いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

雪の女王 4

2014年09月19日 | 雪の女王
だんだん素直になってきた感じのボラ。
そして、隠そうとしても漏れ出てしまうテウンの優秀さ。
とってもかわいいのに脇役のゴヌ。
によによしながら観てしまう第4話ですよ。

〈あらすじ〉

テウンは、母の借金を返すためにボラの運転手を務めることになった。
意地の悪い仕打ちも我慢し、声を荒げることもなく、淡々と仕事をするテウン。
そんな苦労も知らず、母は息子に冷たい言葉を浴びせるのだった。

ボラを気に入った見合い相手のゴヌは、率直に「つきあおう」と提案する。
「ずっと好きな人がいるの。中学2年の時であった人。今アメリカに留学中よ」
思わず嘘をついてしまうボラ。

テウンは、会長に見込まれてボラのお目付け役も任されている。
とにかくきちんと大学に通うこと。
命令されたボラは頭にきて、テウンを蹴っ飛ばして逃げ出した。
向かった先は、ファッションショーの会場だ。
しかし、テウンはボラを探し当てた。

むくれたボラは、会場で先日出会った嫌味な御曹司に誘いをかけ、ついていってしまう。
テウンを振り切れば用無しとばかりに男を袖にするが、
怒った御曹司はボラを無理やり車に乗せて連れ去ろうとする。

そこへ現れたのは、やはりテウン。
御曹司の取り巻きを一撃でぶっ飛ばし、ボラを連れ戻しにきたのだ。
口先だけのドラ息子が、テウンの相手になるわけがない。
「二度とボラには手を出すな」

すごく怖かった。あんな風にされるなんて思ってなかった。
でも、助けてくれた。前みたいに。
しかし、テウンは言う。
「そんなに俺が嫌だったのか?
あんなやつについていくくらい?」
ボラは素直になれない。
「やめるよ、そのほうがいい。会長に言うよ」
「好きにすれば?私には関係ない!」
最後まで、テウンと目を合わせずに帰宅してしまうボラ。

彼女を見送った直後に、テウンの携帯が鳴った。
ジムの先輩が、練習中に頭を打って入院するという。
医師からは明朝眼科にまわすといわれるが、テウンは不審に思う。
薄い鼻血が止まらない。頭蓋骨骨折の疑いがあるのでは?
診断した医者の同僚が、ゴヌだった。
「精密検査をしますから、大丈夫ですよ」

テウンはジムへ戻って、ぼんやりしている。
その頃ボラも、自宅の部屋でぼんやりとテウンのことを考えていた。

翌朝、会長に会おうとするテウンを、ボラが止めた。
「勝手に辞めるなんて許さないわよ。勘違いしないでね、元を取るつもりなんだから」
ボラの行き先は、学校だという。
テウンはふっと笑った。
これが彼女なりの謝罪の表現なのだ。

ボラを送っていった大学。
若者たちが車座になり、笑い合っている。
「テウン」
ふと隣を見ると、ヨンギュが笑っている。
「大学に入ったら何をしたい?」
テウンの心が見せた、まぼろし。

ボラは経営数学のレポートを書くのに四苦八苦。
思わずゴヌに電話をするが、すげなく断られてしまう。
「何よ!使えない男ね!」
テウンは図書館で参考図書選びのお手伝い。

「ねぇ、なぜパパにお金をかりたの?皮肉は言わないから教えて」
ボラの質問に、テウンは素直に答えた。
「母さんが困っていたからだ」
「息子のすねをかじってるのね」
「おい!そういう言い方はやめろ」
怒ったテウンに、素直に謝るボラ。
「ごめん、そういうつもりじゃなかったの。
でもまだいいわよ。夫も子供も捨てて男に走るような母親と比べたらね」
「なんのことだ?」
「そういう母親もいるってこと」

テウンは資料を探すうちに、思い出の学会論文集を見つけた。
ヨンギュが、彼の論文を盗用だと非難するきっかけになった本だ。
思わず真剣に読みふけってしまった。
気づくと、隣にボラが座り込んでいる。
「1時間17分待ったわ。職務怠慢よ」
待っている間に、ボラはレポートを書いてしまったという。
「出してきてね」

ボラが校舎を出ると、ゴヌが待っていた。
「お忙しい先生が何の用?」
「冷たいなぁ、ちょっと待ってよ」
ボラの学生番号を聞こうと後を追ってきたテウンが、その光景を見てしまった。
またタチの悪い男にからまれているのかと、
ゴヌの腕を後ろ手にねじりあげる。
「いてっ!いてててて……」
にやにや笑ってみているだけのボラ。
しかし、ゴヌとテウンは顔を合わせてびっくりした。
昨晩病院で会った……

ボラの見合い相手と運転手。
ふたりは自己紹介をした。
「ふふん、ドックはボクシングの選手なのよ」
ボラはなんだか自慢げだ。
「え?医大生かと思ってたよ」
テウンは慌ててごまかした。
「でもじゃあ安心だね。彼女を頼みます。今日以外は」
食事を一緒にしようと誘うゴヌ。
甘えた様子に、ボラも機嫌よくうんと言った。
彼女を先に行かせて、ゴヌは屈託なく、テウンに話しかける。
「かわいいでしょ?
ああ、あなたの言うとおり、頭蓋骨骨折でした。友人のミスを許してやってください」

いい雰囲気のふたりをぼんやり見送って、テウンはレポートのことを思い出した。
提出にいった先で、ふとページをめくり、理論を書き足してしまった。
思わずしたことだったが、レポートはそのまま助手が持っていってしまった。

テウンは、会長に見込まれている。
彼の中にある才能に、気付いているのだ。
しかし、テウンは自分の優秀さを隠そうとしている。
ボラにも、会長にも、誰にも、気づかれたくない。

ゴヌはボラを連れてお披露目式に出かけ、気楽な食事を楽しんだ。
帰りの車の中で、ボラの「恋人」について質問してみる。
「全部嘘よ。わたしの片思いでしかないし」
「好きなのは本当だったんだね」
「そうよ、すごく好きだったんだから」
いつになく、素直なボラ。
「なぜ別れたの?」
「別れるも何も、2回しかあったことないわ。
遊園地で会う約束をしてたのに、現れなかったの。それだけ」

ボラは、思い出箱から赤いポケベルを出してみる。
今頃彼は、何をしているんだろう?

最近化粧をして、きれいになったスンリ。
テウンはちょっと心配だ。
でも、彼女は大丈夫。
「誕生日のことや、オッパに言われたことは全部忘れた。
わたしって単純だからね。オッパも忘れてよ」
「スンリ……」
「ねぇ!どうしてきれいになったって言わないの」
「き、きれいだよ、きれいだ」
「わたし、妹なんだよね?妹みたいに大好きなんだよね?」
「そうだ」
スンリは、にこっと笑ってテウンを仕事に送り出した。

大学の授業で、経営数学のレポートを褒められたボラは、不思議に思う。
どうにもわからない。
ハン・ドック、あんたいったい何者なの?
まっすぐに聞かれたテウンは笑う。
「おかしいよ、スパイじゃあるまいし」
なんとかごまかしたが、ボラは疑っている。
「このレポートはどうしたのよ?あんたでしょ?」
「写したんだよ……」

図書館で原本を探すが、もともとそんなものは存在しないのだ。
「どーすんのよ、発表しろって言われちゃってるのに……」
テウンはふと、配書棚にあった絵本を手に取った。
「雪の女王」の絵本だ。
「何してるの?」
「読んだことあるか?」
「ええ」
「雪の女王が住んでいる場所は?」
「ラップランド」
「よく知ってるな、あんまり知られてないのに」
「……あんたはどうして知ってるの?」
「高校のとき、家出してであった女の子が教えてくれた。
その子はラップランドに行きたがってた。母親をなくしたんだ、君みたいに。
ラップランドは雪と氷に覆われた自由と幸せがある場所。
教えてくれたんだ、ラップランドには雪の女王が住んでるって」
ボラの瞳が、いっそう大きくなった。

(つづく)


ゴヌが好き!

あ、ごめん、いきなり叫んじゃいました。
でもどーよ、みなさん。
わたしみたいな人、絶対いるでしょ?

まぁぁぁぁぁ、なんてキュートなんでしょ、二番手なのに。
前回も書きましたけど、わがまま娘のボラを振り回しちゃう唯一の人。
まっっっったく嫌味のないさわやかな笑顔がカワユス。
駆け引きしてみる茶目っ気があり、
素直におねだりしてみるかわいさがあり、
ミスを認めて謝る誠実さがあり……。

満点!

そりゃボラだって思わず機嫌よく食事に行っちゃうよねぇ。
「最後の晩餐にいってくる」って意地悪は言うけどさ。
ぜんぜんノリノリじゃん。
あの笑顔で誘われたら断れないよなぁ。

そして食事のシーンがまたいいのよねぇ~。
たぶん、上司か友人の子供の1歳の誕生日なのね。
並んだ品物を選ばせ、何を選ぶかで、将来を占うの。
結婚式もそうだけど、ご祝儀出したら後はビュッフエスタイルで自由みたい。
気取ったレストランなんかじゃなくって、
こういうところに連れてくる、そのチョイスがいいのよ!
なんかいい人だな~って思っちゃうんだよねぇ。

まぁ……それはね、そもそもゴヌくんを気に入ってるからの話なんだけどね。
実際見合い相手にね、二度目のデートでマックに入られた日にゃあ、ちょっと考えますよ。
庶民派なのはいいが……最初くらい気張ってもうちょっと見栄を張らんかい!と。

席について、ぱくっと何かを口に放り込むさまもかわいい。
若いっていいわぁみたいな気分になる食べっぷり。
韓国ドラマって、食べるシーンが汚く見えちゃう傾向があるじゃない。
日本と韓国の食事マナーの違い的に。
そういうのが一切ない!食べながらの演技も全然オッケー!稀有な存在ですよ。

あ……えっと、主役はテウンだよね。
だいじょぶ!もちろん彼のこと好きです。
10代のころから一貫して、彼は静かな青年なのよね。
とても優しくて、謙虚で、穏やかな人。
だから、そんな彼がボクシングをしているってのがびっくりなんだけど、
ヨンギュの夢だということが影響しているのかな。
(お父さんがボクシング選手だった……というわたしの仮説もまだ捨てきれない)

でもそれよりなにより、静かに見える彼の中には、
熱い情熱が隠されているんだよ~ってことなのかもしれません。

大学で、いきなりヨンギュが出てきたときはわたし泣いちゃった。
ぶわっと涙が出た……。
こんだけテウンの心に寄り添いながら観られるんだから、
やっぱりヒョンビンすごいわ、と、頭の隅っこで冷静に考えてもいた。
ふたりの恋愛模様はツンしてデレて気になって、という定番で、
それほどキャーキャーしながら観ているわけでもないし、
今回はボラよりも、テウンに感情移入しているのかな、と思う。
(さすがに主役の存在感ですよ)

テウンとゴヌが並ぶ場面は見てるだけでしあわせ。
こんな人たちに思われてて、ボラはいいなー。
なんかスンリの気持ちになってきた。
なんであんなわがまま女がこんなにモテルわけ?ずるくない?
「ほんとはやさしい」とか、「ほんとは素直」とか、ずるいよね。
ジャイアン効果っていうかさぁ。
ギャップが相乗効果になり、すべての美点が3割増し。
普通の人が持っている善の部分も、普通以上に評価されちゃうという……。
がんばれスンリ!

スンリって、どういう字を書くか知らないけど、「勝利」と音が一緒なんだね。
だからトレーナーの胸に「victory」って書いてあったんだ。
彼女はあの最悪の誕生日にもめげず、元気を取り戻しています。
テウンに気を使わせまいと、自分から明るく振舞ってて……けなげだわ~。
美形だしスタイルもいいし、この子大好き。
彼女もしあわせになってほしいな。

ゴヌ君にキャーってなって忘れるとこでしたけど、
第4話にしてテウンの正体がばれちゃってますよ!
ボラは、この人があの大好きだった彼だって気が付きましたよ?!
どどどど、どーなるの?

てか、なんで今まで気づかないの?

おんなじ顔でしょうが。

ずいぶん雰囲気は変わってるけどねぇ。やさぐれ感が漂ってるし。
中2のころ2回会った人なんて、8年たったら顔を忘れちゃうんでしょうか?
誰か実証実験してくんないかな。
記憶の研究している先生にぜひお願いしたいですよ。

序盤からいろいろドキドキさせる展開ですな。
今後が楽しみ&不安です。だってまだ12話もあるのよ?

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