トラウマコード 第1話

医療系かぁ～と思いつつ、
チェ・ジフンの出演作と聞けば、観ずにはいられません。
『宮』のツンデレ皇子でドラマデビューして、
映画やドラマで大活躍のジフニも42歳か……。

映画『アンティーク　西洋骨董洋菓子店』は最高だから
観てない人はぜひ！
ドラマ『魔王』もおすすめだよ～。（古いけど）

【あらすじ】

救急医療体制が機能不全をおこしかけている韓国。
受け入れ病院がなく、たらいまわしで救急患者が死亡するという
いたましいニュースも後を絶たない。

状況を打破すべく、大臣の肝いりでやってきたのは
ペク・ガンヒョクだ。
名門韓国大学病院の重症外傷チームの教授として、
着任早々見事な手術をやってのける。

型破りな行動や口の悪さに目をつぶれば、
まさに神の手を持つスーパードクター。

救急外科の当番医だった肛門外科のヤン・ジェウォンは、
いきなり「肛門」とあだ名をつけられ、彼の巻き起こす旋風に翻弄されていく。
彼をやくざと間違えた看護師チャン・ジョンミのあだ名は「暴力団」に決まった。
傍若無人な態度に反感を覚える医師がほとんどだが、
確実に命を救っていく手腕は見事としかいいようがない。

次の患者は山岳事故で搬送不能の状態にある。
ペク・ガンヒョクは「肛門」をともなって救急ヘリに乗り込み、
現場へ急行した。
ヘリの操縦もプロ級の破天荒医師は、どんな神業を見せてくれるのだろうか？

（つづく）

お隣の国、韓国も、日本と同じような問題を抱えているんですね。
医師不足による救急医療現場の疲弊により、
受け入れ先がなかなか決まらず、命を落とす患者がいる……。
もし自分や家族がそんな状況に置かれたら、と思うと、
「なんとかしてくれ！」と叫びたくなります。

わたしの身内も夜中に交通事故にあい、
たまたま搬送された病院の当直が脳外科医だったおかげで
一命をとりとめたという経験がありまして。
まさに不幸中のさいわいでした。

「トラウマ」って言葉、日本では「心的外傷」という意味で使われる
ケースが多いですよね。
このドラマでは、命の危険にさらされるような「外的外傷」の意味で使われています。

おかげで、手術シーンが怖い～。
血がドバドバ出る～。
苦手な人は薄目をあけてみるしかないです……。

こういうの、どうやって撮るんです？
特殊メイクチームがリアルな模型を作ってくれるのかな。
「肛門」君が見えなかった破れた血管、わたしも最初見えなかったですけど、
「ライティング！」ってジフニが言ったあとはちゃんと見えました。

リ、リアル～

なのかどうかは、正直わからん。手術見たことないので。

ドラマは、紛争地帯にどかどか爆弾が落とされてるシーンから始まって、
ジフニがバイクをかっとばしていきます。
医療物資を運んでいるんだね。

すんごい爆発で乗用車が回転しながら飛んできたり、黒煙が立ち上ったり、
派手なアクションシーンですが、もちろんCGですよね？
「暴力団」ちゃんの無駄な妄想シーンもガンアクションばりばり。
嘘っぽい映像が、逆に「気軽に観てね」って感じで安心できます。

だって、「肛門」君をかついでヘリから急降下なんて、

そんな奴おれへんやろ～　byこだま・ひびき

ウィキペディアでは、なんか分類的には「医療コメディー」って紹介されてたよ。
コメディなん？
じゃあ深刻ぶらずに観てていいんだね？

確かに、肛門君のリアクションがいちいちコメディちっく。
かと思えば、高所恐怖症でヘリから降りるのを拒否して騒ぐ肛門君に
ジフニが「あの患者が君の家族だとしても同じことが言えるか？」と
言ったりして、要所要所でピりッとする感じもあります。

韓国ドラマにしては1話50分前後と短いし、テンポよく視聴できそう。

第1話で断然気になるのは、麻酔科の研修医パク・ギョンウォン。
ジムで黙々と筋トレする後ろ姿、長髪なのでムキムキの女性なのかと思った～。
（それはそれでかっこよさそう）

手術の内容に応じて麻酔の状態をしっかり変えてくる神対応で、
あだ名でしか人を呼ばないジフニに唯一名前を尋ねられる秀才です。
この子にはあだ名つかないかもしれないね。

どう考えても、肛門君、暴力団ちゃん、ギョンウォン君が
ガンヒョク選抜重症外傷チームメンバーになることは確実でしょう。

わたし、医療漫画の「医龍」大好きなんで、
あのメンバーと役割がシンクロしていてすっごく楽しみです。

そしてついこないだ観た『梨泰院クラス』に出てた元刑事さん、いた！
肛門外科の教授で、病院の外科部長という偉い人です。
なぜだかわからないけど、保健福祉庁長官が好きみたい。
「拍手（パクス）～」で笑ってしまった。

全8話と短いので、息抜きがてら観てみようと思います。