いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

神のクイズ 2  ※ 1-2

2013年06月19日 | 神のクイズ1&2
シーズン1の終わりに、カン刑事とジヌ君がくっついてしまって、
なんかそうゆーのはいいんだけどなーと思って観ていませんでした。シーズン2。
タナトスも死んじゃったし、10話観たら満足しちゃったのね。

ところが!ふたりの関係はそこまで進展してないらしいし、
面白いよ~と友人の後押しもあり、視聴することになりました。

 「リストカットシンドローム」

身元不明のバラバラ殺人事件発生。
右腕、左足、胴体、5つの部位がさまざまな場所で6日おきに見つかる。
皮膚に刻まれたラテン語は数字を意味していた。
犯人は6という数字に意味を持たせている。
次に見つかるはずの頭部は5日後に発見されるはずだ。
新たにチームに投入されたプロファイラー ミン・ジユルは、そう分析した。

犯人につながる物的証拠は、まだない。
困難が予想される捜査の現場に、ハン・ジヌはいない。
彼は田舎の診療所で養生しながら、地域医療に専念しているのだ。

そんな中、上層部の意向で隠蔽してきた事実が、マスコミにすっぱ抜かれた。
「バラバラ遺体は、すべて別人のものである」
情報公開を示唆していたカン刑事が関与を疑われ、
マスコミ対応を任されて矢面に立たされた。


相変わらずエグい遺体描写ですね~。
さすがに腕の切断面なんかは、ぼかしが入っています。
クリアに見えたらこわい、こわすぎる。
直接見えなくても、コインロッカーからタラーッと血が流れるカットなんかはぞっとします。
これだから医療ミステリは……。
ってゆーか、検死官ものはこわい。

カン刑事がいきなりホットパンツと透けタイツで登場してびっくりしました。
服装がちょっとセクシーになっているんじゃありません?
ツーショットの写真入りロケット、車内に飾ったりして、このこのー!
遠距離恋愛なのね。ふふ、かわいらしいですね。

相棒は前回と同じく、パク刑事でっす。
髪の毛短くなってるわ。
私はもう少し長い方が好みです。残念。

新?メンバーの先生は、株取引に夢中な無能職員っぽい。
ただ、こういうぼんやりさんが、実は影の悪い奴だったりするから侮れない。
最後までわかんないぞー、この人は。
プロファイラーの方は、わかりやすいね。
ばりばりのキャリアで、自分の仕事にプライドを持っている。
けど、まだ若いから、「能ある鷹は爪を隠す」ができないのね。
無表情で冷たく見えるカン刑事と火花散らしてほしいわ~。
あくまで仕事上で。
ジヌ君があんまりモテるのもおかしいでしょ。

へこたれていそうなカン刑事を助けるために、
ハン・ジヌは古巣へ帰る。
遺体のひとつ、右腕には自傷痕が多数。
しかも手製の道具で止血をした後がうかがえる。
「リストカット症候群じゃない?」
リストカット症候群の患者は、死ぬために手首を切るのではない。
自傷は、生きていることを確認する行為なのだ。


赤い血がね、流れるのを見ると安心するんだって。
痛いと感じる自分は生きてるんだって実感するんだって。
若い人に多いと言いますが、そんなにつらい毎日を送らなければならないなんて……。
希少疾患というよりは、この場合は所長の言うように精神疾患だね。

ミン博士に対するジヌ君の態度がひどいんだよねー。
すごいバカにしてるっしょ。
それでも全然ひるまない博士もすごいけどさ。
ジヌ君はプロファイラーが嫌いなのかな?
それとも、あの人の態度がえらそーだから気にくわないだけ?
もちろん法医官事務所のみなさんも嫌いみたいですけど。

しかしこれは、へたしたら職場いじめではないか。
「君はちょっとえらそーだから態度をあらためてはどうか?」と
はっきり言う方がフェアじゃないかと思うけど、
それで聞くような人は最初からこんな態度しないか……。

右手の人物は、紫斑病であることが判明した。
紫斑の出る要因はさまざまだが、血小板無力症ではないか、というのが
所長の見立てだ。
この患者が自傷行為なんて、そのまま自殺行為だ。
わずかな怪我からでも、出血が止まらないのに。


カン刑事は、自傷サイトの掲示板から被害者に迫り、
ジヌ君は希少疾患の線から、被害者を追う。
うまいこと双方から、右腕の女性にたどり着きましたね。
被害者のオ・スンヒは美人局もしてたんだねー。
まだ17歳なのに、一体どんな事情で?

犯人を特定できない捜査部に、ある写真が届く。
拉致された女性と、「CATCH MY HAIR」の血文字。
「この言葉は……」
「髪をつかめ、か。捕まえてやろう」
ジヌがにやりと笑った。


お~、犯人からの挑戦状が届きましたね~。
これは、序盤のジヌ君が乱入した記者会見の席での発言を受けていますね。
ジヌ君は、落ち込んで責められてるカン刑事を助けたくって、
古巣の仲間に協力したくって、
謝罪会見をやらされてる現場に乗り込んじゃうんですね。
で、例の調子で言いたい放題。
情報を出さないのは、これからの犯人との対決を見越してのことだ、と。
勝負の前に手札を見せるバカがどこにいるんだ?と。

ジヌ君の登場に、うれしそうにニヤニヤしているパク刑事とか所長とか、面白いです。
で、そこでジヌ君は「犯人に告ぐ!」とやっちゃうわけですよ。
「必死になって隠れてろよ!お前の髪をつかんで引きずり出してやる!」
みたいなことを言うわけ。
それを受けて、犯人から挑発的な挑戦状が届いたわけですね。
こんな写真を送ってくること自体、
しっぽを捕まれかねない危険を伴う行為。
ジヌ君にしてみれば、してやったり、ってところでしょうか。

ここまでで、前半終了~。
刑事部屋の、カン刑事に妄想抱いているデカい刑事は新顔ですね。
ラ刑事って……。ラって名字初めて聞いたけど、珍しい?
カチカチのカン刑事にここまでストレートな妄想を抱ける猛者ですね。
カン刑事本人は相変わらずで、ジヌ君にほっぺキスを要求されても無理。
かる~くいなしてますが、ジヌ君、落ち込んでいます。
前みたいにぶん殴られないだけマシです。
ジヌ君、わざとやって楽しんでるよね、実際。
ほんとにキスされたら固まると思うわ。

シーズン1から引き続き、ジヌ君の病気の件は進行中みたいです。
製薬会社が全面協力して、治癒のための新薬を開発してんのね。
会社になんか、得があるのかなー。
彼のためだけの薬なのに?
この線が、やはりシーズン2を通る芯になりそうですね。


妄想の中のカン刑事。うぉ!めちゃくちゃに美人だ!色気もある。

さて、後半。

ミン博士が最終的な犯人像をプロファイルするが、ジヌはそもそも懐疑的。
彼女の方も、何かと茶々を入れてくるジヌとはソリが合わない。
スンヒを買った男にはアリバイがあった。
彼女はホテルから、友人と、ギュヒョクに電話をかけていた。


スンヒは友人と組んで美人局をしてたんだけど、
その日はたまたま友人にバイトが入ってしまって電話を受けてもらえなかった。
彼女は美人局がバレて、男に本気でやられそうになって、手首を切っちゃったのね。
友人が電話を取れてたらね、死なずにすんだのに。

スンヒを愛し、ストーカーのようにつきまとっていたギュヒョクにもアリバイがあった。
スンヒの右手の爪に付着していた薬物は、生石灰。
口蹄疫の消毒に使われているものだ。
いったいどこで?
カン刑事は、ギュヒョクのアリバイを崩そうと捜査を進める。


ギュヒョクの愛は片思い。
私は思わず友人を疑ってしまいました。
この娘がギュヒョクを好きで、嫉妬のあまりスンヒを殺してしまったんじゃ……。
でもそうだとしたら、連続殺人なんておかしいよね。
んで、結局ギュヒョクのアリバイは崩れちゃう。
でも殺してないって。
そう……だね。あなたは殺してはいない。ただ、見殺しにしただけ……。
こーわーいー。

ここで定番の、ふたりでラブホテル捜査シーンが入るのですが、
なにがびっくりって、カン刑事とジヌ君、キスもしてないの?
デートして手つないだだけ?
そのくせカン刑事の男きどりってジヌ君なんだよ!
カン刑事も、あのツーショット写真をロケットに忍ばせて車に吊すってなんなの?
携帯の待ち受けにはしないのが、さすが硬派だが。

前シーズンラストの大々的なデートシーンの意味っていったい何なの~!
超奥手のふたりに驚きつつ、あきれました。
ラブラブ捜査が展開されるのかと思って敬遠してたのに。
全然意味なかったなぁ。

往査の突破口を開いたのは、ジヌの実験だ。
冷凍保存された死体を切断した道具は何か?
マイクロサジタリーソウ。犯人は医療関係者か?
そしてカン刑事らも、スヨンの営業用携帯から意外な人物の番号を入手する。
買春男性を更生させるためのセミナー講師、ミン社長。
彼は獣医師資格も持っていた。


いや……牛骨使った骨の実験はいいんだけどさー。
手のあとって、そんなにあてになるかなぁ。
1ヶ月で5体。5箇所分切ればいいわけだし。
そのへんちょっとアレアレ?って思いました。

犯人は、ミン社長だった。
彼が潜む廃屋を突き止めたのは、お手柄のジヌ。
生石灰は夜に光るのだ。
口蹄疫の検閲で消毒剤を浴びていたミン社長は、その痕跡を消すことができなかった。


女の子はいくつものラッキーが重なって命を取りとめました。
よかったね。
あいつあやしい!ってなってから、犯人逮捕までは一直線だったけど、
1話45分の短さですからねー。
普通の韓ドラみたいにフラフラ寄り道できませんね。
この時間制限が日本のドラマみたいに簡潔にさくさく観られる理由かも。

ジヌ君のビデオカメラ、赤外線?

ミン社長は、保護司の立場を利用し、売春で補導された少女たちを
仲間の買春パーティーに提供した。
で、そこで仲間のひとりが少女を誤って殺してしまうのだ。
仲間と言ってもミン社長は、奴らのパシリ。
どーにかしろと命令され、少女たちからはゆすられ、
にっちもさっちも行かなくなり、少女たちを殺して猟奇殺人に見えるようしつらえた、と。

「ハリウッド映画みたいじゃん?」ってジヌ君が言ってたとおり。
フィクションを参考にして作った犯行の青写真だったわけよね。
プロファイリング勝負はやっぱジヌ君の勝利だな。

このひとひねりが、面白かった。
少女たちを惨殺した殺人犯は、小心で卑屈な男で、サイコパスでもなんでもなかったところが。
今回は、被害者の特定が難しかったので、なかなか真相にたどり着けなかったんですね。
被害者のひとりが希少疾患だったことが、身元特定につながり、事件は解決しました。
でも、結局少女たちを買って、殺してしまった男たちはうまく立ち回って逮捕もされませんでした。

前シーズンと同様、ジヌ君は恩師のところにおしゃべりに行くんですね。
そう、藤田まことが、ドラマの最後に必ず行きつけの飲み屋に寄るように。

こんな事件がなぜおこるのだろう?
今回の事件にかかわった人たちが、全く理解できない。
少女たちも、男たちも、金のために人を殺す奴らも。
ジヌのぼやきに、教授は答える。
その三者の中に、ひとつでも善があれば事件はおこらなかっただろう。
それほど大事なものなのに、世の中の人は、善の力を恐れる。
自分も含めて、その矛盾に悩まされているのだ。


ジヌ君たち、うまいこと持ち上げてミン博士を追い出したかったんだけど、
結局博士自身がここにとどまりたいって申し出ちゃいました。
ジヌ君を認めて、もっと勉強したいと思ったんだね。
たぶん態度は偉そうなまんまだろうけど。
ジヌ君との対立軸はカン刑事の役目だったんだけど、すでに懐柔されたからなあ。
ミン博士とカン刑事の恋の火花も見られるんだろうか?
ニヤニヤながめてて、ふたりからどつかれるジヌ君が見たいな。

天国から地獄へ戻って感じた。
神の怒りは強まっている。僕たちの手に負えないほどに。
でも多くの人はそれに気付かない。
彼らが信じる宗教は目の前の利益のみ。
欲望と利己心で破壊された魂。
僕は真実を明らかにすると同時に
神の怒りを静めていかなくてはならない。
そのために僕は再び立ち上がり、地獄に飛び込んでいく。




今回、カン刑事の、犯人の気持ちにシンクロして捜査を進めていく感じが
強調されているような気がしました。
ジヌ君の論理的な推理の進め方と、刑事の感覚。
いつかこのふたつが対立し、真っ二つに捜査が分かれていく過程も見たいですね。

カン刑事がほんとに美人で、凜々しくていいわ。
白の開襟シャツ、黒パンツスーツでいつもかっこよく決めてほしいな。
パク刑事も、前シーズンに比べて都会的に洗練された印象。
田舎くさいパク刑事が好きだったのに……。
彼女でもできたんでしょーか?何か余裕がうかがえます……。

※プロファイラーのミン博士と、犯人のミン博士が同じ名前なので、
記事がわかりにくくなっていました。すみません。
犯人のミンさんを、「ミン社長」と表記して区別しました。


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2 コメント

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いよいよ (かずゆいまま)
2013-06-19 14:34:43
ビスコさん、あんにょーん!

とうとう神のクイズ2に突入ですね!
私もジヌとカン刑事のラブ路線はいらない派でしたけど2を見てると
すんごいはがゆくて、なんとか進展しないのか?!目線になってしまった。(汗)
それはまぁおいといて。
相変わらず希少疾患から事件の謎に迫って行くのは面白いですよね。
見た後は色々と考えさせられちゃうのがこのドラマかもしれない。
これからのレビューも楽しみにしてまーす!
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4もあるの? (ビスコ)
2013-06-19 22:13:24
かずゆいままさんアンニョン!

もうすぐ最終回観るところです。
2話ずつ観ては、かずゆいままさんの過去記事読んでるの。
ジヌ君とカン刑事、はがゆいね!
ここまで純情だとは。

3はジヌ君の髪が短くなってて、カン刑事も出ないんでしょ?
それは寂しいから、またしばらく観ることはないでしょう。
4もあるのかなぁ?

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