雑記帳(新居)

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ローランギャロス準決勝・決勝

2007-06-11 01:56:42 | テニス
準決勝、イバノビッチから見てシャラポワはやりにくい相手とはあまり思えなかったけれども、東レPPOの準決勝の再現のような一方的展開になってしまった。
シャラポワはオーバーパワーされると非常に弱いという気がする。とすると、今後もイバノビッチには苦戦しそうだ。しかし、シャラポワとしては、肩の故障を抱え、しかももともと得意と言えない全仏でベスト4、これ以上望めない結果だろう。この後のウィンブルドンあるいはシーズン後半で巻き返したい。

決勝の最初のゲームはイバノビッチがブレーク。第1セットの第2ゲーム、40-0としたところまでは、イバノビッチは好調なスタートに見えた。ところがその後緊張からサーブのトスが異常にぶれ、このゲームをブレークバックされた。そこから一気に自滅してしまった。

残念な結果だが、エナンの神通力はそこまで恐ろしいものなのか。勢いに乗っていると思われる相手でも何の問題もなくはねのける。全仏でエナンとの対戦となると、何か無力感さえ覚えてしまう。
準決勝でエナンはヤンコビッチと対戦したが、この対戦、ヤンコビッチが勝ったことはないもののもつれた試合が多い。最後の最後でエナンがゲームを連取して逆転という試合も何度かあった。その難敵を6-2, 6-2という一方的なスコアで下していた。

今回の決勝は、2年前の決勝、大爆発で勝ち上がってきたピエルスを一蹴したのを思い出させた。ちなみに、表彰式のプレゼンターはそのピエルスだった。どこかでシャラポワをピエルスになぞらえている記事を見たけれども、ピエルスに似ているとすればシャラポワよりもむしろイバノビッチだと思う。