雑記帳(新居)

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全米オープン ドロー出ました

2012-08-25 11:15:00 | テニス
今シーズンは、短すぎる芝シーズンは別として、前哨戦で好成績を挙げた選手がそのまま本番グランドスラムも獲るという形が続いている。とすれば、全米オープン優勝の有資格者は、まずリーナ、次いでクビトバ、ケルバーとなる。
それにしても、夏場の北米ハードコートで「死んでる」ほうの代表格だったリーナとクビトバが、US Open series(北米ハードコートの前哨戦の成績合計で決まる)のトップを争うとは、1年前には予想もつかなかったことだ。

発表されたドローも考慮して、優勝候補を挙げてみると、セレナ本命は動かないとして、この程度の格付けだろうか。
◎: セレナ
○: アザレンカ
▲: クビトバ
△: リーナ、シャラポワ、ケルバー(本来は、リーナは対抗、ケルバーは単穴でもおかしくないが、ドローの厳しさを考慮してこの扱い)

今回は、第1シードを上として2/8の山だけやたらと激戦で、それ以外は適度にばらけている、というか、その分波乱の気配のない区画が多い。
1/8
アザレンカは今回北米ハードコートの前哨戦にほとんど出場せず(1回出てきて初戦で途中棄権のみ)、調子が定かではない。それでもベスト8進出前にアザレンカを脅かしそうな選手は見当たらない。今回は波乱の気配の感じられない区画がやたらと多いが、その一つ。しかし、冒頭にも書いたとおり隣がやたらと激戦区ということもあり、準々決勝以降は困難な対戦の連続になりそうだ。

2/8
再三書いているとおり、今大会大注目の最大激戦区。前哨戦好調のリーナに加えて、過去3年間の優勝者であるキムクリとストーサーまでこの区画に集中してしまった。リーナとキムクリはなんと3回戦で対戦。しかも、キムクリが勝ち上がればストーサーへの相性はよいが、リーナはストーサーとの相性が悪いという相性の問題が、事態をさらに複雑にしている。

3/8
シャラポワも今回北米ハードコートの前哨戦を完全にスキップ、調子がどの程度のものか読めないのだが、シャラポワが本来の調子であれば無風区。ウダンはいるが3年前のウダンではないだろう。

4/8
クビトバは北米ハードコートの前哨戦で好調、昨年までの苦手意識はなくなったと思ってよいだろう。ここもほぼ無風区。4回戦でパブリュチェンコワとの対戦が見込まれ、もつれるかもしれないという程度。
最大の波乱要因はクビトバの疲労の蓄積かもしれない。順調に進めば5週間連戦、しかも前哨戦3週間全てベスト4以上(この記事の執筆時点で)で全く間をおかずに全米オープンに突入する。

5/8
ウォズニアッキは、直前のニューヘブンの準決勝で、膝の負傷で途中棄権。果たしてこの影響がどの程度あるものか。(少なくとも、該当の準決勝の試合では、プレーに影響があったようには見えなかった。)その影響がないとしてもウォズニアッキでは微妙なところだが、かといって他に勝ち上がりの候補も見当たらない。泥沼区画。
ウォズニアッキが勝ち上がるとしても波乱があるとしても、準々決勝でセレナに対しては歯が立たないだろう。

6/8
セレナにとっても基本的にイージーなドローと思われる。本気を出すのは準決勝から先でよさそうだ。優勝に向けては、準決勝でケルバーとの対戦となる可能性が高く、ここがおそらく最大の山場。前哨戦と同じ食らい方はしないだろうが、ケルバーは、実力ももちろんあるし前哨戦好調を維持してきたしセレナにとってやりやすい相手でもないだろう。

7/8
2回戦でケルバー対ヴィーナスの対戦となる可能性が極めて高い。ここでケルバーが勝てば、ケルバーがそのままベスト4まで進む可能性が高い。ヴィーナスの場合は満身創痍なので、ベスト8あたりから先は誰が相手でも厳しいかもしれない。

8/8
この山も、ラドワンスカが本来の調子ならラドワンスカの勝ち上がりは確実とみていいところだ。しかし、ラドワンスカは前哨戦から肩の故障を抱えており、この故障はプレーに重大な影響があった。リーナ相手にほとんどゲームも取れず2連敗、直前のニューヘブンでは初戦で途中棄権。これが短期間で完全に回復するとも考えにくい。ラドワンスカが早期敗退した場合は混戦になる。(チブルコバ、ビンチ、ヤンコビッチあたりがいるので、泥沼ではない。)ただし、いずれにしても準々決勝で勝てる見込みは低い(特に相手がケルバーとした場合)。

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