ODORAMOX!

BABA庵から  釣り糸なんぞが ごちゃごちゃ こんがらかった状態を ここでは「オドラモクス」と言う。

「えっへん」「おっほん」

2019-07-19 11:56:31 | 言語の表現
雨続きで時間をもてあまして視ていた京劇、
YouTibeで字幕がついているので台詞がわかる。
将軍が登場する場面の字幕 ”嗯 哼” に、
日本語の「えへん」や「おほん」は中国語ではないかとふと思った。

ネットで調べても語源はでてこない。
そこで「ウン・フン」と発音する中国語 ”嗯 哼” のほうを調べてみる。

たくさんある用法のなかに日本語「えへん」と共通するものがあった。

【词条】嗯哼
【拼音】 ěn hèng
(1) 感叹词语气词。
(2) 带点贬义色彩。
(3) 是一种语气与某地域的习惯。意思包含同意、肯定、同感、恭听甚至喜爱等的含义其中。
(4) 是的。
(5)一种类似于女生对男生的语气词。
(6)是一种轻松,愉快的语气词。
(7) 带有一种特别情调的语气词。
(8)有时带有调侃的意思。
(9)意味着一种男人的语气 或高兴或悲伤!
(10)带着一种提醒的语气词 。
(11)读升调时常表示肯定。
(12)答应对方
( 13 ) 分开读时表示厌恶的情绪,比如嗯(升调),哼(降调并带有音)


(書家の石川九楊氏が「漢字伝来とともに日本語の80%は中国語になった」と説いておられたことから)

日本神道と中国古典

2015-12-23 19:09:58 | 言語の表現
平成二十八年は丙申の年、申は十二支の第九位。
陰暦七月、時刻は午後四時、方角は西南西を表す。
五行は金気、陰陽は陽である。
陰気がのびちぢみする意で、|はのびる、臼はちぢまるを象る。
一説に「申」は「呻」(「うめく」の意味)で、果実が成熟して固まっていく状態を表すとされる。
申は、申告・申請・具申などの語句からも分かるように「意見などを申し述べる」といった意味もある。
覚え易くするために動物の猿が当てられた。

荻窪八幡神社の「はちまん様」記事(宮司筆)から:

易経など、中国の古代哲学そのもの。



翻訳で読みたくなくなる文章

2015-01-08 10:09:30 | 言語の表現

「一回の脳震盪と八万ドルを手にして現役を引退するのは、一見してそう思っているほど悪い話ではなかった。」

「そのあと最初の場所に逆戻りして」

まちがってはいないけれども、なんとも煩わしい日本語に、ああ、やっぱり翻訳ものを買うのではなかったと後悔する。
訳者は名前のとおった人で、以前は読みやすい翻訳だったから、
迷いながら書店の処分品コーナーで買って帰った文庫。
まだ一割も読んでいないけれど再処分しようと思う。

原文が想像できるような翻訳、それでもいいが、すわりのよい日本語にしてほしい。
かつて伊丹十三だったか、俳優が翻訳したものは、
原文にそって主語を訳出したりしていても、
すらすら面白く読めたのは、俳優としてことばを究めた力があったからと思う。

国語が不得手な英文学科学生の下訳のまま本にしないでほしい。
翻訳に賞が設けられたそうで、翻訳本をふたたび読めるようになることを期待する。
やっぱり原文ではエネルギーと時間がかかる。

歳暮と御歳暮

2014-12-11 18:24:02 | 言語の表現
かつて草柳大蔵が
「お歳暮」「お中元」ほどきたならしい言葉はない
という意味のことを書いていた(はず)。

「歳暮のごあいさつ」「中元のごあいさつ」であり、
季節・時節に「お」をつけて、贈答品の代名詞にしてしまう、
それはまちがった用法と云う以上に、商人の悪知恵と、
それにのせられる愚かさを象徴するような言葉、ではある。

以上とはちょっとちがうけれど、
「久米書店」で『カネを積まれても使いたくない日本語』内館牧子を紹介していた。

手入れ

2013-10-21 08:58:12 | 言語の表現
 古い日記から:

(6月) きょうはクリーンデイで、島中で早朝からゴミ拾い。けっこう道端に菓子袋とか空き缶が拾える(いちばんは煙草の吸い殻)。決まりはないけれど、道に伸びた木の枝や伸びた草を刈る所(人)もあって、わりとみんなが苦にする日だ。1日の東京新聞に玄侑宗久の「手入れし続ける国」と題した随想が掲載されていた。


自然とつきあう際の基本的な態度がこの「手入れ」
古代の日本人は、「毛」や「木」や「気」をすべて「け」と呼び、その自己増殖力を讃えた。
「産霊」(むすび)の力を感じたから
その増殖力が枯れてしまうことを彼らは「けがれ」と呼んで非常に嫌った。
旺盛な産霊の力を枯らさないまま、手入れしながらつきあう
日本人は、自然の増殖力を敬愛するがゆえに、そのような態度で自然と接してきた


「手入れが面倒だから」と、草が生えないようにコンクリートで塗り込めるようなやり方は、面倒を避けるために恩恵まで拒否する態度だと、防潮堤建設に疑問を呈し「国土強靭化計画」は海の厄介さを排除するためにその恵みも拒否しろと国民に迫るものと批判している。
それはともかく、日本語の奥深さをまた知らされた記事。

句読点

2013-04-03 19:40:45 | 言語の表現
最近、本を読んでいてイライラするのは、疑問符・感嘆符の扱い。
(赤いのが最近の表記)

 それを聞いて、えっ? と思いました。
  それを聞いて、えっ?と思いました。
 …だろうか? わからない。 
  …だろうか?わからない。

いつから、疑問符のあとに一字分の空白を置くようになったのだろう?

疑問符・感嘆符とも、句読点と同じ区切り記号だから、
句点(。)と同じ扱いにしなければおかしい。

句点(。)や読点(、)のうしろが空いているように見えるのは、
活字のデザインで、そもそもは中央にあった点丸を片隅に寄せているためで、
空白があるわけではない。
昨今はいざ知らず、作家は原稿用紙の枡を空けたりしてはいない。
それなのに、昔の作家の作品なのに、文庫本で?の後ろに空白が組み込まれている。
原稿の改ざんに等しい行為だ。

括弧の前では空白は置かないようだから、ふぞろいになり、実にきもち悪い。
 「…ですか?」とたずね…そんなばかな! と笑いながら…
 「…ですか?」とたずね…そんなばかな!と笑いながら…

疑問符も感嘆符も英語からはいってきているが、
英語でも、ピリオドやカンマと同じ扱いで、
2字空けなら2字分、1字空けなら一字分の空白である。

中国語ではもちろん句読点と同じく、空白など置いていない。
日本はどうして、このような恥ずかしいルールをつくるのだろう?

どうしても空白を置きたいなら、半角の?!を使って半字分の空白だけにすべきだ。



SHe

2013-03-16 10:42:42 | 言語の表現
文字を形と音と意味からくみかえていくNamingは、
絵を描くような楽しさがある。
漢字文化の中国では、たくさんの傑作をみてきたけれど、
英語でもこんなものを発見した。


 SHe

ラスベガスのステーキハウス店だそうだ。
どんなデザインなのかぜひ見たい。
写真がないかなあ・・・