甘えること、頼ること

セラピスト養成の説明会に昔、行った時、講師との面談がありました。

話をした後、その講師が私に言った言葉を今も忘れていません。「これからは、人に甘えることを学んでください」

その後、違うカウンセラーの所で、カウンセラーは、私に「あなたが幸せになる道は一つあります。もっと不良になりなさい！」このように言われて帰されてしまいました。

このセラピストの存在は私の人生の中で出会えた、ギフトだと今は感じています。彼らが、私に語った意味が、ふに落ちるまで時間がかかりました。

「甘えること」「不良になること」つまり、「頼ること」「時には人を困らせることもやること」その2つをやらないまま、大人になってしまった為、人に甘えること、困らせる事をやる事に抵抗がありました。

次第に私の周りには甘えてばかりの人や、困らせる事を平気でやれる人が、次から次へと途切れることなく現れてきたのです。1人いなくなった瞬間に次の人が現れました。また、驚いたのは、最初は頼り甲斐があり、親切な人が、どんどんわがままになっていくのです。

ある先生からは「ダメンズ製造機」とまで、酷いことも言われました。何故そうなるか、バランスの法則を学ぶまではわからなかったのです。

自分がやらないことばかりする人に囲まれるのは、この世界のメカニズムであり、バランスでした。

今は、その人達から、たくさんの事を学ばせてもらいました。自分がやれない事を平気でやれる人は、実は嫌うべき人でなく、自分のトレーナーかもしれません。