今回ワールドカップは、イタリアの歴史的な圧勝で幕を閉じた。11試合でセットを失ったのもセルビア戦(フルセット突入)のみ、10試合にストレート勝ち。最後の2試合は正セッターのロビアンコを出さず、それでさえ、上位のキューバ・アメリカをストレートで下した。いかにロシア・中国がいなかったとはいえ驚くしかない。現行の12チーム総当たりになってから、失セット2は最少、2位に2勝の差が付いたのも初めてである。三大大会としても94年のキューバの全試合ストレート全勝優勝以来の完全に近い勝利となる。
MVPには出産を経て今シーズン復帰したジョーリが選出された。現在のイタリアはアゲロの印象がきわめて強いので、いささか意外に思えた。しかし、ジョーリはベストブロッカーも獲得しており、総得点もアゲロに迫っている。イタリアのバレーはまずブロックありき。そしてレシーブがきっちりセッターに返り、そこから多彩な攻めを展開する。そのイタリアバレーの象徴は、むしろセンターのジョーリかもしれない。
これを受けて、現状の各国の力はざっとこんなところか。
S...イタリア・ロシア・ブラジル
A+..アメリカ・中国
A...キューバ・セルビア・オランダ・ポーランド
A-..日本・ドイツ・トルコ
B+..韓国・ドミニカ
B...タイ・カザフ
日本は今回ワールドカップ7位で終了。見せ場といえばポーランド戦だけ、上位チームには厚い壁で跳ね返される場面ばかりだった。(二段トスになるととにかくシャットされる場面が極端に多い。まさに厚い壁)ロシア・中国・オランダが不参加だったことを考慮すれば、10番目になる。そして、日本より実力下位のドミニカ・ペルー・ケニアのうち2チームが大陸代表で五輪出場が決まることを考えると、日本のポジションは12番目、まさに五輪出場のボーダーライン上だ。
MVPには出産を経て今シーズン復帰したジョーリが選出された。現在のイタリアはアゲロの印象がきわめて強いので、いささか意外に思えた。しかし、ジョーリはベストブロッカーも獲得しており、総得点もアゲロに迫っている。イタリアのバレーはまずブロックありき。そしてレシーブがきっちりセッターに返り、そこから多彩な攻めを展開する。そのイタリアバレーの象徴は、むしろセンターのジョーリかもしれない。
これを受けて、現状の各国の力はざっとこんなところか。
S...イタリア・ロシア・ブラジル
A+..アメリカ・中国
A...キューバ・セルビア・オランダ・ポーランド
A-..日本・ドイツ・トルコ
B+..韓国・ドミニカ
B...タイ・カザフ
日本は今回ワールドカップ7位で終了。見せ場といえばポーランド戦だけ、上位チームには厚い壁で跳ね返される場面ばかりだった。(二段トスになるととにかくシャットされる場面が極端に多い。まさに厚い壁)ロシア・中国・オランダが不参加だったことを考慮すれば、10番目になる。そして、日本より実力下位のドミニカ・ペルー・ケニアのうち2チームが大陸代表で五輪出場が決まることを考えると、日本のポジションは12番目、まさに五輪出場のボーダーライン上だ。