雑記帳(新居)

移転完了しました

ノートマシンに録画を移行

2005-04-08 02:57:40 | MyPC
現住所に引っ越ししてからというもの、電力代には神経質になっている。
寮生活の間はお構いなしにデスクトップマシンを動かし、特にアテネ五輪期間中はタワー4台フル回転で連日の大規模録画を行った。
しかし、タワーマシン1台だけでも、24時間ノンストップの稼働をすればおそらく1ヶ月1万円を超える電気代になる。4年前、当時の絶対的エースのヴィカ(2代目)をフル稼働で1ヶ月7000円という議論をしたけれども、そのときと比べても、CPUの消費電力とハードディスクの台数は増える一方だ。そのようなマシンが3台4台ということになれば、電気代は気の遠くなるような金額になる。しかも、冬はまだよい。大食らいのタワーマシンが動く代わりに、暖房の必要は全くなくなるからだ。夏場は、彼女たちを動かすためには冷房もつけっぱなしにしなければならない。全く想像を絶する事態である。ビデオデッキの代わりに彼女たちが一日中動くなど、考えられない。とはいえ、録画をやめることは考えられないし、今更デジタル家電に後戻りするつもりもない。
現在流行りのHDD/DVDレコーダーでは、HDDからDVDに待避するだけで恐ろしく時間がかかる(最近のモデルはDVDドライブが速くなっているから、高速記録に対応したディスクを使えば、昔よりはましなのだろうが)。しかも、録画は予約できても待避作業は予約できない。開始と終了は必ず人間が操作しなければならない。さらに、何百枚ものディスクの中から録画したものを探すなど、想像するだけでぞっとする。

そこで、パワフルになったノートマシンたちの出番である。録画も録音も全面的にノートに移管した。最新鋭のビアンカなら、ビデオ録画も余裕である。さらに、アネリアも最近元気を取り戻しており、しかも重量級のダウンロード作業は後継のビアンカに譲っているので、ハードディスクにも余裕がある。ビアンカがいまいち不安定なマシンなので、むしろアネリアのほうが信頼してこの種の作業を任せられる。
引っ越し以降、アネリアはきわめて重大な役割を担当している。五体満足でエースとして最前線に立っていたとき以上に、代替のきかない仕事をしている。光ケーブル開通前は、このマシンがインターネット接続を担当し、「インターネット接続の共有」によってルータの役割も引き受けていた。現在では、DivXハードウェアエンコード可能な最新設備が接続されており、したがって最も長時間の録画を行う。アネリアはいまだに修理されず、USBキーボードを接続、後部の吸気口に千枚通しをつっこむという痛々しい姿で稼働している(そうすることによって内部のヒートシンクを微妙にずらすことができ、騒音が小さくなる。)。しかし、熱を出すタワーマシンが止まっておりさらにこの冬は寒い日が多かったため、その涼しさのおかげか、本来のパワーを取り戻している。

ただしこの場合も、録画・録音したデータをタワーマシンに移転する時間は問題になる。特に、ユリアのネットワークが100Mbps止まりなのは痛い。(ギガイーサのボードはかつてサーシャで使っていたものが余っているけれども、相性が出るため使えない。)1GBのデータを送りつけるのに10分くらいかかり、ヴィカに送りつけるより大幅に遅い。単純に考えれば、どちらにせよ100Mbpsなどという転送速度は出ていないから100Mだろうがギガだろうが関係はないような気がするが、実際はそうでもない。