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だんだん素直になってきた感じのボラ。
そして、隠そうとしても漏れ出てしまうテウンの優秀さ。
とってもかわいいのに脇役のゴヌ。
によによしながら観てしまう第4話ですよ。
〈あらすじ〉
テウンは、母の借金を返すためにボラの運転手を務めることになった。
意地の悪い仕打ちも我慢し、声を荒げることもなく、淡々と仕事をするテウン。
そんな苦労も知らず、母は息子に冷たい言葉を浴びせるのだった。
ボラを気に入った見合い相手のゴヌは、率直に「つきあおう」と提案する。
「ずっと好きな人がいるの。中学2年の時であった人。今アメリカに留学中よ」
思わず嘘をついてしまうボラ。
テウンは、会長に見込まれてボラのお目付け役も任されている。
とにかくきちんと大学に通うこと。
命令されたボラは頭にきて、テウンを蹴っ飛ばして逃げ出した。
向かった先は、ファッションショーの会場だ。
しかし、テウンはボラを探し当てた。
むくれたボラは、会場で先日出会った嫌味な御曹司に誘いをかけ、ついていってしまう。
テウンを振り切れば用無しとばかりに男を袖にするが、
怒った御曹司はボラを無理やり車に乗せて連れ去ろうとする。
そこへ現れたのは、やはりテウン。
御曹司の取り巻きを一撃でぶっ飛ばし、ボラを連れ戻しにきたのだ。
口先だけのドラ息子が、テウンの相手になるわけがない。
「二度とボラには手を出すな」
すごく怖かった。あんな風にされるなんて思ってなかった。
でも、助けてくれた。前みたいに。
しかし、テウンは言う。
「そんなに俺が嫌だったのか?
あんなやつについていくくらい?」
ボラは素直になれない。
「やめるよ、そのほうがいい。会長に言うよ」
「好きにすれば?私には関係ない!」
最後まで、テウンと目を合わせずに帰宅してしまうボラ。
彼女を見送った直後に、テウンの携帯が鳴った。
ジムの先輩が、練習中に頭を打って入院するという。
医師からは明朝眼科にまわすといわれるが、テウンは不審に思う。
薄い鼻血が止まらない。頭蓋骨骨折の疑いがあるのでは?
診断した医者の同僚が、ゴヌだった。
「精密検査をしますから、大丈夫ですよ」
テウンはジムへ戻って、ぼんやりしている。
その頃ボラも、自宅の部屋でぼんやりとテウンのことを考えていた。
翌朝、会長に会おうとするテウンを、ボラが止めた。
「勝手に辞めるなんて許さないわよ。勘違いしないでね、元を取るつもりなんだから」
ボラの行き先は、学校だという。
テウンはふっと笑った。
これが彼女なりの謝罪の表現なのだ。
ボラを送っていった大学。
若者たちが車座になり、笑い合っている。
「テウン」
ふと隣を見ると、ヨンギュが笑っている。
「大学に入ったら何をしたい?」
テウンの心が見せた、まぼろし。
ボラは経営数学のレポートを書くのに四苦八苦。
思わずゴヌに電話をするが、すげなく断られてしまう。
「何よ!使えない男ね!」
テウンは図書館で参考図書選びのお手伝い。
「ねぇ、なぜパパにお金をかりたの?皮肉は言わないから教えて」
ボラの質問に、テウンは素直に答えた。
「母さんが困っていたからだ」
「息子のすねをかじってるのね」
「おい!そういう言い方はやめろ」
怒ったテウンに、素直に謝るボラ。
「ごめん、そういうつもりじゃなかったの。
でもまだいいわよ。夫も子供も捨てて男に走るような母親と比べたらね」
「なんのことだ?」
「そういう母親もいるってこと」
テウンは資料を探すうちに、思い出の学会論文集を見つけた。
ヨンギュが、彼の論文を盗用だと非難するきっかけになった本だ。
思わず真剣に読みふけってしまった。
気づくと、隣にボラが座り込んでいる。
「1時間17分待ったわ。職務怠慢よ」
待っている間に、ボラはレポートを書いてしまったという。
「出してきてね」
ボラが校舎を出ると、ゴヌが待っていた。
「お忙しい先生が何の用?」
「冷たいなぁ、ちょっと待ってよ」
ボラの学生番号を聞こうと後を追ってきたテウンが、その光景を見てしまった。
またタチの悪い男にからまれているのかと、
ゴヌの腕を後ろ手にねじりあげる。
「いてっ!いてててて……」
にやにや笑ってみているだけのボラ。
しかし、ゴヌとテウンは顔を合わせてびっくりした。
昨晩病院で会った……
ボラの見合い相手と運転手。
ふたりは自己紹介をした。
「ふふん、ドックはボクシングの選手なのよ」
ボラはなんだか自慢げだ。
「え?医大生かと思ってたよ」
テウンは慌ててごまかした。
「でもじゃあ安心だね。彼女を頼みます。今日以外は」
食事を一緒にしようと誘うゴヌ。
甘えた様子に、ボラも機嫌よくうんと言った。
彼女を先に行かせて、ゴヌは屈託なく、テウンに話しかける。
「かわいいでしょ?
ああ、あなたの言うとおり、頭蓋骨骨折でした。友人のミスを許してやってください」
いい雰囲気のふたりをぼんやり見送って、テウンはレポートのことを思い出した。
提出にいった先で、ふとページをめくり、理論を書き足してしまった。
思わずしたことだったが、レポートはそのまま助手が持っていってしまった。
テウンは、会長に見込まれている。
彼の中にある才能に、気付いているのだ。
しかし、テウンは自分の優秀さを隠そうとしている。
ボラにも、会長にも、誰にも、気づかれたくない。
ゴヌはボラを連れてお披露目式に出かけ、気楽な食事を楽しんだ。
帰りの車の中で、ボラの「恋人」について質問してみる。
「全部嘘よ。わたしの片思いでしかないし」
「好きなのは本当だったんだね」
「そうよ、すごく好きだったんだから」
いつになく、素直なボラ。
「なぜ別れたの?」
「別れるも何も、2回しかあったことないわ。
遊園地で会う約束をしてたのに、現れなかったの。それだけ」
ボラは、思い出箱から赤いポケベルを出してみる。
今頃彼は、何をしているんだろう?
最近化粧をして、きれいになったスンリ。
テウンはちょっと心配だ。
でも、彼女は大丈夫。
「誕生日のことや、オッパに言われたことは全部忘れた。
わたしって単純だからね。オッパも忘れてよ」
「スンリ……」
「ねぇ!どうしてきれいになったって言わないの」
「き、きれいだよ、きれいだ」
「わたし、妹なんだよね?妹みたいに大好きなんだよね?」
「そうだ」
スンリは、にこっと笑ってテウンを仕事に送り出した。
大学の授業で、経営数学のレポートを褒められたボラは、不思議に思う。
どうにもわからない。
ハン・ドック、あんたいったい何者なの?
まっすぐに聞かれたテウンは笑う。
「おかしいよ、スパイじゃあるまいし」
なんとかごまかしたが、ボラは疑っている。
「このレポートはどうしたのよ?あんたでしょ?」
「写したんだよ……」
図書館で原本を探すが、もともとそんなものは存在しないのだ。
「どーすんのよ、発表しろって言われちゃってるのに……」
テウンはふと、配書棚にあった絵本を手に取った。
「雪の女王」の絵本だ。
「何してるの?」
「読んだことあるか?」
「ええ」
「雪の女王が住んでいる場所は?」
「ラップランド」
「よく知ってるな、あんまり知られてないのに」
「……あんたはどうして知ってるの?」
「高校のとき、家出してであった女の子が教えてくれた。
その子はラップランドに行きたがってた。母親をなくしたんだ、君みたいに。
ラップランドは雪と氷に覆われた自由と幸せがある場所。
教えてくれたんだ、ラップランドには雪の女王が住んでるって」
ボラの瞳が、いっそう大きくなった。
(つづく)
ゴヌが好き!
あ、ごめん、いきなり叫んじゃいました。
でもどーよ、みなさん。
わたしみたいな人、絶対いるでしょ?
まぁぁぁぁぁ、なんてキュートなんでしょ、二番手なのに。
前回も書きましたけど、わがまま娘のボラを振り回しちゃう唯一の人。
まっっっったく嫌味のないさわやかな笑顔がカワユス。
駆け引きしてみる茶目っ気があり、
素直におねだりしてみるかわいさがあり、
ミスを認めて謝る誠実さがあり……。
満点!
そりゃボラだって思わず機嫌よく食事に行っちゃうよねぇ。
「最後の晩餐にいってくる」って意地悪は言うけどさ。
ぜんぜんノリノリじゃん。
あの笑顔で誘われたら断れないよなぁ。
そして食事のシーンがまたいいのよねぇ~。
たぶん、上司か友人の子供の1歳の誕生日なのね。
並んだ品物を選ばせ、何を選ぶかで、将来を占うの。
結婚式もそうだけど、ご祝儀出したら後はビュッフエスタイルで自由みたい。
気取ったレストランなんかじゃなくって、
こういうところに連れてくる、そのチョイスがいいのよ!
なんかいい人だな~って思っちゃうんだよねぇ。
まぁ……それはね、そもそもゴヌくんを気に入ってるからの話なんだけどね。
実際見合い相手にね、二度目のデートでマックに入られた日にゃあ、ちょっと考えますよ。
庶民派なのはいいが……最初くらい気張ってもうちょっと見栄を張らんかい!と。
席について、ぱくっと何かを口に放り込むさまもかわいい。
若いっていいわぁみたいな気分になる食べっぷり。
韓国ドラマって、食べるシーンが汚く見えちゃう傾向があるじゃない。
日本と韓国の食事マナーの違い的に。
そういうのが一切ない!食べながらの演技も全然オッケー!稀有な存在ですよ。
あ……えっと、主役はテウンだよね。
だいじょぶ!もちろん彼のこと好きです。
10代のころから一貫して、彼は静かな青年なのよね。
とても優しくて、謙虚で、穏やかな人。
だから、そんな彼がボクシングをしているってのがびっくりなんだけど、
ヨンギュの夢だということが影響しているのかな。
(お父さんがボクシング選手だった……というわたしの仮説もまだ捨てきれない)
でもそれよりなにより、静かに見える彼の中には、
熱い情熱が隠されているんだよ~ってことなのかもしれません。
大学で、いきなりヨンギュが出てきたときはわたし泣いちゃった。
ぶわっと涙が出た……。
こんだけテウンの心に寄り添いながら観られるんだから、
やっぱりヒョンビンすごいわ、と、頭の隅っこで冷静に考えてもいた。
ふたりの恋愛模様はツンしてデレて気になって、という定番で、
それほどキャーキャーしながら観ているわけでもないし、
今回はボラよりも、テウンに感情移入しているのかな、と思う。
(さすがに主役の存在感ですよ)
テウンとゴヌが並ぶ場面は見てるだけでしあわせ。
こんな人たちに思われてて、ボラはいいなー。
なんかスンリの気持ちになってきた。
なんであんなわがまま女がこんなにモテルわけ?ずるくない?
「ほんとはやさしい」とか、「ほんとは素直」とか、ずるいよね。
ジャイアン効果っていうかさぁ。
ギャップが相乗効果になり、すべての美点が3割増し。
普通の人が持っている善の部分も、普通以上に評価されちゃうという……。
がんばれスンリ!
スンリって、どういう字を書くか知らないけど、「勝利」と音が一緒なんだね。
だからトレーナーの胸に「victory」って書いてあったんだ。
彼女はあの最悪の誕生日にもめげず、元気を取り戻しています。
テウンに気を使わせまいと、自分から明るく振舞ってて……けなげだわ~。
美形だしスタイルもいいし、この子大好き。
彼女もしあわせになってほしいな。
ゴヌ君にキャーってなって忘れるとこでしたけど、
第4話にしてテウンの正体がばれちゃってますよ!
ボラは、この人があの大好きだった彼だって気が付きましたよ?!
どどどど、どーなるの?
てか、なんで今まで気づかないの?
おんなじ顔でしょうが。
ずいぶん雰囲気は変わってるけどねぇ。やさぐれ感が漂ってるし。
中2のころ2回会った人なんて、8年たったら顔を忘れちゃうんでしょうか?
誰か実証実験してくんないかな。
記憶の研究している先生にぜひお願いしたいですよ。
序盤からいろいろドキドキさせる展開ですな。
今後が楽しみ&不安です。だってまだ12話もあるのよ?
そして、隠そうとしても漏れ出てしまうテウンの優秀さ。
とってもかわいいのに脇役のゴヌ。
によによしながら観てしまう第4話ですよ。
〈あらすじ〉
テウンは、母の借金を返すためにボラの運転手を務めることになった。
意地の悪い仕打ちも我慢し、声を荒げることもなく、淡々と仕事をするテウン。
そんな苦労も知らず、母は息子に冷たい言葉を浴びせるのだった。
ボラを気に入った見合い相手のゴヌは、率直に「つきあおう」と提案する。
「ずっと好きな人がいるの。中学2年の時であった人。今アメリカに留学中よ」
思わず嘘をついてしまうボラ。
テウンは、会長に見込まれてボラのお目付け役も任されている。
とにかくきちんと大学に通うこと。
命令されたボラは頭にきて、テウンを蹴っ飛ばして逃げ出した。
向かった先は、ファッションショーの会場だ。
しかし、テウンはボラを探し当てた。
むくれたボラは、会場で先日出会った嫌味な御曹司に誘いをかけ、ついていってしまう。
テウンを振り切れば用無しとばかりに男を袖にするが、
怒った御曹司はボラを無理やり車に乗せて連れ去ろうとする。
そこへ現れたのは、やはりテウン。
御曹司の取り巻きを一撃でぶっ飛ばし、ボラを連れ戻しにきたのだ。
口先だけのドラ息子が、テウンの相手になるわけがない。
「二度とボラには手を出すな」
すごく怖かった。あんな風にされるなんて思ってなかった。
でも、助けてくれた。前みたいに。
しかし、テウンは言う。
「そんなに俺が嫌だったのか?
あんなやつについていくくらい?」
ボラは素直になれない。
「やめるよ、そのほうがいい。会長に言うよ」
「好きにすれば?私には関係ない!」
最後まで、テウンと目を合わせずに帰宅してしまうボラ。
彼女を見送った直後に、テウンの携帯が鳴った。
ジムの先輩が、練習中に頭を打って入院するという。
医師からは明朝眼科にまわすといわれるが、テウンは不審に思う。
薄い鼻血が止まらない。頭蓋骨骨折の疑いがあるのでは?
診断した医者の同僚が、ゴヌだった。
「精密検査をしますから、大丈夫ですよ」
テウンはジムへ戻って、ぼんやりしている。
その頃ボラも、自宅の部屋でぼんやりとテウンのことを考えていた。
翌朝、会長に会おうとするテウンを、ボラが止めた。
「勝手に辞めるなんて許さないわよ。勘違いしないでね、元を取るつもりなんだから」
ボラの行き先は、学校だという。
テウンはふっと笑った。
これが彼女なりの謝罪の表現なのだ。
ボラを送っていった大学。
若者たちが車座になり、笑い合っている。
「テウン」
ふと隣を見ると、ヨンギュが笑っている。
「大学に入ったら何をしたい?」
テウンの心が見せた、まぼろし。
ボラは経営数学のレポートを書くのに四苦八苦。
思わずゴヌに電話をするが、すげなく断られてしまう。
「何よ!使えない男ね!」
テウンは図書館で参考図書選びのお手伝い。
「ねぇ、なぜパパにお金をかりたの?皮肉は言わないから教えて」
ボラの質問に、テウンは素直に答えた。
「母さんが困っていたからだ」
「息子のすねをかじってるのね」
「おい!そういう言い方はやめろ」
怒ったテウンに、素直に謝るボラ。
「ごめん、そういうつもりじゃなかったの。
でもまだいいわよ。夫も子供も捨てて男に走るような母親と比べたらね」
「なんのことだ?」
「そういう母親もいるってこと」
テウンは資料を探すうちに、思い出の学会論文集を見つけた。
ヨンギュが、彼の論文を盗用だと非難するきっかけになった本だ。
思わず真剣に読みふけってしまった。
気づくと、隣にボラが座り込んでいる。
「1時間17分待ったわ。職務怠慢よ」
待っている間に、ボラはレポートを書いてしまったという。
「出してきてね」
ボラが校舎を出ると、ゴヌが待っていた。
「お忙しい先生が何の用?」
「冷たいなぁ、ちょっと待ってよ」
ボラの学生番号を聞こうと後を追ってきたテウンが、その光景を見てしまった。
またタチの悪い男にからまれているのかと、
ゴヌの腕を後ろ手にねじりあげる。
「いてっ!いてててて……」
にやにや笑ってみているだけのボラ。
しかし、ゴヌとテウンは顔を合わせてびっくりした。
昨晩病院で会った……
ボラの見合い相手と運転手。
ふたりは自己紹介をした。
「ふふん、ドックはボクシングの選手なのよ」
ボラはなんだか自慢げだ。
「え?医大生かと思ってたよ」
テウンは慌ててごまかした。
「でもじゃあ安心だね。彼女を頼みます。今日以外は」
食事を一緒にしようと誘うゴヌ。
甘えた様子に、ボラも機嫌よくうんと言った。
彼女を先に行かせて、ゴヌは屈託なく、テウンに話しかける。
「かわいいでしょ?
ああ、あなたの言うとおり、頭蓋骨骨折でした。友人のミスを許してやってください」
いい雰囲気のふたりをぼんやり見送って、テウンはレポートのことを思い出した。
提出にいった先で、ふとページをめくり、理論を書き足してしまった。
思わずしたことだったが、レポートはそのまま助手が持っていってしまった。
テウンは、会長に見込まれている。
彼の中にある才能に、気付いているのだ。
しかし、テウンは自分の優秀さを隠そうとしている。
ボラにも、会長にも、誰にも、気づかれたくない。
ゴヌはボラを連れてお披露目式に出かけ、気楽な食事を楽しんだ。
帰りの車の中で、ボラの「恋人」について質問してみる。
「全部嘘よ。わたしの片思いでしかないし」
「好きなのは本当だったんだね」
「そうよ、すごく好きだったんだから」
いつになく、素直なボラ。
「なぜ別れたの?」
「別れるも何も、2回しかあったことないわ。
遊園地で会う約束をしてたのに、現れなかったの。それだけ」
ボラは、思い出箱から赤いポケベルを出してみる。
今頃彼は、何をしているんだろう?
最近化粧をして、きれいになったスンリ。
テウンはちょっと心配だ。
でも、彼女は大丈夫。
「誕生日のことや、オッパに言われたことは全部忘れた。
わたしって単純だからね。オッパも忘れてよ」
「スンリ……」
「ねぇ!どうしてきれいになったって言わないの」
「き、きれいだよ、きれいだ」
「わたし、妹なんだよね?妹みたいに大好きなんだよね?」
「そうだ」
スンリは、にこっと笑ってテウンを仕事に送り出した。
大学の授業で、経営数学のレポートを褒められたボラは、不思議に思う。
どうにもわからない。
ハン・ドック、あんたいったい何者なの?
まっすぐに聞かれたテウンは笑う。
「おかしいよ、スパイじゃあるまいし」
なんとかごまかしたが、ボラは疑っている。
「このレポートはどうしたのよ?あんたでしょ?」
「写したんだよ……」
図書館で原本を探すが、もともとそんなものは存在しないのだ。
「どーすんのよ、発表しろって言われちゃってるのに……」
テウンはふと、配書棚にあった絵本を手に取った。
「雪の女王」の絵本だ。
「何してるの?」
「読んだことあるか?」
「ええ」
「雪の女王が住んでいる場所は?」
「ラップランド」
「よく知ってるな、あんまり知られてないのに」
「……あんたはどうして知ってるの?」
「高校のとき、家出してであった女の子が教えてくれた。
その子はラップランドに行きたがってた。母親をなくしたんだ、君みたいに。
ラップランドは雪と氷に覆われた自由と幸せがある場所。
教えてくれたんだ、ラップランドには雪の女王が住んでるって」
ボラの瞳が、いっそう大きくなった。
(つづく)
ゴヌが好き!
あ、ごめん、いきなり叫んじゃいました。
でもどーよ、みなさん。
わたしみたいな人、絶対いるでしょ?
まぁぁぁぁぁ、なんてキュートなんでしょ、二番手なのに。
前回も書きましたけど、わがまま娘のボラを振り回しちゃう唯一の人。
まっっっったく嫌味のないさわやかな笑顔がカワユス。
駆け引きしてみる茶目っ気があり、
素直におねだりしてみるかわいさがあり、
ミスを認めて謝る誠実さがあり……。
満点!
そりゃボラだって思わず機嫌よく食事に行っちゃうよねぇ。
「最後の晩餐にいってくる」って意地悪は言うけどさ。
ぜんぜんノリノリじゃん。
あの笑顔で誘われたら断れないよなぁ。
そして食事のシーンがまたいいのよねぇ~。
たぶん、上司か友人の子供の1歳の誕生日なのね。
並んだ品物を選ばせ、何を選ぶかで、将来を占うの。
結婚式もそうだけど、ご祝儀出したら後はビュッフエスタイルで自由みたい。
気取ったレストランなんかじゃなくって、
こういうところに連れてくる、そのチョイスがいいのよ!
なんかいい人だな~って思っちゃうんだよねぇ。
まぁ……それはね、そもそもゴヌくんを気に入ってるからの話なんだけどね。
実際見合い相手にね、二度目のデートでマックに入られた日にゃあ、ちょっと考えますよ。
庶民派なのはいいが……最初くらい気張ってもうちょっと見栄を張らんかい!と。
席について、ぱくっと何かを口に放り込むさまもかわいい。
若いっていいわぁみたいな気分になる食べっぷり。
韓国ドラマって、食べるシーンが汚く見えちゃう傾向があるじゃない。
日本と韓国の食事マナーの違い的に。
そういうのが一切ない!食べながらの演技も全然オッケー!稀有な存在ですよ。
あ……えっと、主役はテウンだよね。
だいじょぶ!もちろん彼のこと好きです。
10代のころから一貫して、彼は静かな青年なのよね。
とても優しくて、謙虚で、穏やかな人。
だから、そんな彼がボクシングをしているってのがびっくりなんだけど、
ヨンギュの夢だということが影響しているのかな。
(お父さんがボクシング選手だった……というわたしの仮説もまだ捨てきれない)
でもそれよりなにより、静かに見える彼の中には、
熱い情熱が隠されているんだよ~ってことなのかもしれません。
大学で、いきなりヨンギュが出てきたときはわたし泣いちゃった。
ぶわっと涙が出た……。
こんだけテウンの心に寄り添いながら観られるんだから、
やっぱりヒョンビンすごいわ、と、頭の隅っこで冷静に考えてもいた。
ふたりの恋愛模様はツンしてデレて気になって、という定番で、
それほどキャーキャーしながら観ているわけでもないし、
今回はボラよりも、テウンに感情移入しているのかな、と思う。
(さすがに主役の存在感ですよ)
テウンとゴヌが並ぶ場面は見てるだけでしあわせ。
こんな人たちに思われてて、ボラはいいなー。
なんかスンリの気持ちになってきた。
なんであんなわがまま女がこんなにモテルわけ?ずるくない?
「ほんとはやさしい」とか、「ほんとは素直」とか、ずるいよね。
ジャイアン効果っていうかさぁ。
ギャップが相乗効果になり、すべての美点が3割増し。
普通の人が持っている善の部分も、普通以上に評価されちゃうという……。
がんばれスンリ!
スンリって、どういう字を書くか知らないけど、「勝利」と音が一緒なんだね。
だからトレーナーの胸に「victory」って書いてあったんだ。
彼女はあの最悪の誕生日にもめげず、元気を取り戻しています。
テウンに気を使わせまいと、自分から明るく振舞ってて……けなげだわ~。
美形だしスタイルもいいし、この子大好き。
彼女もしあわせになってほしいな。
ゴヌ君にキャーってなって忘れるとこでしたけど、
第4話にしてテウンの正体がばれちゃってますよ!
ボラは、この人があの大好きだった彼だって気が付きましたよ?!
どどどど、どーなるの?
てか、なんで今まで気づかないの?
おんなじ顔でしょうが。
ずいぶん雰囲気は変わってるけどねぇ。やさぐれ感が漂ってるし。
中2のころ2回会った人なんて、8年たったら顔を忘れちゃうんでしょうか?
誰か実証実験してくんないかな。
記憶の研究している先生にぜひお願いしたいですよ。
序盤からいろいろドキドキさせる展開ですな。
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