ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

ハリー・ポッター読了

2007-08-11 12:16:38 | 引用
 「ハリー・ポッター」シリーズは全7巻を積み上げると30センチくらいになるけど、シリーズと言うより7章だての長編小説で、最初から最後までしっかり筋がつながっているので、607ページもある最終巻を半月で読めた。
 子どものために書かれた本に7年間も夢中になってきた自分にあきれるけれど、それなりに目を開かれる記述も多いわけで・・・その一例。 
 

  ある宝物をめぐって、所有権は、購入した者の子孫に帰属するのか、製作した者のほうに帰属するのか・・・
 「買った側につたえられていくのがあたりまえじゃないか」
というハリーへの警告。
 「取引をしようとするなら、相手の考えを知っておけ。
 相手の種族はちがう、金を払った者に一時的に貸しただけだと思っている。
 買った者が亡くなれば、宝物は製作したものに戻されるべきで、かってに子孫が譲りうけていくのは泥棒と同じ、という考えだ」

 何にでも「違い」がある。
 「当然」「あたりまえ」という常識も、しょせんは、一定の限られた世界での常識にすぎず、異なる世界では異なる常識がある。
 <どちらが正しい>と相手に強いるのでは取引は失敗する。
 互いにその常識を尊重しあうことが、取引の前提だ。
・・・と言っているように読めた。 


 さて、取引の結末は?




雲と海と虹

2007-08-07 22:21:31 | 花鳥風月
朝の雲はいかにも真夏の表情、わがBABA庵から北東の空です。
この空に数日後には13日をピークにペルセウス座の流星群が現れるはず。庵の電気を消せばまわりに灯火がないので絶好の展望場所になります。

ダイバーさんたちが Hachijo Blue とよぶ海です。海中の Blue とは異なりますが、真夏の色です。


暑くなる日中は富士へ避暑に出かけます。中腹の展望台に太陽が暖めてくれた岩がちょうどよい位置にあって、絶好の読書場になります。

 
スコールが向かいの山から海のほうへ移っていき、海の上で虹を見せてくれました。