ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

島と補助金  

2006-10-25 22:17:28 | 世の中
「あそこにはきれいな砂浜だったのに」というコンクリート壁の海岸がどの島もおおっていました。
写真のきれいな砂浜でも島の青年がなげいていました。
石とコンクリートの遊歩道部分が、昔は一面の松林だったそうです。
20年ほど前に島の松がなぜか枯れてしまったあと、この海岸を整える工事に国・県の補助金が出ました。
その補助金で、松を植えてほしいと懇願したけれども、けっきょく補助金の「目的」だからと、写真のようにされてしまったとのことです。もう松林の日陰でいこう夏はやってこなくなりました。
補助金は何のため?土木業者に税金をふるまうためで、島民の希望をかなえるためのものではないという現実がどこにもあるようです。

りっぱな文化センターを見せてもらいました。図書館や集会室、そして500席でりっぱな舞台・装置を備えて大きな公演ができるホールのある大規模なものですが、これはすべて町の支出(借金)でおこなった事業だそうで「太っ腹でしょう」というけれど総工費は15億円におさえられたそうです。補助金の事業だったら、その3-4倍はかかったでしょう。

中島は、町村合併で松山市の一部になりましたが、各島の青年たちはひきつづき離島振興にがんばっています。

http://iland-matsuyama.hp.infoseek.co.jp/saisinjyouhou.htm

http://iland-matsuyama.hp.infoseek.co.jp/index.html

「七島文化」から

2006-10-25 22:08:16 | 引用
ベネッセの地中美術館で知られる直島と、愛媛県松山市の沖合いにある中島を訪ねてきました。

「 私は世界を思ふ 故に島を思ふ
  私は村を思ふ 故に人を思ふ 」


中島(中島・二神島・野忽那島・津和地島・睦月島・怒和島)町で戦後に刊行された「七島文化」の標語です。興居島・釣島もあわせた忽那(くつな)諸島は、忽那七島ともよばれていたそうです。「七島」は伊豆七島だけではないみたいで、全国にどれくらいあるのでしょう?

町議選

2006-10-12 00:36:52 | 雑感
立候補した友人の選挙カーに同乗して選挙運動中。

「わたしのセリフを取らないで!」
「敬語とふつうのことばのごちゃまぜで、でこぼこ道みたいな演説だよ!」
素人アナウンサーと素人候補者がやりあいながら、だんだん、連呼・演説を上達させていきます。

台風がすぎたあとの秋晴れのなか、民家のない地域は緑を楽しみ、日が暮れて暗くなった道では星が瞬く空をみあげ、わたしはドライブ気分です。夕陽が沈みかけた時間には「夕陽の写真をとる人がいるから、行こう!」と海岸へ向かわせたりします。

車が通れるの?というような路の奥にも住宅があり、連呼の声を聞いて門口に出て選挙カーを待ちうけています。
子どもたちが「ガンバレエ!」と励ましてくれます。
畑で秋の植え付けをしている人、建築・工事現場で作業している人、店の人、みんな手を振ってくれます。
きっと、どの候補にも・・・
投票する相手とはちがっても・・・
島のためを思って立候補した人みんなへの声援、温かい気もちを感じます。
「いっしょうけんめいやっている人に投票するんだよ。」と近所のおばあさんのアドバイスどおりだと思います。

島の町議選は「ふれあい」そのものです。