ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

管理局と接待大庁

2009-11-15 12:22:41 | 世の中
日本から中国へはビザなしで行けますが、滞在15日までの制限があります。
うっかり1日だけ超過する日程になっていたことに気づいて、あわててLビザの手続きに行きました。
滞在証明をアパートからもらって派出所(地区の警察署)で認証を受けて出入国管理局へ。申請してから1週間かかります。

出入国管理局にもっていた暗いイメージをうらぎるビルでした。
玄関前にある円盤の表示は、
  歓迎光臨  上海市公安局出入境接待大庁 
  = いらっしゃいませ  上海市公安局出入国おもてなしロビー
だし、玄関をはいると4階吹き抜けの明るい空間が広がっていました。
受付窓口は20以上もありますが、申請者はさらに多いのでかなり待たされます。
しかし待ち時間が分かるような電光板があり、喫茶コーナーでコーヒーを飲みながら1時間を待ちました。

雨の中を出向くときの不安な気持ちをすっかり晴らしてくれる役所でした。
勝手につけた「おもてなし」はちょっと誇張した訳ですが、
外から来る人をみな「お客さま」としてお迎えする姿勢を感じます。
(公安局ですから、お客さまにもいろいろあるわけで、おもてなしにもいろいろあるでしょうけれど)
コーヒーの値段がIKEAの倍以上と高いのだけ、不満でしたが。

下車駅の地下道は長く、大きなショッピングモールになるようです。
書画の展示。反対側の壁は水着姿のポスターがずらり。



奥巴馬(Obama)と阿富汗(アフガン)

2009-11-14 11:09:37 | 世の中
けさの上海は7度まで冷え込んでいます。
人民公園の太極拳から帰って暖房を入れようとしたら故障。
修理をしてもらっているあいだオバマ講演をテレビで見ていました。
昨夜の記者会見、その前のNHKの単独インタビューと、
いくら聞いても、感動するところなど何もなかったので、
参列者がみな席から立ち上がって拍手を送る光景に、
へんな違和感をもちました・・・みんな「ドンゴ」に見えて。

チャンネルを中国のほうに変えたら、
「アフガニスタンに派兵?」という報道番組。
「きのうの映像」として、解放軍が映しだされています。
人道支援、軍の訓練、警察の訓練をおこなう、とのこと。
オバマとの共同記者会見で見せた鳩山首相の固い表情は、
きっと、この情報がはいっていたためではないかと思います。

「アフガニスタンは『世界問題』だ」と言う日米同盟を、
「そうだよ、アメリカだけの問題でないなら、中国もそれなりにやり方がある」
と軽くあしらうような中国の外交手腕を思い知らされる報道です。

日本にいたら、こんなニュースも、ちがった感覚で見たかもしれません。
いや、見ることもなく、山羊の餌やりに出かけていたでしょう。
中国の世界政策が、島の生活にどんな影響をあたえてくるのか、
小さくはないだろう時代です。
でも、わたしにとっての中国は、笑顔で迎えてくれる太極拳の先生や、
いっしょに働く「青年」そのものの若い人たちです。

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ぜんぜんちがう話題ですが、前に書いたことのある『1000の風』
この<うた>を世界で初めて本にした南風椎さんが、やっと「森の日記」に書き始めました。

http://blog.greetings.jp/?eid=98