脂がのってる肉がおいしいのか、
赤みがおいしいのか、
人によって好みが違うだろうけど、それを薬でそう仕上げるのはあり?
Wall Street Journalの記事から、
http://blogs.wsj.com/chinarealtime/2012/03/07/on-the-menu-in-taiwan-u-s-beef-with-a-dash-of-ractopamine/?KEYWORDS=ractopamine
アメリカ肉輸入に対する台湾側の対応についての報道。
添加物を使っている肉を輸入規制していたが、政府がそれを解除するというので市民が反対しているというもの。
その添加物が『ラクトパミン』という薬。
それを豚や牛に、肉になる前に与える『最後のエサ』に入れるそうだ。
その状態を仕上げ豚(Finishing Pigs)というよう。。。生産物の最終加工だ。
その薬をエサに混ぜると、血液から筋肉の繊維に運ばれ筋肉を大きくする働きをさせるらしい。
そうすることで、体重のある引き締まった肉ができるらしい。
日本を含め韓国やカナダなどアメリカよりの国はこの輸入肉を受け入れているけど、
(もしかしたらその薬を日本でも使っているのかもしれないけど。。。)
中国とEUはこの添加物を与えられた動物の肉の輸入を禁止していると。
台湾は中国だけど、FreeTradeをアメリカと結んでいる為、この規制をどうするかで揺れているらしい。
検査では安全な肉だと断言されている。
もちろん、その薬が範囲内で与えられていれば、その肉を食べても人間に害がないということ。
またその薬も使用できる量と期間が制限されている。
ただ、その肉を食べすぎるとどうだろう?
身体が大きいか小さいかという違い、消化機能の良し悪し、性別や習慣も考慮しなければいけないと。
肉を大量消費をする人間が健康に生きているのだからと言われても、信頼できないのは私だけではないよね。。
動物実験からその量を与えすぎると、細胞に亀裂がはいり、最後は大変な事(Slaughter)になるようだ。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ractopamine
この事からも、どうして仕上げにしか使わないのかという理由も察しがつく。
経済優先に物事が進むのは止められないのかもしれない。
既に豊な文明になっているはずなのに、経済発展を願う私たち。
これが無意味な行動をさせてしまうのだろうねぇ。。
私たちに何ができるか? 良いものを吟味して選んで買うしかないのだろうねぇ。
ちなみに脂の色が『黄色っぽい』のは私は買いません。。