ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

失言って

2007-07-26 10:57:21 | 世の中
さる大臣がさる講演で失言をやらかしたという報道を見ていていつも思うこと。

「アルツハイマーの人だってわかる」と言った現場の映像をテレビで見ましたが、そのとき会場にあがった大きな笑い声が聞こえてきました。
こちらのたくさんの笑い声のほうに恐怖を覚えます。

報道でも評論でも「失言」をした人がもちろんとりあげられます。
しかし、その「失言」を歓迎した多数の存在が問題にはされていない、あるいは問題としてとりあげ方が軽い、軽すぎる!といらだっています。

失言をする人は「言ってはならないこと」をいつも思っている人。
失言は、人々の心の中にある「消し去られるべき意識」を逆にかきたてる行為。

失言問題が軽く扱われがちなのは、失言者と同じことを腹にかかえている人々が多数存在しているためではないか、大きく重くとりあげると、どれだけ多数を敵に回してしまうかわからないから・・・ではないかと思うとぞっとします。

頭の使い方に生涯計画を

2007-07-22 13:40:04 | 引用
婦人会で公民館の草引きをしました。
作業しながら聞くおしゃべりは、いつもおもしろく篤になります。

「・・・ひっかすって(忘れて)嫁に怒られた。」
「頭を学校で使い切っちゃったんだよ、オメは。成績がよかったじゃ。」
「年とってからも使えるように、頭は大事に使えってこっちゃ。試験ばかりに頭を使っちゃなんねえぞ、と教わらなかったか?」
「昔の先生はそんなこと言ったような・・・気がする」


ハリポタ最終巻、1日遅れの到着です。
「8時01分以降」という配達指定がおもしろくて撮っちゃいました。



アガパンサス(紫君子蘭)もそろそろ終わり、真夏がやってきます。


神さまと遊ぶ

2007-07-18 19:32:52 | 引用
隠岐には無数の神社がありました。
海に面していたり、村里のはずれにあったり、小さな石の祠だけだったり、写真のように広い敷地に建つ大きな社だったり・・・こんな狭い島になんでこんなにたくさんの神社があるのだろうと不思議におもったのでしたが、隠岐だけではなく、日本中いたるところに神社はあるわけで。

世界文化遺産・京都
賀茂御祖(みおや)神社[下賀茂神社]

『神游の庭』  (かんあそび の ゆにわ) から

 「天地の運行、自然の推移、四季の移ろい等々、この宇宙の不思議こそ神のなせる技であり、神である」
「自然は人の身体に宿り、人は自然のなかに宿る」
「だから神の出現を願う」

神社は、神が住まうところではなく、霊気の満ちる場への道しるべであり「神と人が語り合う」祭り=神事の齋庭(ゆにわ)だそうです。
仏教が興隆して立派な寺が建てられるようになってから、神社も大きく威厳のある建物や敷地になっていったそうです。
昔は、沖縄のウダキ(齋嶽)や拝み所のようなものだったのかなと思います。







たまには花をいけてみる

2007-07-14 20:28:56 | 花鳥風月
大きな波が八重根の桟橋や南原の岩を洗っています。
ほんわか香るナントカミント(でも食べられない)に、庭から嵐にやられそうな花ナントカ水仙を切ってきて混ぜてみた・・・けっこう合ってる。
 (これでもいけばなのつもり) 
前の器にのっているのはパッション。隣の防災無線が台風情報を伝えています。
(島の防災無線は、まろやかな声、落ち着いた口調で、すてきな男性を想像させます)

下の写真は春からずっと咲いているけど名前のわからない花。
光のほうに向かって咲く、つまりこちらにはそっぽを向いているので、鉢の向きをしょっちゅう変えている。押し花にしてみたけど色が失われて無残。

  

彼の境界、我が中心

2007-07-06 19:35:57 | 世の中
宮崎県知事が韓国へ営業訪問にがんばっている映像がTVをにぎわしている。
「竹島の日」条例なんぞを制定して、韓国とは交流途絶状態の島根県知事や議員たちは、どんな感想をもつのだろう。

国境に位置する離島や辺境の住民は、こうやってワリを食う。

そもそも国境というのはなんだろう。
国と国の堺だけど、そこに生きる人の活動圏は、そんな境がなければ、
住んでいるところを中心に円をえがいていくはず・・・

国境というのは国の問題であって、人は恒に自分の生きる地点を中心として物事を考えて判断していいと思う。

日本の西国境にある与那国島は去年 「国境交流特区」申請をした。「辺境の島から、国境の繁栄の島」をめざして。与那国の「博物館」で聞いた「基隆へ行って映画を見たり買い物をするのが楽しみだった」という話のように、隣の石垣島よりも台湾のほうが近く、交流があった時代は現在の10倍近い人口があった。


「海洋基本法」という新しい法律を読んでみた。 「**基本法」という名称の法律は恒久法だそうで、改訂はあってもなくならないという。
その26条は離島の位置づけだ。
(離島の保全等) 
第二十六条 国は、離島が我が国の領海及び排他的経済水域等の保全、海上交通の安全の確保、海洋資源の開発及び利用、海洋環境の保全等に重要な役割を担っていることにかんがみ、離島に関し、海岸等の保全、海上交通の安全の確保並びに海洋資源の開発及び利用のための施設の整備、周辺の海域の自然環境の保全、住民の生活基盤の整備その他の必要な措置を講ずるものとする。


離島振興法の「辺鄙な島を援助する」考え方を、安定した経済社会が存在する領域として維持する国の義務だという考え方に<昇華>したというのだが、軍事基地にしていく道をつくる危険もある。


「竹島の日」をめぐって

『グリーンランド紀行』

2007-07-04 18:42:15 | お知らせ・情報
東西南北という方向すらまったく異なるところ。
地球を実感してわくわくしながら読みました。
グリーンランドはデンマーク領で、国としてはヨーロッパですが、
住人はモンゴロイドで日本人に似ているそうです。

南海タイムス 発行の小冊子です。
著者は島在住の偉人、井上一(はじめ)先生。
奥様のHP には、八丈太鼓やショメ節についてすばらしい調査や記述があり、必見。

関連サイト

離島発・・・ビジネス書

2007-07-02 15:54:15 | 引用
『離島発 生き残るための10の戦略』 島根県海士町長 山内道雄 NHK生活人新書

隠岐への念願の島旅を実現したのは、2-3年前のこと。
すばらしく楽しい旅で、思い出すことはたくさんありますが、
最初に浮かんでくるのが、大きなイワガキの美味と、
人口3000人弱という小さな 海士町 のふしぎな活気です。

「島興し 未だ道半ば 古希の初夏」 というご高齢、
二期目現役という立場にあって企画進行途中の仕事を
本に書いて公表してしまうという
やっぱりタダモノではない町長がトップ。
役場職員は「日本一安い給料で、日本一働く」という島だったのです。

「若者」「馬鹿者」「よそ者」がいれば町は動く 
カバーの折り返しにあるコピーです。(編集者もデキル人みたい)  

ある会合で見せられて思わず奪い取ってきた本ですが、
もうネットでとりあげられていました。
京都綾部の半農半X… さんなど、地域生活人は早くも読んでいるようです。

「離島発」というところに、著者の思いを感じます。
現役町長ですから、書かれている提言も事例も、
これからどう転んでいくかわからず、評価も結果も定まっていないことばかり。
だからこそ触発されるビジネス本です。