うちの部隊に新しいエースのノートが投入されました。名前は「ビアンカ」です。
CPU
Pentium M 755 (2.0GHz, FSB400MHz, Dothan Core)
Memory
1024MB
HDD
74.5GB
Display
15.0" TFT LCD SXGA+ (1400*1050)
True Name -> Full Name
Bianka -> Bianka Panova
Network Name -> Full Name
Erika -> Erika Coimbra
(マシンの命名について、「新体操の歴代有力選手から選び、基本的に古い方から使う」という新しいポリシーを決めたため、従来マシンについても以下のように一部名前を変更する。今回の説明以降変更後のマシン名で書く。
(旧)タチアナ→(現)アネリア -> Anelia Ralenkova
(旧)アンナ→(現)リリア -> Lilia Ignatova
なお、タチアナおよびアンナという名前は、将来のマシンのために予約されている。)
うちの部隊で初めて、ベアボーンキットとパーツ一式そろえて組み立てた「自作」ノートマシンである。
パーツの購入代金合計はざっと16万5千円である。同等の構成では、メーカー製はもちろんショップブランドのマシンでも20万円は超えるから、性能を考えれば恐ろしく安いわけである。
まず第一の感想としては、「すみませんDothanコアをなめてました」。ビアンカは「速い」「薄くて軽い」「熱と音を出さない」三拍子そろった凄いマシンである。
ビアンカは恐ろしく速い。United Devicesはヴィカよりも速いし、さらに驚いたことに、Athlon系に有利と思われていたFolding@Homeで、しずかやアリーナよりも速い(クロックではアリーナは2.3GHzで動いている)。現在のうちの部隊では確実に最速である。さらに、Mobile Radeon 9700を積んでいるため、3D描画に関しては、Radeon 9800のヴィカの次に速い。日本産の3Dゲームなら、FFXIでもA7も余裕でクリアしている。この一台で何でもありなのだ。
これほど速いのに、排気量は極端に少なく吹き出される空気もあまり熱くない。CPUの定格消費電力からしても、Baniasコアのリリアとかデスクトップ用同等のPentium 3のスヴェトラーナよりも低い。現在稼働中のマシンの中では、ミシェルに次いで発熱が少ないようだ。実感でもリリアよりむしろ冷たく、ここまで排熱が少なくて大丈夫なのかと思うほどである。しかし実際問題マシンのどこも熱くなっていない。排熱が少ないためファンの音も当然小さく、よほど静かな場所でなければ気にならない。
ビアンカの画面はてかてかでない従来のTFT液晶であり、コントラストも並程度、さらに色合いは青みがかかっている。以前からの感想だが、液晶画面の画質については、概して大手メーカーのマシンに分がある。ただし、Radeon系の標準ドライバを用いているため、画質の細かい調整が可能であり、ガンマ補正を上げて赤色を強くすることで、かなり改善できる。
液晶は15インチだから図体は相応に大きいけれども、薄くて軽い。重さという観点では、同じ液晶サイズのスヴェトラーナ・アネリアに比べればはるかに軽く、リリア同様毎日持ち運ぶことも十分可能な重さである。そのリリアと比べると、CPU自体も大幅に速いし3Dに関しては比較にならない(リリアのグラフィックはチップセット内蔵のため、3Dの役には全く立たない)けれども、もう一つの大きな強みは高解像度の画面である。スヴェトラーナ以来の歴代のエースと全く同じ画面レイアウトで作業ができる。
当初は、リリアとかタラの代役・後継も意識して戦線投入されたビアンカだったけれども、大きな弱点があった。組み立てが雑なせいか、あるいはベアボーンを別にすれば安いパーツを寄せ集めているせいか、振動に極端に弱いのである。ちょっとした振動を与えただけでもすぐにハングする。しかも、振動でひとたびハングさせると、しばらくの間は起動しても不安定になってしまう。これでは持ち出して使うことはできない。特に振動を与えなくても、ビアンカは、ノートマシンとしてはやたらとハングの回数が多く、安定性という観点では近年のエース級ノートには及ばない。特にアネリアは、大トラブル直後を除けば、OSが落ちた記憶すらないというくらい安定したマシンで、何週間も再起動なしで動かすのもふつうだった。(机の上から真っ逆さまに転落したときもOSすら落ちなかった。ビアンカをそんな目に遭わせたら間違いなく即死だろう。)
しかし、ビアンカを机の上で使う分には、予想以上にパワーもあり、いいことずくめである。ついにビアンカは、巨大なノートからメインノートの座を奪ってしまった。さらに、マシンの消費電力の問題がきわめて重大になってきたため、デスクトップマシンに代わって録音・録画までこなすことになった。
CPU
Pentium M 755 (2.0GHz, FSB400MHz, Dothan Core)
Memory
1024MB
HDD
74.5GB
Display
15.0" TFT LCD SXGA+ (1400*1050)
True Name -> Full Name
Bianka -> Bianka Panova
Network Name -> Full Name
Erika -> Erika Coimbra
(マシンの命名について、「新体操の歴代有力選手から選び、基本的に古い方から使う」という新しいポリシーを決めたため、従来マシンについても以下のように一部名前を変更する。今回の説明以降変更後のマシン名で書く。
(旧)タチアナ→(現)アネリア -> Anelia Ralenkova
(旧)アンナ→(現)リリア -> Lilia Ignatova
なお、タチアナおよびアンナという名前は、将来のマシンのために予約されている。)
うちの部隊で初めて、ベアボーンキットとパーツ一式そろえて組み立てた「自作」ノートマシンである。
パーツの購入代金合計はざっと16万5千円である。同等の構成では、メーカー製はもちろんショップブランドのマシンでも20万円は超えるから、性能を考えれば恐ろしく安いわけである。
まず第一の感想としては、「すみませんDothanコアをなめてました」。ビアンカは「速い」「薄くて軽い」「熱と音を出さない」三拍子そろった凄いマシンである。
ビアンカは恐ろしく速い。United Devicesはヴィカよりも速いし、さらに驚いたことに、Athlon系に有利と思われていたFolding@Homeで、しずかやアリーナよりも速い(クロックではアリーナは2.3GHzで動いている)。現在のうちの部隊では確実に最速である。さらに、Mobile Radeon 9700を積んでいるため、3D描画に関しては、Radeon 9800のヴィカの次に速い。日本産の3Dゲームなら、FFXIでもA7も余裕でクリアしている。この一台で何でもありなのだ。
これほど速いのに、排気量は極端に少なく吹き出される空気もあまり熱くない。CPUの定格消費電力からしても、Baniasコアのリリアとかデスクトップ用同等のPentium 3のスヴェトラーナよりも低い。現在稼働中のマシンの中では、ミシェルに次いで発熱が少ないようだ。実感でもリリアよりむしろ冷たく、ここまで排熱が少なくて大丈夫なのかと思うほどである。しかし実際問題マシンのどこも熱くなっていない。排熱が少ないためファンの音も当然小さく、よほど静かな場所でなければ気にならない。
ビアンカの画面はてかてかでない従来のTFT液晶であり、コントラストも並程度、さらに色合いは青みがかかっている。以前からの感想だが、液晶画面の画質については、概して大手メーカーのマシンに分がある。ただし、Radeon系の標準ドライバを用いているため、画質の細かい調整が可能であり、ガンマ補正を上げて赤色を強くすることで、かなり改善できる。
液晶は15インチだから図体は相応に大きいけれども、薄くて軽い。重さという観点では、同じ液晶サイズのスヴェトラーナ・アネリアに比べればはるかに軽く、リリア同様毎日持ち運ぶことも十分可能な重さである。そのリリアと比べると、CPU自体も大幅に速いし3Dに関しては比較にならない(リリアのグラフィックはチップセット内蔵のため、3Dの役には全く立たない)けれども、もう一つの大きな強みは高解像度の画面である。スヴェトラーナ以来の歴代のエースと全く同じ画面レイアウトで作業ができる。
当初は、リリアとかタラの代役・後継も意識して戦線投入されたビアンカだったけれども、大きな弱点があった。組み立てが雑なせいか、あるいはベアボーンを別にすれば安いパーツを寄せ集めているせいか、振動に極端に弱いのである。ちょっとした振動を与えただけでもすぐにハングする。しかも、振動でひとたびハングさせると、しばらくの間は起動しても不安定になってしまう。これでは持ち出して使うことはできない。特に振動を与えなくても、ビアンカは、ノートマシンとしてはやたらとハングの回数が多く、安定性という観点では近年のエース級ノートには及ばない。特にアネリアは、大トラブル直後を除けば、OSが落ちた記憶すらないというくらい安定したマシンで、何週間も再起動なしで動かすのもふつうだった。(机の上から真っ逆さまに転落したときもOSすら落ちなかった。ビアンカをそんな目に遭わせたら間違いなく即死だろう。)
しかし、ビアンカを机の上で使う分には、予想以上にパワーもあり、いいことずくめである。ついにビアンカは、巨大なノートからメインノートの座を奪ってしまった。さらに、マシンの消費電力の問題がきわめて重大になってきたため、デスクトップマシンに代わって録音・録画までこなすことになった。