小沢さんの人物像。。。についてもう少し。。。と思い
『剛椀(ごうわん)維新』という小沢さんの日記のような本に目を通してみた。
この人が日本社会について考えていること、日本を良くしたいという思い。
意外と強い。 どちらかと言えば石原さん(私の動物の本能がこの人を避けるって感じ。)みたいにお高く留まった評論家のイメージもなく、小沢さんは政治家らしいから驚いちゃう。
「えらい!」と思うような考えがあるので思わず関心。
みんなも読んだほうがいい、と思います。
ただ、目指している事と実際の行動はマッチしていないところも感じて欲しい。
国民から支持される為に自分達が明確な姿勢を示す事、
「これなら任せられる」と思われるために政治活動を。
献金についても、私利私欲の為ではなく
未来の社会の為にして欲しいという思いもあったようで。
彼のお金に対する考え方は贅沢をするのでなく、理想とする社会や国家を作る為だったんだろう。。と想像できます。 事実、小沢さんの贅沢さとかあまり聞かないですしね。。。 これは本当かなとも思います。。。。
でも、小沢さんが間違ったところ、
『未来の社会に受け取ったお金』なんだから『何が悪い』というところなんじゃ?
と思いました。
もし本当に発言と内面がマッチしていたら、この問題が出た時、
「何故間違ってしまったのだろう」と反省していたと思います。
いくら潔白でも、自分の部下が起こした過ちに自分の落ち度があったと。
自分の政治理念を信じ付いて来てくれた同志が過ちを犯すのは何処かに欠陥があり、
それを正さなければ自分の思い描いた政治活動ができないと悟る事もできたと。
石川議員が捕まった時、そのご両親から息子を預っているという気持ちを感じられなかったし、自分の落ち度も謝罪できない。
身の潔白を確信しているなら、個人収支も公開できるはず。 印税なども考慮すれば大金を手にしていてもおかしくないとも思います。
この著書を読む限り、かなり立派な事を言う割りに、行動がマッチしていないのがとても不可解でした。。。
私も政治献金は堂々と受け取っていいと思いますよ。 お金をうまく使えない人がお金を握っているよりも、上手に使ってくれる人がお金を持つべきだと。 大金を受け取って公表すれば献金した人も利権を求める事ができないし。
小沢さんの著書の内容はとても共感がもてます。 しかし、言っている事と行動がマッチしない限り誰も政治を任せようとは思いません。。。
一から出直す覚悟を持つ勇気、それがあってこそあなたが目指す政治活動ができるのではないですか? その覚悟がなければ、結局、自民党と同じなのではないでしょうか?
明治維新に随分惹かれているようですが、彼らがやったことではなく、彼らが尊敬していた人の心にならなければ、彼らの意思を引き継ぐ事なんてできません。
そう思います。
また偉そ~に言ってしまいましたが。。。
====10月6日↓====
小沢さんの『政治と金』 強制起訴確定
小沢さんていったいどういう人物?となんとなく『政治と金』の真相をもっと知りたくなり
今日は一冊の本に目を通してみた。
『小沢一郎 政権奪取(だっしゅ)論』 朝日新聞社
少し飛ばしながら読んだので完全に理解したわけではないけど、
小沢さん意外と悪い人ではないと思いました。 私って単純だねぇ~
本はインタビュー形式。 2006年に出版されているので、『政治と金』問題を知るにはよさそう。。と手にした本。
そういう動機で読んでみたけど、意外と私、小沢さんの政治に60%支持、と思っちゃいました。
後の40%は価値観の違い。 その違いが『政治と金』の問題になっちゃったのかなと勝手に思う私。
人間の幸せは『美味い物食って、楽しく平和に豊かな生活を送る事』で得られる物ではないと思う私。
飢えている人間は『食べ物やお金』が手に入れば幸せだと感じる。
でもそういう飢えが心なら、食糧やお金をあまるくらい与えても、それ以上手にいれようとするでしょ。 幸せの感じ方は心の状態で変わってしまう。。。
そんな価値観が違うように思いました。。。
1冊の本からで判断してはいけない。 ちょっと違う価値観と思ったけど、それでもまともな面が多い気がします。 だから無罪なら政治家続けてもいいよ、と思うかな。 たぶん、文句はでるだろうけど。。。
今の政治家さんに多いのが明治維新を起こした坂本龍馬やその他の歴史的人物をあこがれる事。
その思いが強すぎて、政治家の仕事の目的が権力や政権をとる事。 だからそれをとった後みんなだめになる。
小沢さんの目的も同じように感じたけど、もっと悪いのは駄目になる人達の元で働いていた事でもある。
たまたま駄目な上司だったのではなく、上司をだめにした部下だったのかもしれない。。。
小沢さんは悪い空気を運んでくる自分に気がつかないと駄目かもしれないなぁ。。。なんて偉そうだよねぇ けど、自分の人生が変わったのは自分に気づいた時からなので、その考えはあっていると思うんだぁ。。。
共感できたのは、目上の政治家やアメリカに対しても物申す態度。 アフガンとイラク戦争に対しての考え方は「やるじゃん」と思いました。 もしこの本読むなら最後まで目を通したほうがいいとお勧めします。
そうそう、この本を読んだ動機。。。
細川さんが辞任したところにヒントが。
この部分で自分だったらこう言っただろうみたいな言葉があり。
この時の小沢さんの心境、内心が伺えるような感じです。。。
小沢さんは一度きっちりけじめをつけて、政治家やり直した方がいい。
(有罪と決め付けてる私ですが。。。)
あ、でも有罪なら5年復帰できないから。。。73歳?
政治家じゃなくてもすばらしいアドバイザーになれると思いますよ。。。
====10月5日↓====
現金取引していたらなぞを解明するのが困難だろうか?
そう考えているうちに、皆無ではないような気がしてきた。
石川議員が小沢さんの近くで働くようになったのが大学在任中の1992年頃、大久保秘書は1999年頃。 小沢さんが大金を用意しだしたのは自民党を離党する前からと推測。 だから石川議員はそういう習慣をなんとなく感じていたかもしれない。 そして資金集めを縮小しだしたのは民主党が2004年の参議院選挙過半数を超えた時。。。 第一党になる事で身の回りも整理しようとした。。。 現金の使い道が狭まってしまった。。。という想像。
小沢さんはかなりの野心家。
政治家の家庭で1人っ子として育った事が『頂点に立つ』潜在意識を植えつけさせたのかもしれない。。。 だから野心家のわりには野望を語らない。。
彼が虚偽記載を働けた可能性のある期間(1990年~2004年)に取引のあった相手を調べる事がこのなぞを解明できるのかな。。と思う。
現金取引の場合、裏帳簿が必ずある。 小沢さんが作っていなくても取引相手のところには必ずあると思うなぁ。。。仲介者謝礼金も確認。 セキュリティを強化しているところは特に要注意。
そんなのとっくに調べているか。。。
====10月4日↓====
『小沢さんの世田谷土地問題 強制起訴確定』
とうとう起訴確定。。。。
報道されたように
本当に東京地検特捜部が2度目も同じような内容でしか取調べをしなかったのだろうか?
もしそれが本当なら裁判になっても意味が無いようにも感じる。。
そこでどんなからくりがあったのだろう?と考えてみた。
① 石川議員が収支報告書に記載しなかった事。
② 現金と銀行の現金の不可解なやりくり。
この2点のなぞ、
もし過去に行われた不動産取得で実際取引された金額が契約書と違っていたなら説明が付くような。。。
条件1) 実際取引金額が契約書の金額より多い。
上乗せは謝礼のようなもので、それを現金で手渡し、帳簿上に載せない。
もしそれが事実なら、売主の口座や資産がその近辺で増えていないか確認する。
条件2)実際取引金額が契約書よりも低い。
差額はキャッシュバックという形。 もし相手が企業なら実際よりも売上があったようにもできるし、こちらは帳簿に載せない現金が手元に残る。
通常こういう取引が行われていて、
たまたま今回の世田谷の土地だけが正当に行われ、しくじってしまったとも考えられないだろうか。。。
こんなストーリーありえないかなぁ。。。
もう一つの疑問。
小沢さんのように不動産を買う人が、毎月140万円、年間1600万円もの駐車場代を支払うことに疑問を感じる。
もし私の想像が違って不動産取引が正当に行われていたなら、考えられるのは両親の遺産と田中角栄さんからのギフトと企業献金。。。
そうなると一切記録されていないお金だろうから本人がだまっていれば審議不能という結果になりそうな。。。決して無罪という結果ではないし信頼という物を勝ち取れないとおも思うけど。。。。
裁判の審議を見届けます。。