雑記帳(新居)

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応援しても期待できない、ポーランドとセルビア

2007-11-03 01:06:59 | バレーボール
さて、今回ワールドカップ、ポーランドとセルビアをとにかく応援はするが、期待はほとんどしていない。

まずポーランドについては、昨年までの印象が悪すぎる。今回と似た感じのメンバーだった4年前のワールドカップは8位止まりだった。それ以降グランプリには毎年出場しているけれども、去年まではメンバーがそろわなかったこともあり散々な成績が続いた。今年のグランプリでようやくまともになった。これまで毎回赤点ばかりだったのに、1回やっと合格点に届いたからといって、信用はできない。

まだセルビアのほうに「もし当たれば」という期待は持てる。まさにダークホースという印象だ。当たれば銅メダルだが悪ければ7位までの可能性がある。
セルビアのメンバー12名が出たけれども、昨年世界選手権銅メダルの主力メンバーのうち、スパソイエビッチ・ジェリシロ・クルスマノビッチがいない。特にスパソイエビッチ不在は致命的だ。ジェリシロは手術明けで回復具合は疑問に思えたし、クルスマノビッチも頼りないけれども、とにかく欠けたのは痛い。これは、欧州選手権の初戦、スロバキアによもやの敗戦を喫したときのメンバーだ。到底メダルどころではなく、10位くらいの可能性すらある。
セルビアは、ただでさえ世界大会の経験があまりにも少なすぎる。銅メダルを獲得した2006年の世界選手権でも、欧州勢との対戦では4試合全勝1セットを落としたのみと圧倒的に強かったのに対し、それ以外の対戦では苦戦が目立つ。日本に2セットを奪った後3セットを連取され逆転負け、ペルーと最終セット25-23の死闘、台湾ともフルセットまでもつれた。最終順位は銅メダルだったものの、日本と同じ側で組み合わせに恵まれたことは確かだ。総当たり戦のワールドカップでは苦手のチームとも全て対戦しなければならない。

セルビア・ポーランドの両方にとって、アメリカが大きな障害となるだろう。トムとシコラが復帰したアメリカは、ここ2年ほどの守備が悪くミスの多いチームとは一変するはずだ。4年前のワールドカップあるいはアテネ五輪頃の強さに戻る可能性が十分にある。