
以前、「問題を才能に変える」という記事を書きました。
その補足になります。
「最大の才能は自分が問題と感じていたり、痛みを感じていた中にひっそりと眠っている」という場合が多いです。
本質と別人格の話にもなりますが、私たちのほとんどは、本質のエネルギーで生きて、周りからの軋轢などにより、問題や痛みを感じてしまい、それを回避するために、別人格を創っていきます。その後、ほとんどを別人格で生きていくため、本質の中にある才能に気付かないまま、人生を終えてしまいがちです。
本質というのは魂の傾向性にも、とてもリンクしています。
私はそれを魂のDNAと呼んでいます。
こんな方がいらっしゃいました。
この女性は、本質が瞑想体質で、いつも目に見えない世界と繋がり、メッセージを受け取ったり、1人で遊んだりしている子供時代でした。
しかし、成長するにつれ、周りからも変な子供だと言われ、そんな自分ではダメだと思い、一切表現することをやめ、外に意識を向けて、社交的になり、仕事でもリーダーシップを発揮するような立場になっていきました。
生活も豊かになり、それなりに幸せに暮らしていましたが、何か時折、自分には足りないような、大切な事を置き忘れているような、そんな毎日を送っていました。
そんな折、たまたま、仕事の昇進の件で、ご相談を受けたのですが、会話の中で、この女性の最大の才能はまだ生かされてないのではないかと感じたので、幼少期からの話を詳しく伺ってみました。
話の中で、彼女は、「そう言えば、最近は目に見えない世界からメッセージを受け取ることはなくなった、いつも忙しく、外側に意識が向いていた」という事に気づかれました。
「あなたの最大の才能をおそらく、ある時期から封印していたと思うので、もう一度、幼少期の自分を思い出してみてください、そして、一人でゆっくり自宅や、自然の中で瞑想する時間を持ってみてください。きっと何か、インスピレーションを受け取るはずですよ」とお伝えしました。
彼女はアドバイス通りに、やってくださって、その後、いろいろなメッセージを受け取るようになり、それを身近な人にもシェアしたり、最近では仕事でも生かせるようになってこられたようです。
何よりも、メッセージを受け取る事が、楽しく、生活がさらに豊かになってきたことが嬉しいと言われていました。
彼女の場合、前世では、巫女さんや占星術師などをやっていらっしゃって、そのような魂の傾向性がありました。ずっと目に見えない世界を専門にされていたわけです。
才能は、誰しも生まれてくる時に授かってくるのですが、周りや自分自身のダメ出しによってそれが封印されたままの場合もとても多いです。
私たちは、自分の才能に気づき、それを表現し、分かち合えた時に喜びを感じます。自分のためはもちろんですが、才能は周りを幸せにするためのものでもあるので、今からでも発見して、新しいチャレンジをしていけたらいいですね!