06-22 | Weblog
被災地の取材
いろんなかたが必死で生きようとしてた。

孤立した地域に夫を残し
幼い子を避難所で守っている若い母親は
僕のマイクに向かって

子供に
「パパに会いたいねー」と語りかけ
「ぱぱにあいたーい」と言わせていたけれど

本当にパパに会いたいのは
彼女だなんてこと
その赤い目を見たらすぐにわかった。

停電していても
ラジオなら届くかも知れないもんね。

10分おきに
挑発するかのように襲う余震のたび

家族どうしが
携帯のバッテリーの残量を気にしながら
気遣いあってた。

早く普通の暮らしに
戻れるといいね。

僕が行方不明者として伝えた数人は
悲しいかたちで帰ることになってしまった。

ある人は
人々を守るための工事をしている最中だった。
ある人は
この地にもう一度活気を与えようとここにきていた。





誰かのために、生き抜いた。



尊敬の念とともに
ご冥福をお祈りします。

そしてまだ見つかっていないかたが
早く家に帰ることができますように

小説「ラジ&ピース」読むべし!

2008-06-07 | Weblog
絲山秋子さんの最新作
「ラジ&ピース」が
「群像」(講談社)7月号に掲載された。

「ラジオパーソナリティー」でもあり
「現役リスナー」でもある小説家、イトヤマアキコさんが
ラジオをテーマに書き上げたこの作品。

ある女性DJの心の変化や
ラジオ局内外の人々との物語が、
綿密な取材と自らの経験によって
リアルに描かれてる。

それにしても
「他から来た地方局のDJ」という主人公に
どうしても自分の体験と重ね合わせてしまう。

小説の舞台は
僕が局アナとしてデビューしたあの街だ。
(あのころ絲山さんは
僕の番組を楽しみにしていて下さっていた)

読んでいるうちに
記憶の扉がどんどん開いて
なんだか服を脱がされていくような気持ちにもなった。

そして、
あの頃ずっと譲れなかった
ダイジナモノを思い出した。

今回の作品では
絲山さんからの取材も受けたけど、

その取材で答えたこと以上に
この作品には
僕らが「DJとリスナーとして、共感し合えたこと」が
表されているように思えた。


内容は読んでのお楽しみ、なんだけど・・・。

でもね
さすがプロの小説家だ。

僕がうまく言葉にできなかった
「ずっとラジオに対して思っていた気持ち」や、
「DJとリスナーとの関係性」などを
素晴らしい比喩で言い表していて、

「そうなんだよ、そうそう!」と思わせてくれた。

ラジオ関係者(特にDJ経験者の女性)は
とにかく読んで!
「大事なこと」が書いてある。




僕の名前も
ちらっと出てくるんだけど
その「出かた」が
僕にとっては「ラジオマン冥利に尽きる出かた」でした。
(絲山秋子さん、さんきゅりがとうございました)



絲山秋子さんの最新作
「ラジ&ピース」

「群像」の冒頭に
どかん!と載っています。
ぜひ読んでね。


ギャラリーは大盛況

2008-06-01 | Weblog
きょうは休みだったので
池袋東武で開かれている照美さんの個展、
「スペイン美術賞展入選記念 吉田照美 不思議な夢」
・・・に行ってきた。

テレビやHPなどで
照美さんの絵を見たことはあったけど
やっぱり現物を見るとすごいや。

ダリやムンク、マグリットなどへのオマージュ、
有名人を描いたパロディー、時事ネタも楽しいし

「鶴の舞う姿」や
「毛並みが美しく、命を感じさせる猫」
「奥行きのある宇宙」などは繊細で、
すっかり感心してしまった。

まだ油絵初めて3年なんて
とても思えない。

絵も、沢山売れてたよ。(10数万円するやつが・・・)
ある有名人のかたは
自分の顔が描かれた一枚を買ってくれたって。

運よく会場に照美さんもいらしていたが
あーゆーところで話すのは
なぜか照れくさいものだ。
絵の感想を言葉にするのは難しいね。

でも「わざわざありがとうね」って
喜んでくださってよかった。


照美さん、もともと子供のころから絵が好きで
鉛筆画など、沢山描いてきたんだって。

一生楽しめる趣味を持つっていいなあ。

もうあまり日がないから
行かれるかたは急ぐべし。

詳しくはここをクリック


会期:5/29(木)~6/4(水)
会場:池袋東武6F 1番地 美術画廊
※最終日は午後4時30分閉場