石森則和のSEA SIDE RADIO

ラジオマンの
石森則和がお届けするブログです!

アルペジオ

2007-11-24 | Weblog
そのリサイクルショップは
「楽器」に力を入れているようで
たくさんのギターが並んでいた。

おほーう?

30分ぐらい
うっとりしてた。

高級品や初心者向けのほか
珍品や謎のギターもたっぷり。

手に取るのも自由なので
「いいなー、欲しいなー」状態。

・・・でも。
元の持ち主は
どんな気持ちで手放したんだろう?

ピックガードには激しくストロークしたあとが。
指板も黒光りして年季を物語る。

結婚したり、子供ができたりして?
もしかして音楽への夢を諦めて?

楽器をやったことのあるかたならわかると思うけど
安物であろうと、
楽器には想いがこもっているもの。
僕なら売れないなあ。
(ただし貸したままのギターが2本・・・)

僕にはズラリと並んだギターが
いくつもの夢の
名残りのような気がしてきた。





先日、
昔、長い事お世話になったライブハウス
「江古田マーキー」で久しぶりにライブを見た。
上野社長にも再会して感激ひとしお。

店の中は20年前と同じで
伝説のミュージシャンたちが残した落書きまで
そのままだけど、
出演者は若いアーティストばかり。

でも、

あのころ僕がミキシングや照明などを担当した
ベテラン・ミュージシャン大橋渡さんに
お会いする事が出来た。

(僕もマーキーのオーディションに
ミュージシャンとして受かってたけど、
ここでスタッフもやってたのぢゃ)

渡さんの目からは
あのころのギラギラした感じは消えていたけど

なんだか心から音楽を楽しんで
ギターを慈しむように抱えて。
「格の違い」を見せてくれた。

そして
アコースティック不毛の時代を生き抜いた渡さんは
(アコースティックは、バブルの頃「暗い」と言われてた・・・)

「ゆず」や「山崎まさよしさん」あたりから増えた
若きアコースティック指向のミュージシャンを
優しく応援しているように見えた。

いったい
どれくらいの数のミュージシャンが
夢をここに預けていったのかわからないけれど

ここにくれば
誰でもまた、夢に再会できる。
きっと、夢は
置き去りにされたことを恨んでいない。

それどころか

きっと
がんばれ!って。


・・・で、僕も触発されて、
手になじむエレアコが欲しいー!とも思った。

サンタさんにお願いしようか?

青いメッセージ

2007-11-14 | Weblog
鎌倉の海からの帰り道
大船の観音様(鎌倉市)を見て驚いた。

「真っ青」にライトアップされてる!
(普段は白い光)

なんだなんだ?
ほかの人にも、ああいう風に見えているのか?
この異変に、こっちが蒼白だ!

「?」な気持ちのまま
家に帰ってテレビをつけると


NHKのニュースで
鎌倉の大仏さんのアップが!

「ああっ!?真っ青!?」




ニュースを聴いてわかった。

きょうは国連が呼びかける
「世界糖尿病デー」なんだそうだ。
糖尿病の予防、治療、
療養を喚起する啓発運動が世界各地で展開された。

日本でも日本糖尿病学会、
日本糖尿病協会が中心となり、
鎌倉の名所も
国際糖尿病連合(IDF)のシンボルカラーのブルーに
ライトアップされた、とうわけだ。

つまり
一夜限りの青い観音様を
僕は偶然見たのだ。

ちなみに東京タワーも
今夜はブルーにライトアップ。

そういえばピンクリボン・キャンペーンのときにも
ピンクにライトアップされていたが
いやー、やっぱし「色」というのは効果的だね。

「あの色何だろう?」と思って自分で調べるから
自然と、この運動について理解が深まるし、
第一、もう忘れないもの。

こうしたキャンペーンに
快く応じる各施設にも拍手を贈りたいと思う。

観音様にも、大仏さんにも、
鶴岡八幡宮さんにも 長谷寺さんにも・・・
ぱちぱち。

ごめんねラーメン。

2007-11-12 | Weblog
小雨の中、たどりついたその町は
あまり食事ができる店がなくて。

それでも雑居ビルの1階に
「ラーメンセット」の手書きの看板を見つけた。

意を決して階段を上ると
小さなドア越しに
まるでクラブのような大音響が響いてきた。

ドアを開けるとその音の正体は・・・

TVから「アッコにおまかせ」が
耳をつんざくほどの爆音で流れていた。

カウンターの中には
おばあさんと、もっとおばあさんの2人、
店はそこそこの広さだが、昼時なのに客は僕だけ。

ラーメンセットを「大声で」頼んで待つが、
アッコさんの声で頭がくらくらする。
こないだアッコさんに直接インタビューしたが
あの時もこんな声の大きさではなかった。


出てきたラーメンは
しょうゆトンコツ系でコッテリしていた。
ちょっとお年寄りの料理にしては「違和感」があるほどだ。
でもまあ、もちもち系の麺にからんで結構美味。

でも背中にWおばあさんの視線を感じてプレッシャー。
「なんか疲れた。食ったら早く出ちゃおう」と思ったその時、

ぎいっと扉を開けて誰かが入ってきた。


振り向くと、
更にもっと年配のおばあさん。

「・・・増えた!?」

しかし、そのおばあさんは客席に座る。

「こんなに高齢のかたが
このコッテリ・ラーメンを食べて大丈夫なのか?」と思ったら
どうやらカウンターの中のWおばあさんと家族か親戚らしい。

「きょうは、みんなと一緒に来たのよ」

その言葉をきっかけにドヤドヤと客がふえた。十数人いる。

アッコさんの声をかき消すほどの
賑やかな会話を聞いておどろいた。

全員、親族らしい。
大家族の中に僕ひとり。なんだこりゃ。

・・・ものすげえ、いづらい。



すると
あの最長老のおばあさんが
孫である「赤ちゃん」を抱いて
ひとりごち始めた。

「まあ、女の子みたいに優しい顔してるわ、
かわいいわねー。

どうしてそんなにかわいいの?
ね?かわいいわね。」

僕はそちらのほうを見なかったが
・・・認めたくない事実があった。

「ね?かわいいわね」のところで

声の方向が、
明らかにこっちに向いている。



「はっ!?同意を求めている!?」


いや、
僕はお年寄りと話すのは好きなので
いつもなら
笑顔で返事するところなのだが・・・






僕はゾッとした。
僕は気付いてしまったのだ。







僕に同意を求めているのが
「おばあさんだけではない」ことに!

「全員の視線」がこちらに向いて
何かを期待している気配がしている。

うわああああああああああああっ!



心ならずも僕は、
気付かないふりをしてしまった。


650円を払ってお店を出るとき
横目に、
十数にのぼる
同じような顔が並んでいるのが見えた。
バイオハザードでこんなシーンがあった気がする。


そしてほんの一瞬、
「あの赤ちゃん」の顔が目に入った。











「鶴瓶師匠?」

・・・くりそつでした。


でもその夜、
ベッドに入った時に後悔した。

ああ、やっぱりあのおばあさんに

「可愛いですね(鶴瓶師匠に似て)ほんとうに」と
一言、言ってあげればよかった。
おばあさん、ごめんね。

神様、僕は優しくなかったです。
どうしてシカトしてしまったのだろう。


どうぞあの家族が
いつまでも幸せでありますように。

涙のキッス

2007-11-09 | Weblog
川崎の動物園に
キスするレッサーパンダのカップルがいるとのこと。

8年ぐらい「おつきあい」してるカップルだが
キスするようになったのはここ10ヶ月ほど。

レッサーパンダには
そんな習性はもともと無いらしく、
飼育担当者も不思議に思ってるそうな。





ただ、この動物園には
もう一頭、レッサーがいて

カップルがキスを始めると
近くまできて
じっと見つめ・・・

やがて悲しそうに
歩き去っていくそうな。

おろろーん
おろろーん(涙)

僕は君の味方。

べいべー。

2007-11-09 | Weblog
ヘイ・ユー!

少年事件なんかでさ、
「アニメやらゲームやらの影響」が取りざたされるけど

それよりも怖いのは

TVや雑誌の中の
ステレオタイプな
「幸せな家庭」や「恋人達の描写」かもよ。

「これが正しい幸せでございます」
って刷り込まれて、

おかげで、

「TVと同じじゃないから
自分は不幸なんじゃないか?」・・・なんて

いつのまにか
「持たなくていいコンプレックス」
持たされたりして。

なーんせーんす!
さーいざーんす!

自分が幸せだと思ったら、もうそれでいいのに。
信じた道を歩いていることを、誇りに思っていいのに。

まったくもって、
もったいないおばけだ。

どろんぱだ。

お互い、
目の前にある本当の幸せを
見過ごさないようにしないとな。

だって



誰も君の、そんな人生
真似できねえぜ。


べいべ。

世界一の美術館

2007-11-08 | Weblog
きょう、リッター150円を突破しようという
ガソリン価格について取材するため
いくつかの資料だけをバッグに放り込んで中継車に乗り込んだ。

実際に東京から埼玉へ中仙道をくだり
ガソリン価格がどう変わるのか調べてみようぜ
・・・ということになったのだ。

「11月1日」から卸値が6円UPし販売価格も値上がりしたが
「きのう」になって、最新のデータが発表になったのだ。
「調査開始以来の最高値を記録!」
・・・で、ここまでは「過去」の情報。

僕らの「旅」の目的は「きょう」を探すことにあった。
きのうから、きょうにかけての「変化」を探す事に。

いやー、ただ出発前は
しょーじき「どうなることやら」と思ってた。
「値上がり」についてのインタビューなんて
「ガソリンスタンドとしては答えたがらないだろう」と思ったからだ。

でも10件ほど当たっているうちに
その心配はいらないことがわかった。

「文化放送ですけど」と言うと
みなさん、とても親切に答えてくださるのだ。

しかも、「あのあたりの街道にいくといいよ」とか
「この地域は特別でね」とか
細かい情報まで教えてくださる。
「いつも聴いてるよ、がんばってね」

お店ではいろんなラジオ局の番組を聴いているらしい。
もちろん文化放送も。(埼玉方面は特に多かった)
ガソリンスタンドや車に関わる皆さんは
僕らが思っている以上に
ラジオに親んでくださっている。
取材で立ち寄った運送会社のかたもそうだ。

親切にしてくださってありがとう。
投げキッスを差し上げます。

ぶちゅちゅのちゅ。

埼玉県に入ると「貴重な証言」を頂いた。
「きのうからきょうにかけて
一部で急に値下げが始まっている」
だから、
「今、まさに値下げをすべきか悩んでいる」と。

無論、原油価格は上がったままだから
これは相当無理をしていることになる。
ガソリン需要が減る中、生き残るために
「捨て身の値下げ」に出ている地域があるのだ。

・・・この情報を手にして、
やっと「きょう」を捕らえることができた、かな。

放送を終え、無事に帰ってきたら
ここにもよくカキコミをくださるリスナーの
「あっこちゃん」に声をかけていただいた。

初めてお会いしたが、笑顔のよく似合うかただった。
よく、僕のことがわかったなあ。

ラジオはリスナーに愛されなければ
ラジオはリスナーを愛さなければ
ただの「音の出る箱」になってしまう。
そして
DJは「陽気に独り言ってる変な人」になっちゃう。

ガソリンスタンドで
オイルにまみれて聴いてくださってる姿を
運転しながら聴いてくださってる姿を
お店で接客しながら聴いてくださってる姿を
ものを作りながら聴いてくださってる姿を
家事の合間にメールを書くのを楽しみにしてくださっている姿を
勉強しながら聴いてくださってる姿を
闘病しながら聴いてくださってる姿を
育児しながら聴いてくださってる姿を
なんにもしてないけど
なんかしなくちゃって思いつつ聴いてくださってる姿を
そのほかいろんなことして聴いてくださってる姿を


・・・僕ら、ラジオマンは


ニュース読んでる時でも
天気予報でも
曲紹介してるときでも
選曲してるときでも
編集してるときでも
CUE振ってる時でも
フェーダーあげてるときでも
クライアントと交渉してるときでも
CM収録に立ち会ってる時でも
HP作ってる時でも
中継車運転してるときでも
セッティングしてる時でも
取材してるときでも
原稿書いているときでも
メール読んでるときでも
エッチなフリートークしてるときでも
どんなときでも


心の美術館に1枚1枚飾っておくべきだ。


べきだー。おー。

はいほー!はいほー!仕事が好きー!

2007-11-05 | Weblog
最初に
スターダストレビュー・ライブ「31」についての
「日記やカキコミ」は、
前回(10月28日分)の日記をご覧あそばせ。


では、まいる。


まず、
文化放送で、10月より
毎週火曜日・深夜1時に放送されている新番組
「懸賞伝説」!

グラビア・アイドルの
木口亜矢さん&星野加奈さんが、
「ゆるゆる天然面白トーク」を繰り広げます。

僕も放送を聴いて、
脱力しつつ笑いこけました。

この番組で、 前回放送分よりクイズの出題などを
(壊れながら)させていただいてます。

朝6時半からの人気番組「吉田照美ソコダイジナトコ」でも
お世話になっている、
青山ディレクター混信の、

・・・あ、間違えた。


渾身の番組を聴いてくださいな。

押忍。


じゃ、次。


グラビア・アイドルの小阪由佳ちゃん&渡辺大輔さん主演の
WEBドラマ「チェンジ」!

・・・これのナレーションをやっとりやす。

これ、「もしもしホットライン」という
実在の会社を舞台にお送りする、
本格的コメディSFドラマ。

最近の会社プロモは、すげーのだ。

これ、なんと
「男性社員と女性社員が入れ替わってしまう」という、
これまでに無かったアイディア!

・・・いや?なかったか?






うーん何か思い出しそうになるのだが・・・



ううん、なんでもないの。


とにかくまず予告編を見てちょー。
石森のぶちきれたナレーションが聴けます。
これね。
ここをクリックしてみれば?


ね?面白そうでしょ。


一方こちらは、「AIGエジソン生命」のプロモ・ドラマ。
あの元アイドル、現在俳優の
中村繁之さんが主演。

こちらも石森が「説明部分」のナレーションをやってます。
これだよ。
ここをクリクリっとしてね。


インターネットの普及で
企業のプロモーションも変わりつつあるのです。

さて、次。

えー、普段殆ど意識しませんが
びんに入ったクリームや化粧品、塗り薬など
「気泡」があまり見当たらない事にお気づきでしょうか。

実はあれ。
「最新のテクノロジー」が使われているのです。

その最新の「攪拌装置」を開発している会社が
「株式会社シンキー」

かつては研究者にとっても
『混ぜれば泡ができる』というのが常識でした。
ところが日本の一企業の技術者が
ド根性で、その「常識」を覆したわけです。

今や医療分野や、工業分野で広く使われており
日本の技術はやっぱしすごい!

この「シンキー」のプロモーションビデオが
WEBで公開されているのですが、
そのナレーションをやらせて頂きました。

専門的なのですが
結構「メカ好き」「理科好き」には楽しめるかも。

よかったらどんぞ。

プロモーションビデオはこちら。↓
ここをクリっとな。

おしまいに。

えー、11月1日に発売!とされていたDVD
「スゴレン presents 学校では教えてくれない彼女の作り方」!
(ビクター・エンターテインメント VIBG-25))ですがね?

・・・すんまへん。
発売日がちょいと先になります。

脚本担当の某氏によれば
「ビク○ーの社内でも期待が高まってるらしいよ(まじ?)」
という、このDVD、

「最後の最後までオモロイものをつくろう」という情熱のもと
クリスマスを前にした「12月19日」(現時点)に、
満を持して発売予定です。

これはナレーションではなく
「達人」とともに、終始画面に出演しております。

製作現場では
「恋愛の達人」を向かえ、
「モテ」について、あくまで熱く追求する姿に
失笑・・・いや、感動の涙すら沸きあがっておりました。

ここまでする?ってクオリティーなので、
こうご期待!

諸君、ここでも買えるのだよ。