前回の記事を見てくださった方から、ご自分の体験と全く同じだったとご連絡をいただきました。
対極のエネルギーを感じる人に触れた時、私たちは最初に磁石のように惹かれ、時間の経過と共に抵抗が起きる、このメカニズムはとてもわかりやすいですね。
惹かれるのは、頭で考えた理性ではなく、本能のような、私たちの本質のエネルギーからのサインによってです。年齢とか、環境とか全く関係はありません。
しかし、時間の経過と共に、対極のエネルギーに対する抵抗が起き、何故かわからないけれど、最初に感じていた感覚を信じれなくなってしまい、相手から距離を置きたくなる。自分では何故かわからず混乱される場合も多いのではないかと思います。
多くの場合、これは、意識的にではなく、無意識に感じる事なので、自分から距離を置いたとは、全く感じないケースがほとんどでしょう。
私たちの意識は内面世界が反転して映し出されるので、このような場合、ほぼ100%に近く、相手から距離を置かれた、相手から見捨てられたと感じるのです。
しかし、この世界の法則から言って、自分が自分に距離を置かなければ、自分が自分を見捨てなければ、それは、外側に映し出されることはないのです。
言い換えれば、自分の本質が自分の別人格を拒否して見捨てなければ、外側に映し出されることはありません。
自分の本質とは、魂のDNAが持っている気質であり、7歳ぐらいまでは、その感覚で生きていける方がほとんどです。
別人格は生きていく上で、本質だけでは生きにくいので無理だと思ってある時期から創った人格です。
私たちは、自分が傷つかないように、耐え難い思いを感じないように、守るために別人格をいくつも創っています。
別人格に辛い感情を全て背負わせて、守ってもらってきたので、本質だけを大切にして、見捨てようとすると、強烈に暴れます。
スピリチュアルな学びをすると、よく本質のエネルギーで生きようといいますが、大抵の場合、最初は良くても途中で、うまくいかなくなるケースが多いのは、別人格に感謝もなく見捨ててしまい、反転した世界の中で、外側に投影された環境や人に自分自身が翻弄されるようになってしまうからです。
潜在意識の引き寄せなどをやってもなかなか現実が変わらないのも、同じですね。
このようなケースで、スピリチュアルな学びをやってきたにも関わらず苦しんでいる方をたくさん見てきました。
本質と別人格の両方あって、絶妙なバランスだと思います。内なる対極のエネルギーがあるのが当たり前なんですね。
内側の対極を愛することができた時に、外側の世界からも愛されるようになります。