シギ・チドリの,秋の渡りが,続いている。
渡り前半は,成鳥が中心だったが,今は,今年生まれの子どもたちが,多くなってきている。
この子は,蒲生干潟にいたキアシシギの子。
茶色がかったグレーに,白い星が,ちりばめられている感じ。
子どもは,くちばしも,羽も,新鮮。
子ども,と言っても,この春生まれだから,人間だったら,まだ赤ちゃん。
それでも,生まれたロシア方面から,越冬地のオーストラリア方面にまで,渡っていく。
体力的にもそうだが,捕食者もいて,命がけだ。
これから,南下していくと,台風なども,くぐっていかなければならない。
キアシシギは,同じ干潟に,成鳥たちの姿も見えた。
こちらは,同じ日,鳥の海の海苔屋さんの前にいた個体。
成鳥は,胸からお腹にかけて,細かな模様がびっしり。
これはこれできれい。
蒲生で,キアシシギの子と一緒にいたのは,オバシギの子。
蒲生は1羽だけだったが,鳥の海には,2羽いた。
ここでは,飛翔姿も観察できた。
シンメトリーの,後ろ姿。
キアシシギもそうだったが,子どもは,羽がすごく新鮮に見える。
飛んで戻ってくるとき,一緒にいたソリハシシギとの,2ショット飛翔も撮れた。
背中のパターンが,美しい。
近くには,当年生まれのトウネンもいた。
当年生まれのようにちっぽけなので,『トウネン』(当年)なのだが,正真正銘の当年のトウネン。
鳥の海の浜の方には,15羽程度のミユビシギの群れも入っていて,群れの中に幼鳥の姿も見えた。
幼鳥は,白黒がはっきりしている。
ミユビシギは,宮城県内でも越冬するシギだが,この群れは,さらに南下していくのかな。
なお,子どもと言えば,ハヤブサの子どもも,シギ・チドリの群れに付いてきていて,ときどき突っ込んで,シギチを飛ばしていた。
狩りは,失敗続き。
シギ・チドリたちにとっては,良かったが,ハヤブサの子も,生きていかなければならない。
(2024/08/31 キアシシギ,オバシギ,トウネン,ミユビシギ)
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