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秋田出身仙台在住の鳥見人が主に東北の野鳥をアップしています。

紫陽花と昆虫

2024年07月15日 | 岩手県_県南地域

 みちのくあじさい園。

 ここは,あじさいを楽しむところではあるのだが,欲張って,あじさいに集まる昆虫も探してみた。
 見つけた昆虫の全部は,掲載できないが,その一部を,掲載する。
 
 まずは,花との組み合わせで,ベタなところで,チョウ。
 
 ウラギンスジヒョウモンのメス。
 
 
 メスは,前翅の端っこに,白い三角斑があるのが特徴。
 メスでも,くすんだ感じはなく,鮮やかな色のきれいな個体だった。
 
 ヒョウモンの仲間は,翅の裏を見ると識別しやすいのだが,すぐに飛んでしまい,裏は撮影できず。
 
 
 アナベルとの組み合わせが,きれい。
 
 ベニシジミも,とっても可憐で,かわいいチョウだ。
 
 
 いれば,ついレンズを向けてしまうほど,好き。
 
 翅もきれいだが,顔から脚にかけての白い体と黒い複眼が,なんとも言えない。
 触角と脚のボーダー柄コーデも,体の色や複眼にマッチしている。
 
 
 ホント,作り物のように可愛い。
 
 次の写真は,アナベルに埋もれるベニシジミ。
 
 
 あじさい園でなければ,見ることができない光景。
 
 ハチもたくさんいた。
 
 これは,なんだろう。
 オオマルハナバチか。
 
 
 脚に,たっぷりと,栄養満点のあじさいの花粉をためている。
 
 こちらも,たっぷりと花粉を集めているが,オオマルハナバチとは模様が違う。

 
 もしかすると,クロマルハナバチ?
 
 
 こちらのハチも花粉をたっぷり集めていた。
 
 
 これは,ニホンミツバチかな。
 
 このハチもそうかな。

 
 ハチは意外とむずかしくて,よくわからない。
 
 これはハチではないが,とってもきれい。
 
 
 同定はどうでも良いような気がしてきたが,キベリヒラタアブのようだ。
 手前の装飾花の赤,真の花の青,そして,アブの黄色。複眼の茶紫も効いている。
 
 カミキリムシもいた。
 
 ヨツスジハナカミキリは,自然界共通の警戒色,黄色と黒の縞々。
 
 
 襲われないよう,姿をハチに寄せている,という。
 
 名前のとおり,背中に4本の筋がある。
 
 
 白いレースのようなあじさいの花の上で,結婚していた。
 きれいだなぁ。
 
 エグリトラカミキリも,模様が古代エジプトを感じさせるような,きれいなカミキリムシだ。
 
 
 上翅の端がえぐられているように見えるから,エグリ...,と命名されたらしい。
 


 上翅先端左右の端っこが,つんつん尖っているのが,識別点。
 満開の真の花に顔を埋め,あぁ幸せ,と言っている感じ。
 
 カメムシは嫌われることが多いが,きれいなカメムシも多い。
 
 
 ブチヒゲカメムシ。
 
 
 名前のとおり,触角が,ぶち模様になっているが,体色が印象的。
 まもなく,パリオリンピックが開幕するが,金メダルを背負っているような感じ。

 がんばれニッポン。

 こういうカメムシもいた。
 
 
 独特の肩の張り。
 似ている種もあるが,ハリカメムシで良いかな。
 
 
 バブル期は,こんな肩が,はやっていたような気がする。
 
 トンボは,肉食なので,あじさい自体に集まることはないが,あじさいとのコラボを楽しむことができた。
 
 たくさんいたノシメトンボとあじさい。
 
 ノシメトンボには。もったいないレベルのお立ち台。
 
 
 背景にあじさい。
 
 
 ナツアカネと見分けがむずかしいが,これは,もしかすると,アキアカネ。
 
 
 アキアカネが,初夏,あじさいとのコラボ。
 なんて,希少な組み合わせ。

 腹部の上の方が,少しだけ,赤くなってきているように見える。

 このとき,昆虫たちがたくさんいたあじさい畑に接した林から,サンコウチョウのまろやかなさえずりが聞こえてきていた。
 
(2024/07/06  昆虫いろいろ)
 
 


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