図書館の新着コーナーで思わず手にした本:
『仮説のトリセツ もし、仮設住宅で暮らすことになったら』
岩佐明彦 新潟大学岩佐研究室
主婦の友社 1300円
「先人の知恵を伝えたい--その思いからすべては始まった」
震災に関わる記事で「絆」「元気」とか、ほんとうは力強い言葉が、
連呼されるなかでなんとなく空疎に聞こえて嫌気がさしている中、
このTitleにすごく惹かれた。
すごく現実的な、そして適切な社会貢献を志向する大学研究室が存在すること、うれしくなった。
仮設住宅が並ぶ団地が人の住む「街」へ変身していく
通路はコミュニケーションの場
収納アイデア
狭い空間を快適に住む工夫
上手な人に作ってもらう、知恵を借りる、アイデアを共有する
写真やイラストも多い本で、仮設住宅でなくても役立てたい知恵がいっぱいある。
そう、不便な環境が豊かな生活を生み出すことに気づかされる。