朝から【尖閣ビデオ流出問題】について、テレビもインターネットも大騒ぎだ。
ハトポーは「クーデターだ」と言い、オッカダは「国の大きな危機だ」と言い、オマエハラハラは「政府の情報が流出したのなら事件として扱い、徹底的に捜査しなければならない」と言い、センゴックは「事実関係を調査できれば、しかるべく中国に説明する」と言い、枝の幹事チョーは、「結果的に内閣として責任がある」と言い、カワウチ議員は「最初から非公開にしたのが疑問だ」と言い、みんなのナベは「菅政権の内部崩壊そのものだ。もし国民の生命にかかわる機密情報だったら本当に恐ろしいことだ」などと言い、自見んのガキは「今夜中に流したヤツを割り出してきちんとした書類を提出しろ」とほざき、東京都知事は「結構なこと」とインターネット利用に拍手を送り、沖縄市民は「早くに公開すべきものを、なぜ国民に隠していたのか」と怒り、インターネットで見た人たちの大方は「これでいいのだ」と得心している。
MSNは、「ビデオ映像を非公開とした政府の判断ミスがもとで、情報管理の不備が問題となった」と書いている。
MSN「何より最大の問題は、菅直人政権が、国民の『知る権利』を無視して、衝突事件のビ デオ映像を一部の国会議員だけに、しかも編集済みのわずか6分50秒の映像しか公開 しなかった点にある」。
「今回のビデオ映像を見れば中国漁船が意図的に海保の巡視船に体当たりしたことは明 らかだ。映像の公開は、中国人船長を逮捕した海保の判断が、妥当であったことを国民 や国際社会に示す意味でも明確な“公益性”がある。弁護士でもある仙谷長官が、中国 をアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に参加させようと、故意に条文の解 釈をねじ曲げたとしかいいようがない」。
「大きなメス」を入れるべきは、真実を国民の目から覆い隠し、対中弱腰外交を繰り返 してきた民主党政権自身である」。
「ビデオ映像は、中国漁船の違法性を証明する証拠として、本来なら政府が率先して一 般公開すべきものだった。遅きに失したとはいえ、菅首相は国民に伝えるべき情報を隠 蔽(いんぺい)した非を率直に認め、一刻も早くビデオ映像すべての公開に踏み切るべ きだ」。
さあ。あ菅さんはどうするのだろう?
「遅くなりましたァ。では……」とテレビでこの問題ヴィデオを公開するだろうか?