ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

<豊かなクニ>の人へ

2005-12-26 00:25:13 | 世の中
「一日の食事は芋2個だけ。生活は苦しい。ずっと楽に生活できるところがたくさんあるのは知っているけれど、ここで暮らしていくために目を閉じて見ないようにしている。わたしたち自身の土地で生きることを望んでいるから。」

Two meals of sweet potate per day. Our life is very hard. We know there're many places where they live much relax and easier than here. But I do close my eye not to watch it so that we can live on here, on our own land. It is my hope.
(インドネシアだったかジャングルの奥地に暮らす部族の長老のことば)

検算

2005-12-22 10:48:22 | 世の中
SS2 という建築用の計算ソフトを見た。
「偽造」ギゾーというけれど、偽造でもなんでもない。
地震に対応するための数値を入力するところは、
決まった数値の選択ではなく、任意に入力できる。
標準が1.25であるのを無視して0.3と入力しても、
プログラムはエラーメッセージも出すことなく動き出し、
正常に終了して、計算書ができあがる。

ギモン その1)

選択式にしたり、入力数値を制限するのは、計算プログラムでは容易なのに、
構造計算上、たいへんな意味をもつ数値が任意に入力できるような、
そんなプログラムがなぜ公けに認定されて、広く使用されているのか。

ギモン その2)

偽造を見抜くのはたいへん難しく、一枚の計算書を一日中チェックしても見つけられない・・・と言う検査会社。
1.25 × 10 = 3 という計算式があって、
「3」について「10以上になるはず」と疑問に思ったら、「1.25」か「10」を見る、
そして入力された数値は「1.25」ではなくて「0.3」ではないか、
と推測するのは容易だろう。
検査会社がさまざまに抗弁して「もっと裏がある」「事件の真相を」などと言って
建築主に目を向けさせようとしているけれど、
そんな検査会社の存在を探っていくと、なにかでてきそう。
「民営化」の隠れた真相や目的なんかが・・・

島影

2005-12-21 10:00:23 | できごと
きのうの朝は、御蔵島越しに三宅島の噴煙が見えるほど、空気が澄んでいた。噴煙はまっすぐ上にのぼっていたから、あちらも風がなかったようだ。
写真を撮ってみたけど、写らなかった。

南の青ヶ島にくらべて、北の御蔵島が見えることは、日本列島に寒波がやってくるころを除いて、年に数回ほどしかない。

夜は、ホンモノのテノールを、ライブハウスで聞く。(ここならではのぜいたく)
カンツォーネもよかったけど、やはりオペラのアリアに迫力があった。

演目がゴマンとある・・・ほんとうに5万曲もあるというオペラは、
1600年代から作られ始めたといい、「作品」という意味だそうだ。
中国の京劇も、日本の歌舞伎も、オペラと同類の気がする。
歌舞伎は、歌が発達しないで語りが磨かれていったけど、
このあたり言語の違いがありそうで、そのうち歌舞伎の台本を探そう。

私の心と冬の空

2005-12-07 22:38:05 | 花鳥風月
こうこうと照らす三日月(ここでは三日月でさえ明るい)を背景に
稲光が光ってドドドと雷鳴がとどろき、まもなく雨が降りつける。
昼のあいだ吹きすさんだ風の音が止んで静かな夜ふけに、
バババとおおきな雨の音に目が覚める。
あられか、それともラッキョウ大の雨粒にちがいない。
朝、陽光のなかを目覚めたけれど、すぐに暗くなってまた雨。
きのうの風はどこへやら、海はないでいる・・・ここの天気はいそがしい。

(三日月と一番星、写真に撮れていた!)

数学

2005-12-05 23:26:50 | 雑感
数学はできないけれど、数遊びはなんとなく好きで数学の部屋などのぞいてみたりする。
『世にも美しい数学入門』(藤原正彦・小川洋子対談:筑摩書房)
のあとがきに<金もうけに成功し、健康で、安全で裕福な生活を送るだけで「この世に生まれてきてよかった」と心から思えるだろうか。>とあった。そう感じさせるものは「美や感動」だと・・・そして数学は美しく感動を与えられるものだと言う。
たしかにパズルを解けたときって、けっこう感動しているかも。

贈りもの

2005-12-01 23:34:23 | できごと
やっとタイトルにふさわしいことが書ける。
(注:この日記を書いたときのblogタイトルは It's a wonderful world!でした)
きのう部落長さんが届けてくださった町の広報誌にはさまっている、社会福祉協議会の便りに「三宅島の**さんから、椿の実62キロが贈られる」という記事。
この島では椿の木がすっかり少なくなって、季節になると椿の実を集める箱があちこちに現れる。62キロというのは、この島で集める総量より多い。
帰島されてからご苦労が多いなかをこんなにも集めてくださった。
避難生活のあいだお世話になったお礼というが、ほんとうに「心のこもった贈り物」。
贈り主の**さんは「あ、きっとあの方だ」とわかるだけにうれしい。