「え、そうだったの?思い違いしていた」ということにでくわすことが、
70歳近くなってからまだある。よくある。
山口仲美(Nakami Yamaguti)『日本語の歴史』岩波新書を読んで知った思い違い:
卒業式で歌ってきた「仰げば尊し」の「いまこそわかれめ」
の「め」が、係り結びの已然形だったなんて…
高校時代に知っていれば、どんなにか古文が親しみやすくなったろう。
ちなみに古文の成績はよかった。テストで2位に10点以上の差をつけたこともある。
国語学者の著者自身が「分かれ目」だとばかり思っていたというから、
みんな「いまは別れるくぎり」と意味を誤解して歌っていたんだろうな。
「さあ、いま、お別れしよう」の気持ちで歌いたかった。
「順風満帆」を「じゅんぷうまん<ぽ>」と読んでいた。
「じゅんぷうまんぱん」だと知ったのは50歳近く。
たぶん試験に出たことなかったんだろう。
温泉卵は温泉の熱でゆでた卵だと思っていた。
「半熟卵」と「温泉卵」は、中身の状態が違うものだと知ったのは
去年、孫の読んでいた本から。
無知といえばそれまでだけど、
思い違いをしている未知のことがたくさんあると思えば、
これからどんな未知と遭遇するのか楽しみでもある。
70歳近くなってからまだある。よくある。
山口仲美(Nakami Yamaguti)『日本語の歴史』岩波新書を読んで知った思い違い:
卒業式で歌ってきた「仰げば尊し」の「いまこそわかれめ」
の「め」が、係り結びの已然形だったなんて…
高校時代に知っていれば、どんなにか古文が親しみやすくなったろう。
ちなみに古文の成績はよかった。テストで2位に10点以上の差をつけたこともある。
国語学者の著者自身が「分かれ目」だとばかり思っていたというから、
みんな「いまは別れるくぎり」と意味を誤解して歌っていたんだろうな。
「さあ、いま、お別れしよう」の気持ちで歌いたかった。
「順風満帆」を「じゅんぷうまん<ぽ>」と読んでいた。
「じゅんぷうまんぱん」だと知ったのは50歳近く。
たぶん試験に出たことなかったんだろう。
温泉卵は温泉の熱でゆでた卵だと思っていた。
「半熟卵」と「温泉卵」は、中身の状態が違うものだと知ったのは
去年、孫の読んでいた本から。
無知といえばそれまでだけど、
思い違いをしている未知のことがたくさんあると思えば、
これからどんな未知と遭遇するのか楽しみでもある。