運命のように君を愛してる 第２話

これはっ！このドラマはっ！続けて観るのがオススメです！

前回もそうだったけど、話自体はそんなにトントン進まないのよ。
でもほら、こうなるんじゃないかな～って予想はつくじゃない？
だから間を置かないで、雰囲気や主役のふたりの様子を楽しみながら
どんどん続けて観ちゃった方が楽しめると思う。絶対。

《あらすじ》

精力剤入りのペリエを飲んでしまったミヨンはフラフラになって部屋へ帰る。
偶然にも、ルームナンバーの数字が曲がってしまっていて、
間違った部屋に帰る。

間違った部屋には間違った男が眠っている。
彼もまた、精力剤入りのペリエを飲んでしまって眠りこけている。
ベッドに潜り込んできた誰かを誰かと間違えて腕に抱いてしまうが気付かない。
ミヨンもまた朦朧としながら相手に応える。

間違った相手と間違った時を共にしてしまうふたり。

翌朝、証拠ビデオを撮りに来た島のおじさんたちは、
同伴している女が同じ島の女だったと知って仰天するのだが、
それはそれとして大慌てで逃げて行ってしまう。
残されたミヨンは詐欺師の疑いをかけられて拘束されてしまった。

ゴンにしてみれば、あのショッピングモールの出会いから怪しかったというわけだ。

でもそれはそれ、結局ミヨンの容疑は晴れた。
意気消沈して部屋へ戻ったミヨンにミン弁護士が追い打ちをかける。
島のおじさんが送り込んだ美女は、ミン弁護士と同伴していたのである。

さすがのミヨンもミン先生を追い出そうとした。
涙があふれて止まらない。
ところが彼はひどい男で、ミヨンを使い捨ての女だなんだと侮辱するのだ。

ボロボロのミヨンを救ったのはさっきまで彼女をあしざまに罵っていたゴンだった。
ミヨンを立たせ、ミン弁護士をクズだと言い切り、
美しく変身させた彼女を連れて、カジノでミン弁護士を徹底的に負かしてくれた。

それはミヨンのためでもあったけれど、
愛しのセラにすっぽかされて傷ついた自分のためでもあったのかもしれない。

ふたりはお互いを慰め合い、さよならと手を振って別れた。

きっともう二度と会うこともない。

これが運命でないのなら。

（つづく）

うん、これが運命でないならね。

でも運命だから！これはきっと！

はっはっは、自分でもくさいなーと思いながらあらすじ書いてますが、
それくらいどっぷりロマンチックなドラマなんですよね～。

おじさんたちの策略と偶然によって結ばれてしまうふたり。
ええっと、ミヨンはその～初めてなんでしょ？
お餅つきがSexの暗喩なわけですが、このシーン、韓国では話題だったみたいですね。

もともと台湾ドラマのリメイクであるこの作品。
本家ではトンネルを抜ける列車の描写だったりしたようですが、
お月様の上でのかわいいお餅つきにアレンジしたそうです。


ゴンちゃんだけじゃなく、ミヨンも杵を持ってるところがなんとも……。

可愛いなぁ、とほのぼの観てましたよ～。

ロケット発射やお花が咲いたりする暗喩よりよっぽど可愛いじゃん。
韓国映画の暴力描写はこれでもかっていうくらい残酷で問題ないのに、
テレビドラマに関してはとっても厳しいというか、モラリスティックなんですね、不思議。
誰もが目にする機会があるテレビ放映に関しては、規制が厳しいというか、
自主規制してるんでしょうか。
健全と言えば健全です。

かわいく「えいっ」て杵を使うミヨンがラブリー。
チャン・ナラ、カマトトぶってる感もなくすごいわ。

ふたりでシーツにくるまってる姿がキレイで良かったなー。
なんかすごい多幸感。

でもその後の修羅場はおかしかったなー。

ゴンちゃんの羞恥心も不思議な感じなんですよねー。
韓国ドラマの中では、裸に関して男性もすごく恥ずかしそうにするんですよね。
性のタブーっていうのが文化として染みついているんでしょうか。
そのわりにはサービスカットみたいに男優がよく腹筋晒してますけどね。

あれは良くってこれはダメなのか。

おじさんたちがゴンちゃんを裸にして「すごい……ゴクリ」ってなるとこでは、
ご丁寧に何かが股間を隠すようなカメラアングルになってて、
そこ以外は見せたい！感が炸裂してました。
結局見せたいんやないか。


すね毛等はお剃りになってらっしゃるのね、美しいですね。

もう、ミン先生が視聴者を裏切らないクズっぷりを発揮してくれて、
なんかもう清々しいくらい。
韓国語で「クズ」は「スレギ」なんですけど、語感もちょうどよくていいですね。
「ガレキ」と「古着」と「すれっからし」が合わさったような言葉で好きですよ。
意味は「クズ」だけど。

ミヨンがマイ・フェア・レディばりに美しく変身した姿、かっこ良かった。
外見はバリバリに美しくなったけど、中身は気弱なミヨンの雰囲気が出てて、チャン・ナラ最高。
ゴンちゃんが思わず見とれてしまうところがいいなぁ。
定番だけどいいな。


ぎゃー美人！


間抜け面の見本です。男性は練習するように。

裸足で高級ホテルの廊下に立ってて、
心配するのは自分の島のおじさんと義兄のこと、っていうミヨンに、
ゴンちゃんが心動かされる感じも好き～。

だってラストシーン、ゴンちゃんなんか未練ありそうな感じなんだもん。
離れがたいっていうかさぁ。

「つらい時、好きな人にそばにいてほしい」じゃなくて、
「つらい時、そばにいてくれた人を好きになっちゃった」って感じかなぁ。

そう！あらすじにはまったく書いていませんが、
ゴンちゃんは一世一代のプロポーズ大作戦をすっぽかされたのです！
しかも、薄々わかっていたのにセラはアメリカに帰っちゃったのです。
今は夢を追うために、結婚できない、待っててちょうだい、ということのようです。

このくだりは「宮」を思いだしちゃったわー。
なんか韓国人にはバレエコンプレックスでもあるんでしょうかね。
バレリーナなら、夢のために愛する人との結婚をあきらめても仕方ねぇな、
みたいな社会的コンセンサスがあるのだろうか？
女優だったらダメ、納得できない、とかさ。

まぁアジア系は長年（今でも）バレエ業界では苦労してきましたからね。
気持ちはわかりますけども。

でもゴンちゃんはつらかったでしょう。
だって短命だってことも、セラは知ってるわけでしょう？
そりゃゴンちゃんが30代で死んじゃうとは限らないけどさ。
そんなに長く待てるかよ、って感じ。
すでに８年も待ってるのにね。

ただね～、夢をあきらめたくない彼女の気持ちもよくわかるんだわ。
なんで女ばっかり何かをあきらめないといけないの？
こういうこと言い出すと、ちょっとこのドラマの主題から外れるんで
やめておきますがね。
「私の名前はキム・サムスン」ではそのへんも絡めてうまく描いてましたね。

「どうして傷つけられた人間のほうがつらい思いをしなきゃならないんだ！」
これはゴンちゃんの心の叫び。
この１点で、ゴンちゃんの心は急速にミヨンに惹かれていったんでしょうな。
ミヨンが、傷つけられながらもなお、誇りを失わなかったこと、
優しさを失わなかったことが、ゴンちゃんの琴線に響いたのでしょう。
えらいわよ、ミヨン。

「君は俺と似ているな」
そう、同じように傷つけられた魂は惹かれあうのかもねー。
同病相憐れむ、というと全然ロマンチックじゃありませんが。


ミヨンの状況を聞いて、同調して哀しくなっちゃうゴンちゃん、かわいい。

カジノのシーンでは、チャン・ヒョク主演の「いかさま師　タチャ」を連想。
まだ観てないんだよね。はやく観なきゃ。

ミヨンが、自分の名前は平凡だと嘆いた時、
ゴンちゃんが言ってくれる台詞がとてもいいんです。
「よくある名前だということは、それだけみんなに愛される名前なんだ」って。
ほんとにいいこと言うよね。
ミヨンはこれだけで、心がじわーっと温かくなったよね。

派手な演出とは裏腹に、こういう丁寧なエピソードも盛り込んでくるからあなどれないのよ。
いつの間にか引き込まれちゃうのは、そのせいかもね。

チャン・ナラの泣きの演技がすごく好きだってことに気付いた回。
ほんと、思わず一緒に泣いちゃったモン。
「ふ、ふぅぅぅぅ～」とこらえるような泣きの演技、
「わたしのだもん！」と怒り泣きもかわいい。
チャン・ナラさん、目が大きいせいか、クマができがちな肌質みたい。
あんまり泣くシーン増やしちゃうとメイクさんが大変そうですな。

この調子だとまだまだたくさん泣かなきゃならないでしょうし……。

がんばれ～！ミヨン氏！


【追記】

「付箋」ってあだ名のミヨンさん。
「強力接着剤」になれ！と励まされています。
「付箋」ってあきらかに「ポストイット」って言ってるんだけど、
商品名だから訳せないのかな。
「ボンド」もダメなのか？