第12話「だから何?私はまだ30歳よ!」
ホテルのトイレで抱きしめられて、思わず
「ヒジンさんはいいの?」とたずねてしまうサムスン。
でもジノンの返事は曖昧で……。
しかも改名申請をしたことに大反対のジノンに、サムスンはムッとする。
「二股を精算するまで私の人生に口出しはさせないわよ」
もちろん、姉さんもふたりの交際には大反対。
「興味本位で妹に近づかないで。あの子がまた傷つくから。
5000万ウォン分、あんたが嫌いよ!」
まさかの相手から逆告白。
こんなチャンスは二度とないけど、二股なんて許せない。
妄想は広がるけど、なんかいい手はないのかな。
ジノンが帰宅すると、ヒジンが家でキムチを漬けていた。
楽しそうなヒジンに話をしなきゃならないけれど、どうしても言い出せない。
「言いにくいなら、今度にしたら?」
ヒジンもそんなジノンの態度に何かを予感している。恐れている。
ヒジンはサムスンを呼び出し、ジノンを惑わせないよう頼んだ。
「彼は揺れてるの。もう振り回さないで」
サムスンは、彼女の視線を真っ直ぐ受け止める。
彼を惑わせたつもりもないし、奪う気もない。
でも、彼が望めば、受け入れるつもり。
もう若くない自分には、これが最後のチャンスだと思うから。
あなたはまだ若いし、きれいだし、スリムだし、まだ先があるでしょ?
しかしヒジンは、健康上の不安を抱えている。
彼女は彼女で、エネルギッシュなサムスンがうらやましいのだ。
「やめてよ。わたしがいじめてるみたいじゃない。
泣き落としは効きませんよ。どちらを選ぶかは彼にまかせましょ」
ジノンは私の最後の人だと思うから。
ヒジンはヘンリーに自分の気持ちを聞いてもらう。
後悔している。過去に戻れるものなら、戻りたい。
3年前。ふたりでがんばればよかった。
どんなにつらくても、ふたりでがんばればよかった。
どうして離れちゃったんだろう、わたしたち。
姉のマンションが売れた。
5000万ウォンの小切手が手に入った。
早速ジノンに叩き返して家の権利書を取り戻すように言う姉に、サムスンは
「サムシクが私を好きだって」とつぶやく。
「いい加減にしなさいよ!」
姉の怒りももっともだけど、彼の悪口は言われたくない。
「ヒジンさんのことはどうなのよ!別れてないんでしょ。
結局そういう男なのよ。いいからお金返してきなさい!」
これには反論する余地のないサムスン。
サムスンは小切手を持ってジノンのもとへ出向いた。
「姉のマンションが今日売れたの」
ジノンは驚いたようだが、権利書を渡してくれた。
ところが、彼は受け取った小切手をびりびりに破いてしまったのだ。
サムスンは自分の目が信じられない。
「ちょっと!何すんの!大事なお金なのよ!」
「僕はお金が好きだけど、今はあなたの方がもっと大切なんだ。
ああ、それと改名申請は取り下げるように」
サムスンは怒りに震えている。
「あんたって、ほんっとに救いようがないね。
5000万がはした金だっていうの?」
「僕の勝手だ」
「だったら、あんたの店を売ってみれば?
売ってそのお金を燃やしなさいよ」
「あなたのためならできるさ」
ジノンは、サムスンが怒る気持ちがわからない。
「わかってはいたけど、身勝手な男ね。
自分本位で、世間知らずで……。私は自分が情けない。恥ずかしいよ。
あんたなんか、父さんに会わせられない」
サムスンは涙を一粒こぼしてジノンに背を向け、歩き去ろうとした。
と、そこへ現れたのはヒジン。
ジノンと映画を見に行く約束だと言う。
彼を見やり、無言で出て行くサムスン。
仕事場には、派遣のパティシエがいた。
イネに言って、勉強ノートを返してもらう。
「がんばって勉強するんだよ」
後輩に優しい言葉をかけ、店をあとにした。
怒りは……おさまったわけじゃないけどね。
ヒジンはジノンと食事に出かけるが、食がすすまない。
「昔と味が違うからよ。こんなのイヤだわ。出ましょうよ」
他にもあるふたりの行きつけの店に行ったヒジンは、
店がなくなってしまったことに動揺し、腹を立てる。
「ねえ、なんであなたはそんなに冷静なのよ!」
自分の思いを受け止めてくれないジノンに腹を立てるヒジン。
「ヘンリーだったらわかってくれるのに!」
思わず口から出た言葉に、自分でも戸惑う。
道行く車に泥水をひっかけられて、デートはおしまい。
ヒジンはヘンリーのもとへ、
ジノンはミジュのもとへ。
サムスンの改名申請が通った!
今日から私はキム・ヒジン!
生まれ変わろう、ジノンのことはすっぱり忘れて、新しい自分を生きるんだ!
サムスンは決心して、ハルラ山に登りに行く。
ひとりの女性としてではなく、パティシエ キム・サムスンとして再出発だ!
いつか彼に会う時に、あなたが大好きだったけど、
あなたなしで生きてこられた、と胸をはって言いたいから。
打ちのめされた姿を見せたくないから。
ジノンは、破り捨てた小切手をゴミの山からなんとか見つけ出し、ほっとする。
破れた小切手を持って店に戻ると、
自分の店がぴかぴかに輝いて見えた。
サムスンと過ごした、思い出がいっぱいの店。
ジノンは厨房でサムスンのノートを探すが見当たらない。
彼女に電話をかけてみるのだが、留守電につながるばかり。
それもそのはずで、サムスンは携帯を置いて山へ出かけていたのだ。
家に出向くと怖い姉が出てきた。
サムスンのゆくえをたずねても、彼女は教えてくれない。
必死で携帯にメールを送るジノン。
最初は高飛車だったメールも、だんだん低姿勢になっていって……。
最後は「ごめん」
すべてを読んだ姉は、泣いていた妹の顔を思い出す。
「認めたわけじゃないわ。でも行き先は教えてあげる」
サムスンは嵐のハルラ山へ悪態をつきまくりながら登っていた。
やっとのことで頂上に立って、大声で叫ぶ。
「私はキム・ヒジンだー!
キム・サムスンじゃない!キム・ヒジンだー!
サムシク!これで、これで完全に終わりだよー!」
「誰が決めた?」
遠くにジノンの姿が見える。
「ヤバいヤバい、とうとう幻覚が見え始めた」
ところが、それは本物のジノンだった。
彼女がくる何時間も前から頂上で待っていたのだ。
「それからキム・ヒジンって何だ。サムスンがいい!」
驚きのサムスン。
(つづく)
あーもう、なんて面白いの、キム・サムスン。
彼女の悪態はもう最高。
ヒョヌさんが変態チックに惚れちゃう気持ちがよくわかります。
ああ、しびれる、もっと言って!
しかも嵐のハルラ山。
こんな悪天候を選んでロケしたわけじゃあるまいに、
かえってそれがばっちりハマるシチュエーションになっているという奇跡。
あっはっは!もうおかしすぎる。
だってトイレのキスでハッピーエンドとはいかないですもんねぇ。
世間の二股男の例に漏れず、ジノンは元カノとの関係を清算できていない。
相手は意志の力で難病を克服した強い女性ですもの。
簡単に切れる関係でもありません。
でもサムスンはジノンを責められないよね。
彼はサムスンのアドバイス通り、好きか嫌いか、
単純な選択を心の声に従ってしただけなんだもの。
妄想誘惑シーンは気恥ずかしくってみていられませんが、
ヘンリーとの英語混じりの妄想コミュニケーションは最高。
チェジュ島のホテルの時も楽しかったけど、
ここでもソフィ節炸裂。
相手役の彼、韓国語はしっかり理解できているはずだよね。
よく笑わずにこのシーン撮りきったな~と感心。
いやもしかしたら、相当吹き出しちゃってのNGがあったかもね。
そんな映像があったら見てみたいなー。
ヒジンに対しても、一歩も譲らず、でも誠実なサムスン。
あっぱれ、女の鏡ですね。
ヒジンは、すでにジノンの心が自分から離れているのを自覚してか、イライラ。
そして、自分で思っている以上にヘンリーに支えられていることに
気付いてしまい、驚いているようです。
3年前、もしふたりでがんばるという選択をしていたら、
未来は変わっていたでしょうか?
う~ん、そこは変わらなかったんじゃないか、と思うのよね。
やはりふたりは別れるしか無かったんじゃないか。
だって、身勝手男のジノンが、彼女を支えきれるとは思えない。
彼らの若さが、別の形で衝突をうんだのではないかな。
ジノンはかわいそうだけど、やっぱりどこか未成熟な人。
完璧な恋人じゃないもん。
それが当たり前だけどね。ヘンリーが無敵すぎ。
サムスンの姉さんの言葉が引っかかってて、
あの小切手を破くという暴挙に出ちゃったんだよねー。
彼には、サムスンが怒る理由がよくわからない。
金で心を買う男だとののしり続けられて、
そんなことない!っていうパフォーマンスのつもりだったのに逆効果。
恵まれすぎてて、彼女たちにとってのこの5000万ウォンが
どういう意味を持つお金がわかってなかったんだね。
従業員がお店をぴかぴかに磨いている姿を見て、
はじめてジノンは店に対する愛情に目覚めたんじゃないかな。
お母さんからの誘いを断って、レストランを続けたかったのは、
単なる意地なんかじゃない。
死んだ兄さんへの贖罪でもない。
この店を愛していたからなんだ。
サムスンとの思い出がたくさん詰まった大切な場所だから、
このレストランを愛するようになったんだ。
サムスン一家にとっても、それは同じで、
彼女たちの家は、お父さんとの思い出が一杯詰まった大切な場所。
そこを守るために工面した、大事な大事な5000万ウォンの価値に気付いたのね。
何かにつけてお金のことを言ってたジノンが、決定的に変わった瞬間だと思う。
相変わらず改名申請なんか取り消せ!って傲慢さは変わらないけど。
本質は確かに変化している、と思うよ~。
ずるいなーと思いつつ、
ミジュに癒やしてもらうジノンがやっぱり可愛くて仕方ない。
余計なことを言わないミジュの前では、素直になれるジノンなのよ。
とにかくかわいいミジュ。両親を失ったこの子が一番つらいはずなのに。
まったくずるいんだけどね、こやつは。
ヒジンが社長室に入ってきてサムスンと顔を合わせた時の
あの後ろめたそーな態度と来たら……。
しかもフツーにヒジンとデートしちゃう厚顔っぷり。
こ、この二股男!
わからないでもないんですけどね。
新しい人に心は動いているけれど、恋人にも心が残るってのは。
そんなに簡単に精算できないのが、人の心というものさ。
それでもハルラ山にきたもんね。
ヒジンの心にヘンリーへの愛があるとわかってからの行動だから、
ずるいっちゃずるいけど。
そこはゆるしてやるか。
にんげんだもの。
ふふふ、何度見ても可笑しい。
サムスンが、「ヤバい、幻覚が見え始めた」っていったあげく、
「何する気?まさか私を突き落とそうって?」っていうんだよ。
いくらなんでもそんなことするわけないでしょ……。
本気でこういうこと言うから、好きなんだよなぁ。
改名問題、けっこう本気のエピソードでしたね。
確かにジノンにとっては、彼女がキム・ヒジンになっちゃうと心情的に複雑……。
最終回はジノンがサムシクに改名申請するって展開もアリか?
ホテルのトイレで抱きしめられて、思わず
「ヒジンさんはいいの?」とたずねてしまうサムスン。
でもジノンの返事は曖昧で……。
しかも改名申請をしたことに大反対のジノンに、サムスンはムッとする。
「二股を精算するまで私の人生に口出しはさせないわよ」
もちろん、姉さんもふたりの交際には大反対。
「興味本位で妹に近づかないで。あの子がまた傷つくから。
5000万ウォン分、あんたが嫌いよ!」
まさかの相手から逆告白。
こんなチャンスは二度とないけど、二股なんて許せない。
妄想は広がるけど、なんかいい手はないのかな。
ジノンが帰宅すると、ヒジンが家でキムチを漬けていた。
楽しそうなヒジンに話をしなきゃならないけれど、どうしても言い出せない。
「言いにくいなら、今度にしたら?」
ヒジンもそんなジノンの態度に何かを予感している。恐れている。
ヒジンはサムスンを呼び出し、ジノンを惑わせないよう頼んだ。
「彼は揺れてるの。もう振り回さないで」
サムスンは、彼女の視線を真っ直ぐ受け止める。
彼を惑わせたつもりもないし、奪う気もない。
でも、彼が望めば、受け入れるつもり。
もう若くない自分には、これが最後のチャンスだと思うから。
あなたはまだ若いし、きれいだし、スリムだし、まだ先があるでしょ?
しかしヒジンは、健康上の不安を抱えている。
彼女は彼女で、エネルギッシュなサムスンがうらやましいのだ。
「やめてよ。わたしがいじめてるみたいじゃない。
泣き落としは効きませんよ。どちらを選ぶかは彼にまかせましょ」
ジノンは私の最後の人だと思うから。
ヒジンはヘンリーに自分の気持ちを聞いてもらう。
後悔している。過去に戻れるものなら、戻りたい。
3年前。ふたりでがんばればよかった。
どんなにつらくても、ふたりでがんばればよかった。
どうして離れちゃったんだろう、わたしたち。
姉のマンションが売れた。
5000万ウォンの小切手が手に入った。
早速ジノンに叩き返して家の権利書を取り戻すように言う姉に、サムスンは
「サムシクが私を好きだって」とつぶやく。
「いい加減にしなさいよ!」
姉の怒りももっともだけど、彼の悪口は言われたくない。
「ヒジンさんのことはどうなのよ!別れてないんでしょ。
結局そういう男なのよ。いいからお金返してきなさい!」
これには反論する余地のないサムスン。
サムスンは小切手を持ってジノンのもとへ出向いた。
「姉のマンションが今日売れたの」
ジノンは驚いたようだが、権利書を渡してくれた。
ところが、彼は受け取った小切手をびりびりに破いてしまったのだ。
サムスンは自分の目が信じられない。
「ちょっと!何すんの!大事なお金なのよ!」
「僕はお金が好きだけど、今はあなたの方がもっと大切なんだ。
ああ、それと改名申請は取り下げるように」
サムスンは怒りに震えている。
「あんたって、ほんっとに救いようがないね。
5000万がはした金だっていうの?」
「僕の勝手だ」
「だったら、あんたの店を売ってみれば?
売ってそのお金を燃やしなさいよ」
「あなたのためならできるさ」
ジノンは、サムスンが怒る気持ちがわからない。
「わかってはいたけど、身勝手な男ね。
自分本位で、世間知らずで……。私は自分が情けない。恥ずかしいよ。
あんたなんか、父さんに会わせられない」
サムスンは涙を一粒こぼしてジノンに背を向け、歩き去ろうとした。
と、そこへ現れたのはヒジン。
ジノンと映画を見に行く約束だと言う。
彼を見やり、無言で出て行くサムスン。
仕事場には、派遣のパティシエがいた。
イネに言って、勉強ノートを返してもらう。
「がんばって勉強するんだよ」
後輩に優しい言葉をかけ、店をあとにした。
怒りは……おさまったわけじゃないけどね。
ヒジンはジノンと食事に出かけるが、食がすすまない。
「昔と味が違うからよ。こんなのイヤだわ。出ましょうよ」
他にもあるふたりの行きつけの店に行ったヒジンは、
店がなくなってしまったことに動揺し、腹を立てる。
「ねえ、なんであなたはそんなに冷静なのよ!」
自分の思いを受け止めてくれないジノンに腹を立てるヒジン。
「ヘンリーだったらわかってくれるのに!」
思わず口から出た言葉に、自分でも戸惑う。
道行く車に泥水をひっかけられて、デートはおしまい。
ヒジンはヘンリーのもとへ、
ジノンはミジュのもとへ。
サムスンの改名申請が通った!
今日から私はキム・ヒジン!
生まれ変わろう、ジノンのことはすっぱり忘れて、新しい自分を生きるんだ!
サムスンは決心して、ハルラ山に登りに行く。
ひとりの女性としてではなく、パティシエ キム・サムスンとして再出発だ!
いつか彼に会う時に、あなたが大好きだったけど、
あなたなしで生きてこられた、と胸をはって言いたいから。
打ちのめされた姿を見せたくないから。
ジノンは、破り捨てた小切手をゴミの山からなんとか見つけ出し、ほっとする。
破れた小切手を持って店に戻ると、
自分の店がぴかぴかに輝いて見えた。
サムスンと過ごした、思い出がいっぱいの店。
ジノンは厨房でサムスンのノートを探すが見当たらない。
彼女に電話をかけてみるのだが、留守電につながるばかり。
それもそのはずで、サムスンは携帯を置いて山へ出かけていたのだ。
家に出向くと怖い姉が出てきた。
サムスンのゆくえをたずねても、彼女は教えてくれない。
必死で携帯にメールを送るジノン。
最初は高飛車だったメールも、だんだん低姿勢になっていって……。
最後は「ごめん」
すべてを読んだ姉は、泣いていた妹の顔を思い出す。
「認めたわけじゃないわ。でも行き先は教えてあげる」
サムスンは嵐のハルラ山へ悪態をつきまくりながら登っていた。
やっとのことで頂上に立って、大声で叫ぶ。
「私はキム・ヒジンだー!
キム・サムスンじゃない!キム・ヒジンだー!
サムシク!これで、これで完全に終わりだよー!」
「誰が決めた?」
遠くにジノンの姿が見える。
「ヤバいヤバい、とうとう幻覚が見え始めた」
ところが、それは本物のジノンだった。
彼女がくる何時間も前から頂上で待っていたのだ。
「それからキム・ヒジンって何だ。サムスンがいい!」
驚きのサムスン。
(つづく)
あーもう、なんて面白いの、キム・サムスン。
彼女の悪態はもう最高。
ヒョヌさんが変態チックに惚れちゃう気持ちがよくわかります。
ああ、しびれる、もっと言って!
しかも嵐のハルラ山。
こんな悪天候を選んでロケしたわけじゃあるまいに、
かえってそれがばっちりハマるシチュエーションになっているという奇跡。
あっはっは!もうおかしすぎる。
だってトイレのキスでハッピーエンドとはいかないですもんねぇ。
世間の二股男の例に漏れず、ジノンは元カノとの関係を清算できていない。
相手は意志の力で難病を克服した強い女性ですもの。
簡単に切れる関係でもありません。
でもサムスンはジノンを責められないよね。
彼はサムスンのアドバイス通り、好きか嫌いか、
単純な選択を心の声に従ってしただけなんだもの。
妄想誘惑シーンは気恥ずかしくってみていられませんが、
ヘンリーとの英語混じりの妄想コミュニケーションは最高。
チェジュ島のホテルの時も楽しかったけど、
ここでもソフィ節炸裂。
相手役の彼、韓国語はしっかり理解できているはずだよね。
よく笑わずにこのシーン撮りきったな~と感心。
いやもしかしたら、相当吹き出しちゃってのNGがあったかもね。
そんな映像があったら見てみたいなー。
ヒジンに対しても、一歩も譲らず、でも誠実なサムスン。
あっぱれ、女の鏡ですね。
ヒジンは、すでにジノンの心が自分から離れているのを自覚してか、イライラ。
そして、自分で思っている以上にヘンリーに支えられていることに
気付いてしまい、驚いているようです。
3年前、もしふたりでがんばるという選択をしていたら、
未来は変わっていたでしょうか?
う~ん、そこは変わらなかったんじゃないか、と思うのよね。
やはりふたりは別れるしか無かったんじゃないか。
だって、身勝手男のジノンが、彼女を支えきれるとは思えない。
彼らの若さが、別の形で衝突をうんだのではないかな。
ジノンはかわいそうだけど、やっぱりどこか未成熟な人。
完璧な恋人じゃないもん。
それが当たり前だけどね。ヘンリーが無敵すぎ。
サムスンの姉さんの言葉が引っかかってて、
あの小切手を破くという暴挙に出ちゃったんだよねー。
彼には、サムスンが怒る理由がよくわからない。
金で心を買う男だとののしり続けられて、
そんなことない!っていうパフォーマンスのつもりだったのに逆効果。
恵まれすぎてて、彼女たちにとってのこの5000万ウォンが
どういう意味を持つお金がわかってなかったんだね。
従業員がお店をぴかぴかに磨いている姿を見て、
はじめてジノンは店に対する愛情に目覚めたんじゃないかな。
お母さんからの誘いを断って、レストランを続けたかったのは、
単なる意地なんかじゃない。
死んだ兄さんへの贖罪でもない。
この店を愛していたからなんだ。
サムスンとの思い出がたくさん詰まった大切な場所だから、
このレストランを愛するようになったんだ。
サムスン一家にとっても、それは同じで、
彼女たちの家は、お父さんとの思い出が一杯詰まった大切な場所。
そこを守るために工面した、大事な大事な5000万ウォンの価値に気付いたのね。
何かにつけてお金のことを言ってたジノンが、決定的に変わった瞬間だと思う。
相変わらず改名申請なんか取り消せ!って傲慢さは変わらないけど。
本質は確かに変化している、と思うよ~。
ずるいなーと思いつつ、
ミジュに癒やしてもらうジノンがやっぱり可愛くて仕方ない。
余計なことを言わないミジュの前では、素直になれるジノンなのよ。
とにかくかわいいミジュ。両親を失ったこの子が一番つらいはずなのに。
まったくずるいんだけどね、こやつは。
ヒジンが社長室に入ってきてサムスンと顔を合わせた時の
あの後ろめたそーな態度と来たら……。
しかもフツーにヒジンとデートしちゃう厚顔っぷり。
こ、この二股男!
わからないでもないんですけどね。
新しい人に心は動いているけれど、恋人にも心が残るってのは。
そんなに簡単に精算できないのが、人の心というものさ。
それでもハルラ山にきたもんね。
ヒジンの心にヘンリーへの愛があるとわかってからの行動だから、
ずるいっちゃずるいけど。
そこはゆるしてやるか。
にんげんだもの。
ふふふ、何度見ても可笑しい。
サムスンが、「ヤバい、幻覚が見え始めた」っていったあげく、
「何する気?まさか私を突き落とそうって?」っていうんだよ。
いくらなんでもそんなことするわけないでしょ……。
本気でこういうこと言うから、好きなんだよなぁ。
改名問題、けっこう本気のエピソードでしたね。
確かにジノンにとっては、彼女がキム・ヒジンになっちゃうと心情的に複雑……。
最終回はジノンがサムシクに改名申請するって展開もアリか?
泣けました。
それでこそ、女の心意気!
サムスンカッコイイ!
でもまだ4話もあるのね
まだまだなんか起こりそう!(笑)