桜が美しい季節になりました。
愛情のエネルギーについて、以前も記載したかもしれませんが、再度大切な事だと思うので書いてみます。
私たちが他者に愛情を求める時、その愛情がどういった種類の愛情であるか、考えた事はありますでしょうか?
皆様のお悩みを聞かせていただいておりますと、いつしか愛情と言うのは、フィーリング、つまり感情や感覚、共鳴や理解など、極めて心理的なエネルギーだと思いがちになります。
親から愛されていない、パートナーから、子供からその他、関わる方々から愛されてなく、1人孤独な人生だったとおっしゃる方にもよくお会いします。
よくよくお話を伺ってみますと、ほとんどの方が相手に求めている愛情は、上記の感情や感覚的なものです。
気持ちが通わない、価値観が違う、話が合わない、愛してもいないし、愛されてもいないとおっしゃられるのです。
愛情のエネルギーを大きくわけると、感情や感覚、お金、時間、空間の四つになると聞いた事があります。
この四つの全てを与えられることなく、今ここに存在されていらっしゃる方はおそらく1人もいらっしゃらないはずです。
私たちがここに今生きているという事は必ずこの四つの中の幾つもを与えられてきたからでしょう。
パートナーからの愛情を感じられないとおっしゃる方は、この四つのエネルギーの中の感情や感覚にフォーカスを強くされておられるのかもしれません。
パートナーからお金を与えられている、自分が自由に生活できる空間、時間を与えられているとするならば、パートナーから愛情をとてもたくさん与えられている事になりますね!
私たちの意識はどこか、錯覚を起こしていて、感情や感覚のみが愛情だと勘違いしてしまうのかもしれません。
かく言う私もこの事に気付き人生を振り返った時に、本当にたくさんの愛情を出会い関わってきた方から与えられてきたんだなと驚き、圧倒されるような思いになった事がありました。
特にこれまで、最も試練を与えてくれたと感じていた方々から、たくさんの愛情を与えられていたのだと深く理解しました。
愛される事なく今ここに存在している方は1人もいないはずです。
皆様も一度、人生を棚卸しし、この四つのエネルギーについて振り返ってみてくだされば幸いです。