先日書いたセミナー体験(奈良大学臨床心理クリニック主催)
「自己肯定感を高めるヒント」の続きをご紹介します。
お話は臨床心理士の竹内健児氏によるものです。
セミナー当日にいただいたレジメの中から、それに添って
私の心に響いたものを下記抜粋してご紹介します。
(以下は私の感じたことですので、先生のお話そのものではありません)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1)自己評価(自分に対する評価)は常に波打っている
一番最初にこの話を聴いた時、目からウロコでした。
「自己評価」というのはずっと一定では無く、
人によってそのパターン(波形)も違い、
常に変化しているという、言わば当たり前のことですが、
「ずっと同じ気分でいるわけでは無い」ことを知って、何だかほっとしました。
そこから抜け出ることが必ず出来るということだからです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2)有能感と自己肯定感
ヒント② すでにできている部分を見る
方法1. 自分にえこひいきする。
ウツの人と健康な人とを比較すると、何と驚いたことに
ウツの人の方が公平に自分を見ている!そうなのです。
この話にはびっくり!!!しました。
つまり健康な人はノーテンキ!?ということで、自分を「ひいき目に見ている」のです。
ですから、人は大いに「自分をよく見る」(出来るだけひいき目に肯定する)方が
むしろ健康的でいられるようです。
これは例えば「舩井幸雄さん」など、この典型だったのではないでしょうか!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
方法2. 例外を見つける(思い込みを外す)
正論では無く、「気持ち好くなることだけを聴く」というのも好いらしいです。
例えば竹内先生は、このような講義の後、みんなに書いてもらったアンケートを後日
係の人から送ってもらう時に「好い評価のアンケートだけを送ってもらう」そうです!
人は「いつでも出来ている」わけでは無く、
また逆に言うと「いつでもできていないわけでもない」のです。
そこで「意外と出来ていたこともありませんか?」と尋ねると、
「考えてみれば、できたときもありますね」ということで、
人は例外もあることを思い出すのです。
この方法は(私の思うには)「なんでも仙人さん」の
「ゆるむ」という方法にも通じるものがある氣がしました。
そして、人は他者と比べて有能でないと「自己肯定感」を持てないのではなく、
例えば「自分は7割出来てもダメだと思うのに、
あの人は3割しか出来ていなくても満足している」ということがあるので、
有能であること=自己肯定感 とは関係無い(イコールでは無い)のです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3)理想の高さと自己肯定感
人は他者との比較だけではなく、
「自分の理想との比較」をしているということ。
「こんな程度ではだめだ」と自分に厳しいのです。
そこで・・・
ヒント③ 自分の理想そのものを下げる
という方法もあります。
例えば、「友だちなら何と言うか」を考えると
「そこまでやらなくてもいいのでは?」という言葉かけが浮かんで来たら、
それを自分自身に向かって言ってあげるのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以上の方法はある意味で「向上パターン」ですが、
ここからはまた違ったパターンになります。
「向上心を持たないといけないのでは?」と思うことは無いのですから。
ヒント④ ありのままの自分を受け容れる(自己受容)
❖ 諦めを含む → 痛みを伴う ことですが、
例えば下記のような痛みを受け容れるための言葉があります。(抜粋)
「精一杯やった結果だから」
「出来ている部分もあるから」
「人よりは劣っているかもしれないけど、
以前の自分に比べればできるようになったから」
「今回はできなかったが、いつかできるようになるから」
「断念することで道が開けることもあるから」(断念する強さ)
「できる ↔ できない だけで判断されるわけじゃないから」
「こんな自分でも受け容れてくれる人がいるから」
「他にできることがあるから」
「上を見ればきりがないから」
まっ、いいかっ。
例えば「できてもできなくてもあんたはええ子やよ♪」
と言ってもらえたら(自分に言えたら)ほっとしますよね。
竹内先生はとってもやわらかい「京都弁」?を交えて話されるので、
聞いているだけで、リラックスして笑顔になれました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
謙遜は時にはヒクツになる場合もあるので、美徳とは限らないのです。
過大評価も過小評価もしない(等身大の自分を認める)ということですが、
ほんの少しだけ、先述したように、自分を甘やかすというか、
「ほんの少々自分をひいき目に見てあげる」方が、
自己肯定感が高まり易いのかもしれません。
向上心は大切ですが、いつもではないのです。
できること・できないことは必ずあるから
ともかく自分が今できることをやる
ということです。
私だったらどう言うかな?(自分自身や友だちにどう言ってあげられるかな?)
と考えてみたり、あとで言えたりすることもあるのです。
それでもやっぱり「自己受容」は難しいという場合は・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒント⑤ 理想がそこまで高くなった背景を振り返る
過去が過去になっていないで、ずっと~~~~~と引き摺っている
という場合
❖ 過去の事実そのものは変えられないが、
過去の出来事から自由にはなれる
⇒ 一人では難しい。周囲の人の力を借りる。
⇒それが難しい時は専門家や「カウンセリング」の力を借りる。
ここで、例えば「テレパスアート」もそのお手伝いの
お役に立てるかもしれません。
(すみません、自己宣伝です♪)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
4)プライドを守る
1. うまくいかなかった原因にはどんなのがある?
能力が低い、努力が足りなかった、体調が悪かった、環境が悪かった、
相手が悪かった、運が悪かった etc...
ヒント⑥ うまくいかなかったことは他人や運のせいにする
この考え方は、いわゆるスピリチュアル系ではタブー!?で
全てが「自己責任」とされていますが、
例えば「アドラー心理学」でも同じような見解のようです。
ただし、このセミナーでは(竹内先生は臨床心理士としての豊富な経験から)
時にはこのような考え方も、人の心の健康に役立ち、
「自己肯定感を高めるヒントの一つになる」と考えておられるようです。
私自身の見解は、
どちらでもそれがその人の役に立つなら、各自が最も楽になる
好い方を取ればいいと考えます。
(どういう考え方もその人自身の「選択」であり「自由」だと思います)
けれども、このセミナーを受講してもっともよかったことは、
えこひいきしていい!!!
と知ったことです。
自分に優しくすることは、精神衛生上、必要なことなのです。
ですから、上記のヒント⑥ の考え方は
「あえて」と言ってもいいかもしれません。
つまり、いつも、いつも人のせいや、何かのせいにして
自分を誤摩化すということではなく、
真面目過ぎて(自分を公平に見過ぎて!?)自分に厳しくし過ぎて
苦しくなり、「自己肯定感」が下がっている場合などは、
時にはあえて
他のせいにして転化してみることも「悪いことでは無い」と知ることで、
他人や何かを責めていた自分をゆるし、
「自分の気持ちをゆるめる」ことが出来るということではないでしょうか。
私にとってびっくり!だったのは、
そのような考え方を心理学の専門家の先生が
「自己肯定感を高めるヒント」の一つとして
提唱しておられるということでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、ここから先がさらに面白い話になります。
2. 悪意を持って攻撃してくる人がいる場合
という話ですが、これがかなり私には衝撃的、刺激的でした!!!
あまりにも長文になりますので、
(ここまでで、まだ半分にもなっていませんので)
一旦ここで止めて
続きはまた後日書きます♪
ここまで読んで下さった方ありがとうございます。
続編もどうぞお楽しみに~♡
「自己肯定感を高めるヒント」の続きをご紹介します。
お話は臨床心理士の竹内健児氏によるものです。
セミナー当日にいただいたレジメの中から、それに添って
私の心に響いたものを下記抜粋してご紹介します。
(以下は私の感じたことですので、先生のお話そのものではありません)
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1)自己評価(自分に対する評価)は常に波打っている
一番最初にこの話を聴いた時、目からウロコでした。
「自己評価」というのはずっと一定では無く、
人によってそのパターン(波形)も違い、
常に変化しているという、言わば当たり前のことですが、
「ずっと同じ気分でいるわけでは無い」ことを知って、何だかほっとしました。
そこから抜け出ることが必ず出来るということだからです。
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2)有能感と自己肯定感
ヒント② すでにできている部分を見る
方法1. 自分にえこひいきする。
ウツの人と健康な人とを比較すると、何と驚いたことに
ウツの人の方が公平に自分を見ている!そうなのです。
この話にはびっくり!!!しました。
つまり健康な人はノーテンキ!?ということで、自分を「ひいき目に見ている」のです。
ですから、人は大いに「自分をよく見る」(出来るだけひいき目に肯定する)方が
むしろ健康的でいられるようです。
これは例えば「舩井幸雄さん」など、この典型だったのではないでしょうか!?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
方法2. 例外を見つける(思い込みを外す)
正論では無く、「気持ち好くなることだけを聴く」というのも好いらしいです。
例えば竹内先生は、このような講義の後、みんなに書いてもらったアンケートを後日
係の人から送ってもらう時に「好い評価のアンケートだけを送ってもらう」そうです!
人は「いつでも出来ている」わけでは無く、
また逆に言うと「いつでもできていないわけでもない」のです。
そこで「意外と出来ていたこともありませんか?」と尋ねると、
「考えてみれば、できたときもありますね」ということで、
人は例外もあることを思い出すのです。
この方法は(私の思うには)「なんでも仙人さん」の
「ゆるむ」という方法にも通じるものがある氣がしました。
そして、人は他者と比べて有能でないと「自己肯定感」を持てないのではなく、
例えば「自分は7割出来てもダメだと思うのに、
あの人は3割しか出来ていなくても満足している」ということがあるので、
有能であること=自己肯定感 とは関係無い(イコールでは無い)のです。
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3)理想の高さと自己肯定感
人は他者との比較だけではなく、
「自分の理想との比較」をしているということ。
「こんな程度ではだめだ」と自分に厳しいのです。
そこで・・・
ヒント③ 自分の理想そのものを下げる
という方法もあります。
例えば、「友だちなら何と言うか」を考えると
「そこまでやらなくてもいいのでは?」という言葉かけが浮かんで来たら、
それを自分自身に向かって言ってあげるのです。
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以上の方法はある意味で「向上パターン」ですが、
ここからはまた違ったパターンになります。
「向上心を持たないといけないのでは?」と思うことは無いのですから。
ヒント④ ありのままの自分を受け容れる(自己受容)
❖ 諦めを含む → 痛みを伴う ことですが、
例えば下記のような痛みを受け容れるための言葉があります。(抜粋)
「精一杯やった結果だから」
「出来ている部分もあるから」
「人よりは劣っているかもしれないけど、
以前の自分に比べればできるようになったから」
「今回はできなかったが、いつかできるようになるから」
「断念することで道が開けることもあるから」(断念する強さ)
「できる ↔ できない だけで判断されるわけじゃないから」
「こんな自分でも受け容れてくれる人がいるから」
「他にできることがあるから」
「上を見ればきりがないから」
まっ、いいかっ。
例えば「できてもできなくてもあんたはええ子やよ♪」
と言ってもらえたら(自分に言えたら)ほっとしますよね。
竹内先生はとってもやわらかい「京都弁」?を交えて話されるので、
聞いているだけで、リラックスして笑顔になれました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
謙遜は時にはヒクツになる場合もあるので、美徳とは限らないのです。
過大評価も過小評価もしない(等身大の自分を認める)ということですが、
ほんの少しだけ、先述したように、自分を甘やかすというか、
「ほんの少々自分をひいき目に見てあげる」方が、
自己肯定感が高まり易いのかもしれません。
向上心は大切ですが、いつもではないのです。
できること・できないことは必ずあるから
ともかく自分が今できることをやる
ということです。
私だったらどう言うかな?(自分自身や友だちにどう言ってあげられるかな?)
と考えてみたり、あとで言えたりすることもあるのです。
それでもやっぱり「自己受容」は難しいという場合は・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ヒント⑤ 理想がそこまで高くなった背景を振り返る
過去が過去になっていないで、ずっと~~~~~と引き摺っている
という場合
❖ 過去の事実そのものは変えられないが、
過去の出来事から自由にはなれる
⇒ 一人では難しい。周囲の人の力を借りる。
⇒それが難しい時は専門家や「カウンセリング」の力を借りる。
ここで、例えば「テレパスアート」もそのお手伝いの
お役に立てるかもしれません。
(すみません、自己宣伝です♪)
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4)プライドを守る
1. うまくいかなかった原因にはどんなのがある?
能力が低い、努力が足りなかった、体調が悪かった、環境が悪かった、
相手が悪かった、運が悪かった etc...
ヒント⑥ うまくいかなかったことは他人や運のせいにする
この考え方は、いわゆるスピリチュアル系ではタブー!?で
全てが「自己責任」とされていますが、
例えば「アドラー心理学」でも同じような見解のようです。
ただし、このセミナーでは(竹内先生は臨床心理士としての豊富な経験から)
時にはこのような考え方も、人の心の健康に役立ち、
「自己肯定感を高めるヒントの一つになる」と考えておられるようです。
私自身の見解は、
どちらでもそれがその人の役に立つなら、各自が最も楽になる
好い方を取ればいいと考えます。
(どういう考え方もその人自身の「選択」であり「自由」だと思います)
けれども、このセミナーを受講してもっともよかったことは、
えこひいきしていい!!!
と知ったことです。
自分に優しくすることは、精神衛生上、必要なことなのです。
ですから、上記のヒント⑥ の考え方は
「あえて」と言ってもいいかもしれません。
つまり、いつも、いつも人のせいや、何かのせいにして
自分を誤摩化すということではなく、
真面目過ぎて(自分を公平に見過ぎて!?)自分に厳しくし過ぎて
苦しくなり、「自己肯定感」が下がっている場合などは、
時にはあえて
他のせいにして転化してみることも「悪いことでは無い」と知ることで、
他人や何かを責めていた自分をゆるし、
「自分の気持ちをゆるめる」ことが出来るということではないでしょうか。
私にとってびっくり!だったのは、
そのような考え方を心理学の専門家の先生が
「自己肯定感を高めるヒント」の一つとして
提唱しておられるということでした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、ここから先がさらに面白い話になります。
2. 悪意を持って攻撃してくる人がいる場合
という話ですが、これがかなり私には衝撃的、刺激的でした!!!
あまりにも長文になりますので、
(ここまでで、まだ半分にもなっていませんので)
一旦ここで止めて
続きはまた後日書きます♪
ここまで読んで下さった方ありがとうございます。
続編もどうぞお楽しみに~♡