数少ないが、尊敬できる女性がいる。
曽野綾子女史、、、。
女史の小説はあまり面白くないが、ある題材を基礎にした一連の随筆にはたいへん興味があり、読めば逐一、まことに面白い。そんな女史の著作を通して、我輩は彼女の大フアンになり尊敬し今日に至っている。
女性特有の感情の粘着性が希薄であるからサクサクと、つまりCrispyに読みすすめれるので爽快感がある。もちろん読後感も重っ苦しくなく胃にもたれない。
しかししかし、女史の理論展開は整然と、且つ、たたみ掛けが、鋭い。
これが我輩をして「痛快」にしてくれるのである。
気に入っている著書の2冊を紹介する。(すでにお読みになった読者には、請御免!)
現代に生きる聖書日本放送出版協会このアイテムの詳細を見る |
我輩、キリスト教とはなんら縁もゆかりもない人間である。
「西洋史」を紐解くと、どうしてもキリスト教に関わる基礎知識がないと理解不行き届きになるは、必定。
加えて昨今、ヨーロッパ諸国を旅すると、大中小あらゆる都市や集落には必ず教会が存在し、教会の建物なくして、ヨーロッパの街並みは、その景観を成しえない。ヨーロッパ社会とのかかわりを断ち切るわけにいかない現代人として、どのみち、キリスト教の存在を無視できない。キリスト教文化圏に足を一歩踏み入れるゲートウエイ(Gate-Way)を探すなら、同著は、格好の一冊である。
同著の各章、聖書の一節を取り上げ、女史なりの解釈を現実世界に照らし合わせて書き下す。起承転結の理論展開、知る人ぞ知る意外と生生しい聖書世界の人間の葛藤を抉り出し、聖書の生まれた数千年の時空の隔たりを超越し、堂々と現代世界に通用する聖書の中身を分かりやすく解説し、かつ、同女史の得意技を持っての理論整然とした前向きな結論の締め括り、清々しくも見事。その一言につきる。
(一言ではすまなかった、かなり長かった・・・)
もう一冊ある。
中年以後光文社このアイテムの詳細を見る |
これ、中高年のバイブルです。
しかし、全くハシにも棒にもかからない頑固一徹中高年にはお勧めできない。
我輩、取り合いません。
若者と、現代の社会と、中高年齢層の人種が、如何に折り合いをつけるか?
折り合いをつけて生きていこうと考えている中高年、あるいは、中高年予備軍、必読の書です。
女性が読めば、井戸端会議に参加しなくて済む。
男性が読めば、定年退職後のうつ病にならなくて済むか。。。
難しい事考えず、まず読まれよ、、、
読んでる人は感想をお聞かせ下され、、、
なんだか今年のゴールデンウイークは、女性週間になってしまった。
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写真資料:
ハンガリー・ブダペスト
コシュート・ラヨシュ通り、「アスとリア」から「ヴラハ・ルーサー・テール」の地下鉄駅区間にある、有名な(現地人の間で、観光ガイドブック案内に無し)、築400年くらいの古いカトリック教会。
東京で云えば、新橋か神田か。とことん街中にある築200年くらいの古い骨董的マンションに下宿している小生の「隠れ家」から、徒歩で約7~8分間の距離、地下鉄の駅と駅の間にあるから乗ると通り過ぎてしまう。
いわゆる、「ご町内の教会」である。
教会の中に数回入った経験がある。一度だけ、クリスマスのミサの時、物見遊山で嫌々(いやいや)入った。えも云えぬ「荘厳」に打ちひしがれそうになったので、我輩だけ教会の外に出て、同行者を待った。いかにも、こんな時に中では待てない!然る年の12月23日、雪、午後8時過ぎ、真っ暗闇。10分間だけ待ったが、寒かった。
待ったその後、先隣のレストランで飲んだパーリンコのダブルを、喉越し一気に飲んだ。梨をベースにした強いリキュール、食前酒だが、かなり強い。なぜか、ハンガリー人は好んで飲む。ドカッと胃袋にこたえた。直ちに、ビールを飲みなおした。落ち着いた、、、。
断っておくが、この話、曽野綾子さんとは全く関係ないので、無視してほしい。
聖書の話の後、アルコールの話しをするとは、いかにもエセ男爵、不謹慎極まりない。
大意はない。ま、こんなものです。
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いいですね、私にピッタリの著書です。
また、読まなければならない本が増えました。順番に読破します。
ほとんどの建物は、19世紀の前半に建築されたもの、今でもオフィスや住居として使用されています。本文にも記している通り、教会だけは超古い建物であり、それが証拠に、教会の入り口の時計塔の上の屋根を見れば、建築様式の古さが伺える。
ブダペストの街、たしかに美しく落ち着きがあり重厚であるが、残念かな華麗でない。
まして、排気ガス汚染でこの辺りは、映像で見かけるよりも、実際はすす汚れている。人間により感度が違うが、自らそう思えば、かなり息苦しい。
しかし、この写真はそれを感じさせない。
痛快ですよ・・・