ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

2006-05-29 09:11:21 | 生命活動(バイオリズム)
骨盤とか股関節とか、構造を知らないままに話していたけれど、
骨盤はひとつの骨だと思っていたら、
「蝶(腸)骨」「座骨」「恥骨」は、小さいうちはばらばらなんだと知って驚いた。大人になるまでにくっついてしまうけれど、それぞれ独立した骨格だそうだ。
知っていれば、あの座骨神経痛にも上手に対処できたかも。

骨盤がひとつにくっついていくのは何時ごろだろう?
赤ちゃんは爪先立ちができないのだろうか・・・

あなたならどうする?

2006-05-27 11:05:12 | 雑感
去年いただいた柿、おいしく食べたあとで種をふたつ鉢に埋めておいたら、種がもちあがって、殻を破って芽を出した。
種が立ち上がってくるときは茎が見えるから、丈夫なものだと眺めていられるが、
はたして葉が出てくるのかどうか、硬い殻のなかは見えないので気をもむ。
殻が取れるまで2週間ほどもかかる。
取り除いてやるべきか、手を出さないでいるべきか、悩んで、
じっと我慢するのが大変だった。
殻を取っていたら芽もいっしょに抜いちゃったかもしれないし、
逆にもっと早く大きく育っていたかもしれない・・・

子育てに似ている。
わたしは →ほっとくしかなかった派 だけど あなたは?

Pingdingshan ピンディンシャン

2006-05-18 21:51:27 | 世の中
平頂山と書く。河南省に同名の名勝があるが、北の撫順市郊外にあった村の名前。
この小さな記事は、どれくらいの人の目にとまったろう。

<平頂山事件>最高裁、上告を棄却 原告の敗訴確定
 中国遼寧省撫順市郊外で旧日本軍が村民多数を無差別に虐殺したとされる「平頂山(へいちょうざん)事件」の生存者3人(1人は2審判決後死亡)が、日本政府に1人2000万円の国家賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)は16日、原告側の上告を棄却する決定を出した。
 日本が旧満州国を正式承認した直後の1932年9月に、抗日ゲリラに通じていたとして村民を虐殺したとの被害事実を認定しつつも、「戦争の被害者個人が相手国に賠償請求することを認めた規定はない」などとして請求を棄却した1、2審判決が確定した。【木戸哲】(毎日新聞) - 5月16日23時17分更新


同じことを報道する新華社電には、
The Pingdingshan Tragedy refers to the massacre of more than 3,000 innocent people, including elders, women and children, at the Pingdingshan Village of Fushun city, northeast China's Liaoning Province, by invading Japanese soldiers on September 16, 1932.
Japanese soldiers burnt bodies of the victims and blew up a hill to bury the remnants, trying to cover up their crimes.

と東京高裁が事実と認定した「平頂山惨案」の内容が伝えられている。

日本の報道での表現「・・・虐殺したとされる」からは、3000人の無差別殺戮事件があたかも原告の主張にすぎないような印象を受ける。「虐殺した」とはっきり表現しないから、<万人坑撫順炭坑で30万人、平頂山の3000人、南京の30万人など、中国から3がつく数字が出たらまずデッチアゲの白髪三千丈と思うべき>などと「自虐史観」論者がしゃあしゃあと言うことになる。

ベトナムのソンミ村事件ほども知られていない「平頂山無差別虐殺事件」についてのサイト:
平頂山事件(へいちょうざんじけん)
平頂山事件訴訟控訴審判決の弁護団声明
平頂山惨案遺址記念館
子どもたちは、あの夥しい遺骨を記憶しているだろうか。
中国の人にとっては、日本人が知らないではすまされない現代史の事件だ。