沖縄本島の人間国宝金城次郎の跡をついで娘さんらが焼くお茶碗。那覇の「やちむん」とか「壷屋街」という一角で買ってきて使っていたのを覚えていた息子のお嫁さんからのプレゼントです。この茶碗でいただくご飯は、なぜか柔らかく温かく感じます。
隣のお皿は、40年前の 高校のクラブ友だちからでした。
「結婚祝いは何がいいか」と聞かれて、即、実利的に食器をお願いしたら、「たち吉」という銘柄のすばらしいコーヒー茶碗・受け皿・大皿の5個組セットがきて仰天したことを思い出します。有名ブランドとの最初の出会いでした。
おいしい食事もだいじですが、器もだいじであることに気づかされました。この大皿を使うと、あれこれ盛り付けているうちに、なんとなくバランスの取れた豊かなメニューになっていきます。
滋賀県にある「止揚学園」では、食器がすべて美しい陶器でした。刻みキャベツも機械をつかったものより、包丁で刻んだほうをたくさん食べるというような繊細な感覚の子どもたちに、プラスチックの食器は使わせられないし、陶器の重み、触感は、おいしい食事とともに子どもの感性を豊かにそだてていくたいせつなもので、割ってしまうことを恐れて使わないのはばかげているというお話でした。
食器をだいじにするとは、たくさん使って食事をすることに尽きるのでしょうね。
金城次郎さんの食器はまさにそんな感じ。
たち吉の食器は、いまでも受け皿2枚と大皿4枚が残っていますが、やっぱり、おっかなびっくりで使えなかったのかもしれません。金城茶碗もけっして安くはなく、値段でいえば高級品。でも、毎日ふれるお茶碗ですから、ぜいたくではないでしょう。たいせつにじゃんじゃん使います。
隣のお皿は、40年前の 高校のクラブ友だちからでした。
「結婚祝いは何がいいか」と聞かれて、即、実利的に食器をお願いしたら、「たち吉」という銘柄のすばらしいコーヒー茶碗・受け皿・大皿の5個組セットがきて仰天したことを思い出します。有名ブランドとの最初の出会いでした。
おいしい食事もだいじですが、器もだいじであることに気づかされました。この大皿を使うと、あれこれ盛り付けているうちに、なんとなくバランスの取れた豊かなメニューになっていきます。
滋賀県にある「止揚学園」では、食器がすべて美しい陶器でした。刻みキャベツも機械をつかったものより、包丁で刻んだほうをたくさん食べるというような繊細な感覚の子どもたちに、プラスチックの食器は使わせられないし、陶器の重み、触感は、おいしい食事とともに子どもの感性を豊かにそだてていくたいせつなもので、割ってしまうことを恐れて使わないのはばかげているというお話でした。
食器をだいじにするとは、たくさん使って食事をすることに尽きるのでしょうね。
金城次郎さんの食器はまさにそんな感じ。
たち吉の食器は、いまでも受け皿2枚と大皿4枚が残っていますが、やっぱり、おっかなびっくりで使えなかったのかもしれません。金城茶碗もけっして安くはなく、値段でいえば高級品。でも、毎日ふれるお茶碗ですから、ぜいたくではないでしょう。たいせつにじゃんじゃん使います。