雑記帳(新居)

移転完了しました

全米オープン準決勝・エレーナ対ジェニファー

2004-09-11 18:47:56 | テニス
寝ブッチかつ録画予約もしていなかったため、見ることができたのは、ディメンティエワとカプリアティの対戦、第3セットのみである。
ディメンティエワのサーブは、さんざん言われているように貧弱きわまりない代物だ。100km/hを割るのは普通である。とにかくサーブを打つたびに冷や汗ものだ。この有様だから当然サービスをブレークされる確率はきわめて高い。
# ちなみにディメンティエワのストロークウィナーは、この試合最速で134km/h、サーブよりずっと速い(苦笑)
第3セット、ディメンティエワのサービスゲームは常に追い込まれていた。デュースの連続ブレークポイントの連続、それをひたすらしのぐという展開が続いた。このセットだけでカプリアティのブレークポイントは合計15回(ディメンティエワには7回)。ディメンティエワは4回にわたりカプリアティに先にブレークを許した。もうだめだといったい何度思ったことか。特に、第11ゲームのカプリアティブレークのときは、放送終了時刻も迫っていたためついにここまでかと覚悟した。しかしディメンティエワはそのたびにすぐブレークバックで追いついた。
カプリアティも自分のサービスゲームでショットのミスが出る。ディメンティエワは左足のけがのせいもあってまともなサーブが打てず、肝心の所でダブルフォルトもある。どちらもすごいショットも出るが平凡なミスも出る。流れを持続できない。1セットの中でも流れが小刻みに行き来する。そうでありながら、2ゲーム以上の差が一度もつかない。
そしてタイブレークへ。タイブレークはこれまでとは逆に、ディメンティエワがカプリアティのサーブを2本先にミニブレーク(5-2)。しかしカプリアティもすぐにディメンティエワのサーブを2本破り返した(5-4)。その直後、ディメンティエワがパッシングショットを決めて再度突き放し、6-5からバックハンドのウィナーを決めて決着をつけた。
最終セットだけで1時間26分、1セットでお腹いっぱいという壮絶な戦いになった。
1,3,7,11ゲーム: カプリアティブレーク->ディメンティエワが即ブレークバック
5,9ゲーム: ディメンティエワがキープ->カプリアティもキープ

この後杉山とのダブルスは棄権を余儀なくされた。これも楽しみにしていたのだが、ディメンティエワは左足に故障を抱えており、しかもこの激闘の後ではやむを得ない。

この試合を見ていて、ディメンティエワが積極的にネットプレーに出て行く場面が多いことに気がついた。今までにはなかったと思う。この準決勝、ディメンティエワのネットプレー回数は、カプリアティの倍の44回。この試合では安易にネットに出てカプリアティにチャンスを与える場面も多かったが、カプリアティにプレッシャーをかけていたことは確かだ。
モーレズモのとの準々決勝では、ネットプレー31回中29回ラリー獲得と、あり得ないほど効果的に決まっていた。

TBSの中継は相変わらずだめだめである。アナウンサーは噛みまくり、解説はしゃべりすぎ。さらに困ったのは、放送のカットのされ方が中途半端である。(それもなぜかディメンティエワの取ったゲームばかりカット。なおのことディメンティエワがいつも追い込まれているように見える。解説の内容と矛盾しまくり。)
第9ゲームあたりか、ゲームの途中からいきなり放送再開、しかも字幕では第8ゲームなのにサーブを打っているのはディメンティエワ(ディメンティエワのサーブは奇数ゲーム)。何がなんだか訳がわからなかった。CMの前は第7ゲームでディメンティエワがサーブをブレークされた。この時点でカプリアティ4-3。その割には、カプリアティが流れに乗れないとか解説者の言っていることがあわないので、ブレークバック成功したであろうことは見当がついたのだが。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿