ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

買い物顛末記---略

2014-07-15 22:40:53 | 残念

 空地もあって、環境が気に入った丘の上の鉄筋倉庫を買うことに決めたのは、5月の終わりでした。建坪28坪のしっかりした倉庫でした。電気も水道も来ていました。値段交渉再三再四、7月中ごろに売主と折れ合って、内金150万円払って仮契約しました。

 でも、水が使えません。給水栓が無かったのです。「止水栓」と「量水器」だけで、役所で訊いても「簡単です」ということでした。「給水栓を付けてください」と、出入りのガス(プロパン)屋さんに頼みました。ガス屋さんは水道設備屋さんを連れて見に来てくれました。水道設備屋さんは言いました。

 「排水設備が無い。ここの雨水も、隣の家の生活排水も、この倉庫の下に流れ込んでいます。先ずそれをきちんとしてから給水栓をつけましょう」

  不動産屋が「排水はここです」と見せてくれた側溝の上の土管が用をなしていないというのです。そう言えば、屋根や壁が綺麗な割には、倉庫内の鉄骨にかなりの錆が出ています。市役所の道路課の人も見に来てくれました。

 「そうですね。排水工事は必要です。申請書を出してください」

  ガス屋さんが見積書を持ってきました。「下水道工事38万円。上水道工事18万円(雨樋、流し台などは別途)」

 錆の手当はペンキ屋さんに見積もって貰いました。「屋内が36万円。屋外が28万円」

 倉庫は値切って値切って400万円。まだそんなに要るんだったらやめようか。庭に芳香のある植物を沢山植えて、研究して来た若返りの油を作ろうと計画していました。残念だけど年齢のことを考えると、今から忙しい仕事をするのは無理だったと諦めました。結局白紙にして貰いました。 でも、丘の上だから、雨水は自然に土中に浸み込んだり、擁壁に沢山埋め込んである菅を通って下へ落ちる筈なのに……と納得行きません。

 ひとり暮らしの老人が、雨漏りを直して貰う為に呼んだ業者に、床下にシロアリが涌いてるとかカビが発生しているとか言われて、床下にコンクリートを流されたり余計な換気扇を幾つも付けられたり、なん百万円もの補修代を取られたという被害が、ひと頃多発していました。あれと同じだったような気もします。

 手付金、無事戻って来ました。「400万円儲かった」とショーは言いました。水道工事費56万、ペンキ屋64万、計120万も儲けたようです。贅沢でない旅行なら、何度でも行けます。