夕食後。ショーが二階へあがるとすぐクーラーをoffにして扇風機をonにする。
冷えていた空気が温まり始めるとガラス戸を開ける。今日は風が無くて、まだ外気が暖かい。
ガラス戸の方だけ雨戸を閉め、こちら側は網戸。閉めた網戸になにか虫が……
蜂だ。大きな奴! わー。こわいこわい。
殺虫剤を持って来て思いっきりシュー!!
落ちた。敷居の間でもがいている。「これでもかッ」とたっぷりかけてレースのカーテンを垂らす。
昨年はヴェランダの壁に大きな巣を作っていたのを2か月も気付かなかった。
夕方干し物を取り入れながら、(なんか、ハチが多いな)と見ていて、その巣を発見した。
その時も殺虫剤で蜂を追っ払い、巣にべったりスプレーした。
穴から死んだ子供がポトリポトリと下へ落ちた。
あくる日、一匹の蜂が様子を見に来たけど、ほかの逃げて行った蜂は、二度と戻って来なかった。
お化け屋敷みたいに黒くボロボロになった巣が、今も壁についている。蜂避けになっていると思う。
それにしてもキンチョ-の殺虫剤は何故あんなに高価なのだろう? キンチョーだからって、蜂が沢山死ぬわけでもなし、キンチョ-でないからといって蚊が落ちないわけでもなし。
姪の飼っている犬は、「はち」という名前だ。私だけが、「ハッチ」と呼んでいる。