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ベルリン大会

2006-05-17 22:50:55 | テニス
2時間48分の大熱戦の末、ペトロワが逆転でエナンを下して優勝!
German Open Final
(2) Nadia Petrova (RUS) d. (3) Justine Henin-Hardenne (BEL) 46 64 75

これでペトロワは出場3大会連続優勝、今年のクレーコートシーズンに入ってまだ負けがない。ロシア勢のティアI独占も依然として続いている。
ペトロワはこれでランク3位、シャラポワを抜いてロシア勢ではトップになった。Race to Championshipsでは2位で1位のモーレズモとも僅差である。しかし、あまりにも急に上がりすぎでそれほど強いという印象がわかない。
第1セット、開始直後はペトロワがいきなり2ゲームを連取する。しかし、その後はエナンが4ゲーム連取、その後は両方ともサービスキープが続いてエナンが逃げ切った。
第2セットも序盤は第1セットと同じ流れになった。ペトロワが2ゲームを先取し、エナンがすぐに2-2と追いついた。このセットは、ペトロワはそこで何とか流れを食い止めた。しかし、この後もペトロワはサービスゲームで極端に粘られた。ゲームポイントを握ってもなかなかゲームを取れず、エナンのブレークポイントも第5ゲーム以降に何度かあった。このセットのサービス本数は、エナンの25に対しペトロワは倍以上の56である。そうこうしているうちにエナンのペースに持っていかれて、試合終了だろうと思った。しかし、第9ゲームの何度とないデュースもペトロワはしのいだ。その後、第10ゲームに訪れたワンチャンスをものにしてペトロワが取り返した。
第3セットは、むしろエナンのサービスゲームでペトロワが粘ってプレッシャーをかける展開だったようだ。(筆者は、第3セット途中はライブスコアから離れていた)そして第12ゲームのエナンのサービスをペトロワがブレーク。難攻不落と思われたレッドクレーでのエナンをついに倒した。

デメはこの大会3回戦であえなく敗退…とはいえ、その相手はヒンギスである。いろいろな意味で「仕方がない」。2月のPPOのリベンジも見事に果たされてしまった。
今シーズンの女子テニスは、「誰が優勝するか」は混戦で予想が難しい一方、(今年に入ってからの)上位8選手が安定しており、他の選手が容易に割って入れない。
ペトロワ、シャラポワ、クズネツォワ、ディメンティエワ
エナン、クリステルス
モーレズモ、ヒンギス
ダベンポート、ピエルスあたりが戻ってきたときに、どの程度トップに太刀打ちできるかは未知数だが。

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